わたしはかもめ2023年鴎の便り(10月)

便

10月21日

CSファイナルS:オリックス3−2千葉ロッテ(京セラドーム)

オリックスが逃げ切った。1回に森が右越えに2ランを放って先制。6回は森の二塁打を起点に好機を広げ、杉本の左越え二塁打で加点した。宮城は緩急自在に球を操り、6回を4安打無失点と好投。阿部、山崎颯、平野佳とつないでリードを守った。ロッテは8回に藤原、9回にポランコのソロで反撃したが、あと一歩及ばなかった。

123456789R
千葉ロッテ0000000112
オリックス20000100x3

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[ロッテ]本塁打王ポランコ残留へ、すでに条件面含め交渉中[ニッカン]

ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手(32)が来季も残留濃厚であることが21日、分かった。球団関係者によると、すでに条件面などを含めて交渉中だという。

今季序盤はパ・リーグの投手に苦しんだが、6月に打率3割4分8厘、出塁率4割1分5厘と夏場から調子を上げた。8月には8本塁打と量産。7月16日の楽天戦、8月23日のソフトバンク戦でともに3発を放つなど、26発で本塁打王のタイトルも獲得した。シーズン2度の1試合3本塁打は12年バレンティン以来14度目。ロッテでは38年ぶり4人目の偉業だった。主に「4番DH」でレギュラーシーズン125試合に出場し、巨人時代の昨季から打率、打点、本塁打など数字的にも上回る活躍を見せた。

最優秀中継ぎのタイトルを獲得したルイス・ペルドモ(30)、C.C.メルセデス(29)、ルイス・カスティーヨ(28)の3投手や、マイク・ブロッソー内野手(29)との契約続行の有無に関しては、22日以降に検討していく。

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[ロッテ]CS同行の安田、藤原、山口ら若手10選手が24日からフェニックスリーグに合流[ニッカン]

ロッテは21日、CSファイナルステージで1軍に同行して若手10選手が24日から宮崎で開催中のフェニックスリーグに合流すると発表した。合流するメンバーは以下の通り。

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[ロッテ]佐々木朗希「出番が回ってくるかなと思って投げる準備はしていました」/一問一答[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(21)はCSファイナルステージで登板することなく、今季終了となった。この日はプロ入り後初めてのブルペン待機となったが、出番はなく終了。試合後に取材応対した佐々木朗の一問一答は以下の通り。

≫今季を振り返って。
佐々木朗
「前半はいい形で、シーズン後半は(チームに)あまり貢献できていなくてケガしてしまったので、そこら辺はすごくもったいなかったと思います。」
≫今日はプロ入り後初めてブルペン待機となった。
佐々木朗
「初めてだったので、いつも通り自分の準備をしながらやっていました。」
≫吉井監督からは、どういう状況だったら投げるなどの話はあった?
佐々木朗
「特に、そこは話していないです。」
≫CSファーストステージ初戦で登板して以降は、チームの試合をどのように見てきた?
佐々木朗
「すごい粘り強い試合が続いていたので、出番が回ってくるかなと思って投げる準備はしていました。」
≫CSでの登板は1試合だったが、この経験をどう生かしたい?
佐々木朗
「短期決戦の難しさだったり、面白さだったりを今回また新たに経験できたので、また次に同じような機会があったときに結果を出せれば良いと思います。」
≫今春に経験したWBCとは違う?
佐々木朗
「そうですね。」

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[ロッテ]今季の球団経営は「損益分岐点は上回る…つまり、黒字ですね」高坂球団社長が明言[ニッカン]

ロッテ高坂俊介球団社長(41)が試合後に取材に応じ、23年度シーズンの球団経営が黒字となる見通しを明かした。今シーズンを振り返る中で「営業的なことで言いますと、コロナ禍の3年間は経営としても苦しい時期が続いたんですけれども、今シーズンは、おかげさまで公式戦で損益分岐点は、何とか上回ることができそうだなと。つまり、黒字ですね」と明かした。

今季の主催試合での観客動員数は180万3994人で球団史上最多を更新した。「千葉ロッテマリーンズとしては今シーズン、実は初めて観客動員数が180万人を超えることが出来ました。本当にコロナ禍が終わり、声出し応援が戻ってきて、これだけ多くのファンの方に足を運んでいただいたというのはチームにとって本当に大きな力になったなと思っております」とファンに感謝した。

2位に滑り込んだレギュラーシーズンで観客動員が好調だったこともあり、黒字の見通しとなったことについて「球団単体としての黒字が見えましたし、ポストシーズンもしっかり興行することができましたので、コロナ禍からは脱却できたのかなという風には思っています」と話した。

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[西本聖]ロッテ佐々木朗希の“エース扱い”に疑問、他の投手は、納得しているのだろうか?[ニッカン]

野球の勝敗を分ける1番のポイントは、先発投手だと思っている。ロッテは右肘を痛めていた種市が、9月28日以来の先発。負けたら終わりの試合であり、シーズン終盤から先発の駒不足で苦しんできたチームの“台所事情”を象徴するような試合だった。

23日ぶりのマウンド。種市のような伸びのある真っ直ぐで勝負するタイプは、右肘の不安は大きなマイナスになる。投手はリリースする瞬間、指先でボールの上を押さえ込むようにしてスピンをかける。そのため、肘に不安があると押さえ込みが不十分になって抜けてしまい、高めに浮いてしまうからだ。

1回、森に先制2ランを浴びた。打たれたのは内角の真っ直ぐ。高めのボールゾーンであり、これを仕留めた森を褒めるべきだが、球速は145キロで少しだけシュート回転していた。種市にとって、本来の真っ直ぐではない。以降は2回と3回で3奪三振。手探りで投げていた初回が悔やまれる内容だったが、何とか先発するまで調整してきた心意気は感じられた。

それにしても、CSで投げたロッテの先発陣は苦しかった。ファーストステージからの投球回を順番に挙げる。

短期決戦7試合で最長が小島の6回1/3で、5回まで投げた投手が2人しかいない。ケガ人がいて苦しい状況なのは理解しているが、それでももう少しやりようがあった。

1番の問題は佐々木朗の起用法だろう。今試合までに短いイニングでも2度、先発できるならいい。1度だけで3回しか投げられないなら、ソフトバンクと勝負のかかった3戦目か、オリックスとの初戦になる4戦目が妥当だろう。吉井監督は十分、佐々木朗を大事に起用している。しかし、これほど登板メドが立たない状態なら、初戦の先発は回避させた方が良かった。個人的にも楽しみにしていただけに、残念だった。

結果、小島とメルセデス以外は先発の役割をこなせなかった。厳しい状況でシーズン2位を確保し、ここまで戦ったと思う。リリーフ陣はよく投げていた。ただ、実力は文句なしでも、エースのような扱いで佐々木朗を起用するのは、現時点でチームに支障をきたす可能性が高い。踏ん張って投げてきた他の投手は、納得しているのだろうか?

オリックスはコンディション不良で4戦目の先発になった宮城が6回無失点。万全な状況で先発させられる余裕がある。独走Vを飾ったオリックスと、何とかやりくりをしながらここまでたどり着いたロッテとの大きな差だった。

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[ロッテ]中村奨吾、主将としてチームの成長実感も「自分が貢献出来なかった悔しいシーズン」[ニッカン]

ロッテの下克上はならなかった。1勝3敗(オリックスのアドバンテージ含む)で迎えたパ・リーグCSファイナルステージ第4戦は、先発の種市篤暉投手(25)が3回2失点で降板する苦しい展開。打線は8回に藤原、9回にポランコが1発を放ち追い上げたが、あと一歩及ばず。ベンチ入りした佐々木朗希投手(21)も登板機会はないまま、23年の戦いを終えた。

中村奨吾内野手(主将として1年を振り返り)
「負けて終わってしまいましたけど、シーズンの中盤から最終戦だったり、CSファーストステージだったり、厳しい試合の中で勝ち切れたのはすごく大きいですし、前に進めたと思います。その中で自分がチームに貢献出来なかった悔しいシーズンでした。」

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[ロッテ]吉井監督、佐々木朗希に感じさせたかった重み「あれは予選で、ここからが本戦…」[ニッカン]

ロッテが終盤の追い上げ及ばず、オリックスに敗れてCSファイナルステージ敗退が決まった。試合後に高坂俊介球団社長(41)から来季続投が明言された吉井理人監督(58)の就任1年目も終了。この1年の総括とともに今季最後となった試合に佐々木朗希投手(21)をベンチ入りさせた意図などを話した試合後の一問一答は以下の通り。

≫CSファイナルステージを振り返って。
吉井監督
「まず、先発が本当に足りなかったんで、今日もブルペンデーだったんですけど、短期決戦では、こういう戦いはキツいなと思いました。」
≫佐々木朗をベンチ入りさせた。
吉井監督
「全然、使う気はなかったです。この雰囲気を、ブルペンの雰囲気を味わってもらって。彼は先発しか、したことがなかったので。ブルペンでは、どういうことが起こっているのか見てもらいたくて、ベンチに入れました。」
≫佐々木朗は試合前にブルペンで投球練習したと思うが、状態を確認したのか?
吉井監督
「違いますよ。それは関係ないです。今、言ったようにゲームでは使う気はなかったので、明日以降のゲームの調整というピッチングです。」
≫目の前でオリックスナインが喜ぶ姿を見たことは、選手にとって、いい経験となるか。
吉井監督
「それは、分からないです。彼らはどう考えているか、分からないですけども。負けは負けなので。どこで負けても、負けは負けなので、自分達が何が足りなかったのか、逆に何が出来たかというのもあると思うので、それをしっかり次のシーズンまでの期間に、みんなで振り返ってもらって次に生かしていきたいなと思います。」
≫今季やりくりしてきた先発陣は、来年へ向けて必要な部分は?
吉井監督
「来年に向けてというよりも、先発ピッチャーは1年間、中6日なら中6日でスキップしないで、しっかり元気な姿でマウンドに立って、勝つ負けるは別の問題として、ゲームの半分は投げられるというのがローテーションピッチャーの最低限の仕事なので。今年、それが出来たのは小島ぐらいなので、みんなそれができるように頑張って欲しいなと思います。」
≫オリックスのリーグ優勝を見届けた後、悔しさを感じて欲しいと言っていたが、佐々木朗をベンチ入りさせたのも悔しさなどを感じてもらいたかったから?
吉井監督
「というよりも、ポストシーズンの重みですよね。我々は、もちろんレギュラーシーズンを優勝するためにやっているんですけど、ちょっと言い方が間違っているかもしれないですけど、あれは予選みたいなもので、ここからが本戦で日本一になるというのが今の日本のプロ野球のルールなので。その重みを少しでも感じてくれたらなと思って。それと、ブルペンの雰囲気を味わってもらいたいと思ってベンチに入れました。」
≫今季はケガもあってシーズン通しては戦えなかった佐々木朗については、来年へ向けて、今季の経験をどうプラスに転じて欲しいか。
吉井監督
「それは分からないです。彼が、どう感じたか、まだ聞いていませんし。それはこれから、彼が色んなことを考えてやってくれると思うので、本当に朗希らしく、朗希のやり方でやって欲しいと思います。こちらは、それを見守るだけですし、もし間違った方向に行ったら、直してあげるヒントを出してあげるだけなので。」
≫打線は追い上げながら、あと1点が届かなかった。シーズンを通じて、あと1本が出ない部分は課題だと話していたが、来年へ向けて、どう克服していきたいか。
吉井監督
「それも分かりません。もう1回シーズン振り返って。今、言えることは、選手達は目いっぱい頑張ってくれたと思うので、こちら側の作戦がまずかったということだと思いますので、それも含めてしっかり振り返って、来年以降につながるようにやっていきたいと思います。」
≫今季奮闘した中継ぎ陣について。
吉井監督
「本当によく頑張ってくれたと思います。かなりキツい起用もしたと思うんですけど、最後までみんな、へこたれずに頑張ってくれました。」
≫監督就任1年目を振り返って。
吉井監督
「さっきも言いましたけど、ここで負けてしまったのは、自分が先発ピッチャーを最後まで持たせられなかったというのが1つと、攻撃面、野手のことに関してはやっぱ知らないことがたくさんあったので、あらためてもっともっと勉強していかないと、と思った1年でした。」

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[ロッテ]吉井監督、先発不足嘆く「本当に足りなかった」来季へ投手陣に成長求める[ニッカン]

ロッテの下克上はならなかった。1勝3敗(オリックスのアドバンテージ含む)で迎えたパ・リーグCSファイナルステージ第4戦は、先発の種市篤暉投手(25)が3回2失点で降板する苦しい展開。打線は8回に藤原、9回にポランコが1発を放ち追い上げたが、あと一歩及ばず。

ベンチ入りした佐々木朗希投手(21)も登板機会はないまま、23年の戦いを終えた。


来季続投のロッテ吉井監督が、CSファイナルステージの敗因を「先発が本当に足りなかった」と嘆いた。右肘炎症で離脱していた種市をぶっつけで先発させざるを得ず、3回2失点。「今日も(実質)ブルペンデーだったんですけれど、短期決戦でこういう戦いはきつい」。リーグ優勝決定時に続き、オリックスの歓喜を京セラドーム大阪で目の当たりにした。

14日のファーストステージ第1戦ソフトバンク戦に3回完全投球で体調不良から復帰した佐々木朗を、今ステージで使えなかったことも響いた。この日はベンチに入れたが、登板機会はなし。指揮官は「ポストシーズンの重みを感じてくれたらと。使う気はなかったです。この試合の雰囲気、ブルペンの雰囲気を味わってもらって。彼は先発しかしたことがなかったので、ブルペンではどういうことが起こっているのか見てもらいたくて入れました」。第5戦以降にもつれた場合の登板準備のために試合前にブルペン投球は命じたが、中5日で修羅場を投げ抜いた小島のような起用は出来なかった。

先発陣には「1年間、中6日でしっかり元気な姿でマウンドに立って、勝つ負けるは別の問題として、ゲームの半分は投げられるというのがローテーションピッチャーの最低限の仕事」と厳しく成長を求めた。一方、年間通じて決定力を欠いた打撃に関しては「野手のことは知らないことがたくさんあったので、もっと勉強していかないと」と自戒の念も口にし、来季の巻き返しを誓った。

種市(先発も初回に2ランを浴び3回2安打2失点)
「先発の仕事を果たせなくて申し訳ない。ホームランの前のフォアボールが1番いらなかった。」
藤原(8回先頭でチーム初得点となるソロ)
「大事な試合で出してもらったことは、(来季以降も)緊迫した試合でも思い切ったプレーが出来ると思う。」
ポランコ(1点差に迫る9回先頭の本塁打に)
「僕が出塁しないと何も始まらない。出塁することだけを考え良いコンタクト、甘い球を打ち返すイメージで結果的にホームランになりました。」

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[ロッテ]佐々木朗希の今季終了「すごいもったいなかった」CSファイナルステージ登板せず終戦[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手はベンチ入りしたが、CSファイナルステージは登板せずに1年を終えた。

WBCで世界一に輝くも、日本一には届かず。「短期決戦の難しさだったり、面白さだったりを今回また新たに経験できたので、また次に同じような機会があったときに結果を出せれば良いと思います」。前半戦は自己最速165キロをマークするなど7勝を挙げたが、後半戦は左脇腹肉離れや体調不良の影響で未勝利。「すごい、もったいなかった」と経験を来季につなげるつもりだ。

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[ロッテ]ポランコ残留へ思い吐露「とても愛情のある毎日を過ごした。ただ何も決まっていない」[ニッカン]

9回先頭で1点差に迫るソロ本塁打を放った今季パ・リーグの本塁打王、グレゴリー・ポランコ外野手(32)が来季もロッテでプレーしたい思いを吐露した。

来季またロッテでプレーしたいか聞かれ「本当に戻って来たいと思っています。このチーム、監督コーチ含め、みんなチームメートもスタッフも本当に僕を快く、気持ちよく受け止めてくれましたし、とても愛情のある毎日を過ごすことが出来ました。ただ来年のことに関してはまだ何も決まっていないです」と語った。

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[ロッテ]吉井理人監督が来季続投「リーグ優勝に吉井監督は欠かせない存在」高坂球団社長が明言[ニッカン]

ロッテ高坂俊介球団社長が試合後に取材に応じ、就任1年目の吉井理人監督(58)が来季も続投することを明言した。

高坂球団社長
「吉井監督には今シーズン、強い組織づくり、勝てるチームづくり、これを一生懸命、取り組んでいただきました。そうですね…目の前の1勝もそうなんですけど、フロントとして考えている数年先のチームづくり。これらも理解いただき、特に若い選手中心に辛抱強く選手と向き合っていただいたなと思っております。また、データサイエンスの領域も非常に理解の高い方なので、例えばアナリストの分析も積極的に耳を傾けていただくなど、特に近年、変化が著しい日本のプロ野球の戦いの中で、マリーンズの戦い方をしっかりアップデートしていただいたなと思っております。ですので、この千葉ロッテマリーンズがリーグ優勝を成し遂げるためには、吉井監督は欠かせない存在だと考えております。来シーズンも強い組織、勝てるチームづくりに取り組んでいただきたいと思っておりますし、監督本人にも、そのことは伝え、すでに承諾をいただいているというような状況です。続投です。」

球団が掲げる「25年に常勝軍団」のビジョンを吉井監督に託す意向が揺るがないことを明かした。

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[ロッテ]13年ぶり日本シリーズ出場の夢ついえる、先発種市篤暉が3回降板、打線も沈黙で完敗[ニッカン]

ロッテの13年ぶり日本シリーズ出場はついえた。オリックス先発宮城の前に得点を奪えず、序盤から主導権を握られた。

初回の先制パンチが痛かった。先発の種市篤暉投手(25)が2番西野に四球を出し、3番森に右翼席へ先制2ランを許した。3回2安打2失点で降板し「ここ数試合、中継ぎ陣の登板が多くて苦しい中で、3イニングしか投げることが出来ず申し訳ないです。負けられない試合で先に向こうに流れを渡してしまったことも反省点です」と悔やんだ。

打線は宮城の前に6回4安打で無得点に封じられた。宮城が降りた直後、森遼太朗投手(24)が6回1死三塁で杉本に左翼フェンス直撃の適時打を打たれ、3点目を献上した。

3点を追う8回先頭で藤原恭大外野手(23)がオリックス3番手山崎颯から右翼席にソロ本塁打。9回にはポランコのソロで1点差としたが、逆転するまでには至らなかった。

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[ロッテ]反撃ののろしだ!藤原恭大のソロで1点を返す[ニッカン]

ロッテが反撃ののろしだ。3点を追う8回先頭で藤原恭大外野手(23)がオリックス3番手山崎颯の代わりばなを捉えた。カウント2−1から153キロ直球を右翼席にたたき込み1点を返した。

藤原は「打ったのは真っ直ぐです。まずは1点何とかしたかったので、いい形で入ってくれて良かったです。2点差でまだまだチャンスはあると思うので、逆転できるよう頑張ります」と話した。

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[ロッテ]種市篤暉3回2失点、森に被弾「先に流れ渡してしまった」ぶっつけ本番の不安が現実に[ニッカン]

ぶっつけ本番の不安が、いきなり現実となった。

右肘炎症のため、シーズン最終盤に戦線離脱していたロッテ先発種市篤暉が、1回1死一塁で森に右翼へ先制2ランを献上した。チームに合流した20日には「CSファイナルを目指してリハビリしていた」と明かしたように約10日前に投球練習を再開。必死に状態を上げて間に合わせた23日ぶりの登板だったが、実戦勘を取り戻す前に捉えられてしまった。

故障明けの右腕はショートスターターとして3回2失点、54球で降板した。球団を通じて「ここ数試合、中継ぎの登板が多く苦しい中で3イニングしか投げることが出来ず、申し訳ないです」とコメントしたが、首脳陣も無理をさせるつもりはなかったはずだ。「負けられない試合で先に向こうに流れを渡してしまったことも反省点です」と乗り切りたかった立ち上がりだけが悔やまれた。

打線はレギュラーシーズン中から苦戦した宮城に抑え込まれた。村田打撃コーチは試合前に宮城の特長について「バッターが狙っているボール以外を投げるのが、すごく上手。その辺の観察力がすごい高いピッチャーなので、そこを悟られないように入らないといけない。そこが難しい。悟られやすいバッターばかりなので」と話したが、対策を立てて臨んでも、懸念通りに凡退が続いた。

6回まで投げた宮城から3ボールまで粘れた打者は誰1人、いなかった。テンポ、間合い、制球。どれも完璧な左腕から6回に先頭の荻野が二塁打で初めてチャンスメークも後続が凡退。その裏に3番手の森が3点目を失った。勝たなければいけない試合にベンチ入りさせた佐々木朗を起用するタイミングも見いだせないまま、3連覇のリーグ王者の試合運びに翻弄された。

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[ロッテ]種市篤暉が3回降板「申し訳ないですし、流れを渡してしまった」初回に先制2ラン被弾[ニッカン]

ロッテ先発の種市篤暉投手(25)が3回2安打4奪三振2失点で降板した。

「ここ数試合中継ぎ陣の登板が多くて苦しい中で、3イニングしか投げることが出来ず、申し訳ないですし、負けられない試合で先に向こうに流れを渡してしまったことも反省点です」。

9月28日の日本ハム戦で4回途中8失点後、同30日に右肘炎症のため、出場選手登録を抹消されていたが、CSファイナルステージにぶっつけ本番ながら間に合わせた。「もう全力でいくだけ」と臨んだ復帰登板だったが、初回に2番西野に四球を与え、3番森に2−2から内角高めの145球を右翼席に運ばれる先制2ランを浴びた。

2回以降はイニングをまたいで3者連続三振を奪うなど、今季自身初の10勝を挙げた実力を発揮したが、吉井監督は交代を決断した。

2番手には東妻勇輔投手(27)がマウンドに上がった。ブルペンには佐々木朗希投手(21)も待機している。

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[パCS]日本シリーズ王手オリックス9番に野口智哉、崖っぷちロッテは5番茶谷健太[ニッカン]

パ・リーグのCSファイナルステージ「オリックス−ロッテ」の第4戦スタメンが発表された。

[ロッテ]
1(右)荻野
2(遊)藤岡
3(左)石川慎
4(指)ポランコ
5(二)茶谷
6(三)安田
7(一)山口
8(捕)佐藤都
9(中)藤原
先発=種市
[オリックス]
1(中)中川圭
2(二)西野
3(右)森
4(指)セデーニョ
5(左)杉本
6(三)宗
7(捕)若月
8(一)ゴンザレス
9(遊)野口
投手=宮城

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[パCS]第4戦は好相性のオリックス宮城大弥vsロッテ勝ち頭10勝の種市篤輝/スタメン[ニッカン]

オリックスが3勝1敗と日本シリーズ進出へ王手をかけて迎える一戦。先発の宮城大弥投手(22)は今季ロッテ戦6戦登板で防御率1.06と好相性だ。一方で崖っぷちに立たされたロッテは、チーム勝ち頭の10勝を挙げた種市篤輝投手(25)が先発マウンドに上がる。9月下旬に右肘炎症で離脱した右腕がぶっつけ本番で阻止する。

両チームのスタメンは以下の通り。

[ロッテ]
1(右)荻野
2(遊)藤岡
3(左)石川慎
4(指)ポランコ
5(二)茶谷
6(三)安田
7(一)山口
8(捕)佐藤都
9(中)藤原
先発=種市
[オリックス]
1(中)中川圭
2(二)西野
3(右)森
4(指)セデーニョ
5(左)杉本
6(三)宗
7(捕)若月
8(一)ゴンザレス
9(遊)野口
投手=宮城

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[ロッテ]佐々木朗希がブルペン待機!崖っぷち大一番に勝負どころで中6日リリーフ登板も[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(21)が、リリーフ待機でベンチ入りした。オリックスに対し、アドバンテージを含む1勝3敗の状況で、10年以来の日本シリーズ出場へ勝たなくてはいけない崖っぷち。今月14日のファーストステージ第1戦ソフトバンク戦(ZOZOマリン)で体調不良明けにもかかわらず、3回完全投球を見せた165キロ右腕が、ジョーカーとしてスタンバイする。

佐々木朗は試合前練習では、ウオーミングアップ、佐々木千とのキャッチボール後、ブルペンで投球練習を行った模様だ。

20日の第3戦後、吉井理人監督(58)は状態や今後の起用について「今ちょっと本当に(登板可能か)ギリギリなので、明日(21日)彼と話して。行けるなら行って欲しいですけれど、そこはこっちが判断したい」と言及。「朗希は多分行く気満々でいると思うんですけれど、体を見て明日決めようと思います」と決断は21日に持ち越していた。

先月24日に発熱などの体調不良で同日のソフトバンク戦を登板回避し、抹消された。回復に時間がかかり、27日ぶりにイニング数限定で復帰登板。結果を出してチームを勢いづけたが、反動も大きかったようだ。ファイナルステージ開幕前日の17日に、指揮官は「まだ、何か放牧に出た馬みたいに、あっちこっち自分の好きなようにやっていますよね」と登板後の状態が完全でないことも明かしていた。

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元ロッテ、オリックスのセラフィニが殺人容疑で逮捕、自身の義父殺害か、義母への殺人未遂容疑も[ニッカン]

ロッテとオリックスでプレーしたダン・セラフィニ元投手(49)が20日(日本時間21日)、殺人容疑で逮捕されたとニューヨーク・ポスト電子版など複数の米メディアが伝えた。

2021年6月にカリフォルニア州で、当時70歳のロバート・グレイ・スポア氏が自宅で銃で殺されているのが発見され、セラフィニが容疑者として浮上。また、当時68歳のウェンディ・ウッドさんの殺人未遂事件の容疑もかけられている。この2人の被害者は、セラフィニの義父母だという。また共犯者の女性も同時に逮捕された。

セラフィニは96年にツインズでメジャーデビューし、7年間でメジャー6球団でプレーし通算104試合に登板、15勝16敗1セーブ、防御率6.04。04年から2年間ロッテ、06年から2年間オリックスに所属し、日本プロ野球では通算74試合に登板、18勝17敗1セーブ、防御率4.13だった。WBCではイタリア代表として09年と13年の大会に出場した。

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[パCS舞台裏]益田直也選手会長「谷保さん、すみません、お疲れさま、ありがとう」/10・21[サンスポ]

「谷保(たにほ)さんのためにも」−。ロッテナインのCSファイナルステージでの合言葉だった。

敗退決定後、益田直也選手会長(33)は「谷保さんには申し訳ない気持ちでいっぱい。やれることはやったが、実力が足りなかった。もう1度、マリンに戻ることができなくてすみません。でも、その前に『お疲れさまでした。本当にありがとうございました』と言いたい」と声を絞り出した。

ZOZOマリンスタジアム場内アナウンス33年、1軍公式戦2100試合を担当した谷保恵美さん(57)。今季限りでの卒業を決断した中、チームは10日のレギュラーシーズン最終戦に勝って2位でCS進出。谷保さんのアンコール公演≠ニもなったソフトバンクとのファーストステージを幕張の奇跡≠ニ呼ばれた劇的な延長サヨナラ勝利で突破した。

アナウンスの際に書き続けてきた50冊以上のスコアブックなどが置いてある放送室は片付けないまま、日本シリーズに備えていた谷保さん。ダブルアンコール≠ヘ実現しなかったが、選手は帰京後に33年分のありがとう≠伝える。

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佐々木朗希、ブルペン待機もファイナルS出番なく…ロッテ終戦、プロ4年目「前半はいい形も…すごくもったいなかった」[サンスポ]

崖っぷちから再びミラクルを起こすことはできなかった。ロッテ・吉井理人監督(58)は、引き分け以下で敗退が決まる負けられない一戦で、佐々木朗希投手(21)をブルペンで待機させた。総動員で戦う構えを見せたが、右腕は登板機会がないまま終戦。指揮官は悔しさをにじませた。

「自分達に何が足りなかったか、逆に何ができたか。しっかり振り返って次のシーズンに生かしていきたい」。

苦手とする左腕の宮城を打線が攻略できなかった。投手交代後に藤原、ポランコのソロで2点を取るのがやっと。プロ入り後初めてブルペンで待機した佐々木朗は「いつも通り、自分の準備をした」と臨戦態勢を整えたが、1度もリードした展開をつくれず、出番はこなかった。吉井監督は佐々木朗をベンチ入りさせた理由について「(短期決戦の)重みを経験して欲しかった」と説明した。

令和の怪物≠ヘ、先発して3回をパーフェクトに抑えた14日のソフトバンクとのCSファーストステージ第1戦が今季最後の登板となった。15試合に登板し、7勝4敗、防御率1.78でプロ4年目を終え「前半はいい形で入れたけど、後半はけがで離脱してしまったので、すごくもったいなかった」と総括した。

下克上への挑戦は終了。就任1年目の吉井監督は「ここで負けてしまったのは、自分が先発投手を(シーズン)最後までマウンドに立たせられなかったのと、野手に関して知らないことがたくさんあったから。改めてもっと勉強しないといけない」。悔しさをかみしめ、来季を見据えた。

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ロッテ・荻野貴司&角中勝也、現役続行、ともに練習に取り組む姿勢など若手の手本に[サンスポ]

21日に38歳の誕生日を迎えたチーム最年長の荻野貴司外野手と、36歳の角中勝也外野手が来季も現役を続ける見込みであることが21日、分かった。

来季がプロ15年目になる荻野は今季、左右の太もも裏の肉離れや発熱による離脱があり、50試合の出場で打率.240、1本塁打、19打点にとどまったが、勝負強さは健在。ソフトバンクとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでは、14日の第1戦で先頭打者弾をマークした。37歳11ヶ月での初回先頭打者本塁打はポストシーズンで史上最年長。存在感を示した。

来季がプロ18年目になる角中は今季、86試合に出場し、打率.296、39打点。本塁打数は自己最多9本を記録した。7月24日のソフトバンク戦ではオスナから代打逆転サヨナラ弾をマークするなど勝負強さが光った。

ともに練習に取り組む姿勢など、若手の手本になっている。

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ロッテ、ペルドモに残留要請、松本球団本部長「来季も戦力として考えています」[サンスポ]

ロッテがルイス・ペルドモ投手(30)に残留を要請していることが21日、分かった。松本尚樹球団本部長が「来季も必要と思っている選手については(シーズン)途中からやっています。その辺は来季も戦力として考えています」と明かした。

来日1年目のペルドモは今季、中継ぎとして53試合に登板。球団記録に並ぶ41ホールドを挙げ、最優秀中継ぎのタイトルを獲得した。

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ロッテ・佐々木朗希、待機の経験積む「今回新たに短期決戦の難しさや面白さを経験できた」[サンスポ]

ロッテ・佐々木朗希投手はブルペンで待機した。先発して3回無安打無失点だったCSファーストステージ第1戦以来のベンチ入りだった。「初めてのこと。いつも通りの自分の準備をしながら待っていた」と試合後に話した。吉井監督は「ゲームで使う気はなかった。彼は先発しかしたことがないので、ブルペンで何が起きているか、雰囲気を味わって欲しくて入れた」と意図を明かした。

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)制覇から始まった4年目が終わった。「シーズン前半はいい形で投げられたが、後半はけがであまり貢献できなかった。今回新たに短期決戦の難しさや面白さを経験できたので、次に同じような機会で結果が出せたらと思う」と冷静に語った。

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ロッテ・吉井理人監督は来季も続投、高坂俊介球団社長が明言[サンスポ]

ロッテ・高坂俊介球団社長(41)はオリックスとのクライマックスシリーズ・ファイナルSの敗退が決まった21日の試合後、吉井理人監督(58)について「チームがリーグ優勝するためには吉井監督は欠かせない。来季も続投です」と正式に明言した。

既に同監督からも承諾を得ている。その上で、同社長は「数年先のチーム作りということも理解していただき、若い選手を中心に辛抱強く向き合っていただいた」と評価した。

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ロッテは終盤のソロ2発も届かず終戦…種市のぶっつけ本番マウンドもオリックスの壁は高かった[サンスポ]

試合前の時点でオリックスのアドバンテージ1勝を含めて1勝3敗。崖っぷちに立たされたロッテはまさに総力戦で、リーグ3連覇の王者に挑んだ。先発は種市。右肘の炎症により、9月30日に出場選手登録を外れて、戦線離脱していたが、「CSのファイナルを目指して、リハビリしてきた」と勝負どころで戻ってきた。

レギュラーシーズン最終登板は9月28日の日本ハム戦(エスコン)。23日ぶりにぶっつけ本番でマウンドに上がり、3回54球を投げ、2安打2失点だった。1回1死一塁から3番・森に先制2ランを浴び「ここ数試合中継ぎの登板が多く、苦しい中で、3イニングしか投げることができず、申し訳ない。負けられない試合で先に向こうに流れを渡してしまったことも反省点」と悔やんだ。

ファーストSから20日のファイナルS第3戦までマウンドに上がったロッテの投手はのべ34人。投手の台所事情について指揮官が「ギリギリ」と話す状況で、3番手の森は秋季教育リーグ「フェニックス・リーグ」が行われている宮崎から20日に急遽合流。CS初登板で2回1失点と踏ん張った。

佐々木郎もブルペン待機。発熱による離脱からぶっつけ本番で、14日のソフトバンクとのファーストS第1戦を3回パーフェクトに抑えた。チームはは全てを注ぎ込んで必勝態勢を整えたが、打線がオリックス投手陣に沈黙する。

宮城の前に6回4安打で無得点。救援陣から8回に藤原、9回にポランコがソロを放ったが、あと1点が届かなかった。ファーストS第3戦で延長10回に3点差を跳ね返した逆転サヨナラ、ファイナルS第2戦の9回の逆転劇…。ミラクル劇を演じてきたロッテだったが、ついに力尽きて終戦した。2010年以来、13年ぶりの日本シリーズ進出はならなかった。

オリックスには2021年のファイナルSでも0勝3敗1分(アドバンテージ含む)で敗れた。今季レギュラーシーズンでも8勝15敗2分と大きく負け越したオリックスの壁はやはり高かった。

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ロッテ・種市篤暉が3回2失点で降板、「負けられない試合で先に向こうに流れを渡してしまった」[サンスポ]

日本シリーズ進出のためには、残り3戦全勝しかない崖っぷちで先発したロッテ・種市篤暉投手(25)が、1回に森に2ランを浴びるなど3回54球、2安打2失点で降板した。

「ここ数試合、中継ぎの登板が多く、(チームの投手事情が)苦しい中で3イニングしか投げることができず、申し訳ないです。負けられない試合で先に向こうに流れを渡してしまったことも反省点です」。

種市は右肘炎症で9月30日に出場選手登録を外れ、1軍マウンドは9月28日の日本ハム戦以来だった。プロ7年目の今季はキャリアハイの10勝を挙げたが、最後の白星は8月18日だった。

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ロッテ・佐々木朗希が崖っぷちのファイナルステージ第4戦でブルペン待機、救援登板すればプロ入り初[サンスポ]

ロッテ・佐々木朗希投手(21)がクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦のベンチに入った。佐々木朗は14日のソフトバンクとのCSファーストステージ第1戦(ZOZOマリン)で先発して3回41球を投げ、パーフェクトに抑えた。

佐々木朗がプロ入り後に公式戦で登板した試合は全て先発。救援で登板すれば、プロ入り後初となる。

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元ロッテ、オリックスのセラフィニ元投手、殺人容疑で逮捕[サンスポ]

ロッテとオリックスでプレーしたダン・セラフィニ元投手(49)が20日(日本時間21日)、殺人と殺人未遂の容疑で逮捕された。複数の米メディアが報じた。

報道によると、2021年6月5日、カリフォルニア州の自宅で、ロバート・グレイ・スポアさん(当時70歳)が銃で撃たれて死亡しているのを、駆けつけた保安官が発見。妻のウッドさん(当時68歳)も銃撃され、1年後に亡くなったという。この日、共犯のサマンサ・スコット容疑者(33)も逮捕された。

被害にあった2人はセラフィニ容疑者の義父母。監視カメラの映像に、事件の数時間前にフードをかぶり、バッグを背負って現場に向かう男性の姿が映っていたという。

セラフィニ容疑者は1996年から、ツインズなどメジャーで7年間プレーし、15勝16敗1セーブ。2004年からロッテでプレーし、05年には11勝(4敗)をマーク。同年の阪神との日本シリーズで、日本一を決めた第4戦で勝ち投手となった。オリックスにも2年間所属し、NPB通算4年で18勝17敗1セーブ。09年と13年のWBCにもイタリア代表として出場した。

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ロッテ・朗希投げずに終戦、初のブルペン待機も吉井監督「試合の雰囲気を経験」[スポニチ]

リーグ2位からの下克上を狙ったロッテの戦いが終わった。佐々木朗はプロ4年目で初めてブルペンで待機したが、出番がないまま終戦。「シーズン後半、あまり貢献できなかったので」と激動の一年を振り返った。

引き分けも許されない第4戦。先発投手陣が不足する中、吉井監督は右肘炎症から復帰した種市を“ぶっつけ”で先発させ、佐々木朗をベンチ入りメンバーとして登録。指揮官は試合後、その意図を明かした。

「今だから言いますけど、(佐々木朗を)ゲームで使う気はなかった。ただ、こういう試合の雰囲気を、ブルペンの雰囲気を経験して欲しかった」。

戦略的には切り札の存在を示すことで、相手に重圧をかけたかったのだろう。さらに、来季以降を見据え、CSにおける1試合の重みを肌で感じさせた。

「前半は良い形で投げられたけど、ケガをしてしまって、凄くもったいなかった」。

佐々木朗が振り返ったように、激動の一年だった。侍ジャパンの一員として3月のWBC優勝に貢献。4月は4試合で3勝を挙げたが、5月5日ソフトバンク戦で右手中指のマメの影響で降板すると歯車が狂い始めた。7月24日に左脇腹肉離れを発症。9月10日のオリックス戦で復帰したが、その後に発熱で3度目の離脱となった。

CSはファーストS初戦で先発したソフトバンク戦の3イニングのみに終わった。苦しい台所事情を招いたことは否めず、来季への課題を残した。令和の怪物は「短期決戦の難しさ、面白さを今回また新たに経験できたので、次に同じような機会があった時に結果が出せれば」と逆襲を誓った。

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ロッテ・ポランコが残留へ、球団37年ぶり本塁打王「戻ってきたい」[スポニチ]

ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手(32)が来季も残留する方向で交渉を進めていることが21日、分かった。来日2年目、巨人から移籍1年目の今季は打率.242も、26本塁打、75打点。浅村(楽天)、近藤(ソフトバンク)と並んで球団では1986年の落合博満以来37年ぶりの本塁打王に輝いた。

CSでもこの日も含めて2発を放ち、長打力を発揮。試合後には「状態が悪かったときもチームに支えられて立ち直ることができた」と感謝し、「本当に戻ってきたいと思っている」と続けた。野球に集中できる環境面を気に入っており、近く合意する見込みだ。

球団は53試合に登板して41ホールドで最優秀中継ぎ賞を獲得したルイス・ペルドモ投手(30)と、ポランコとともに巨人から移籍して4勝を挙げたC.C.メルセデス投手(29)にも残留を要請。ルイス・カスティーヨ投手(28)は未定、今季途中加入のマイク・ブロッソー内野手(29)は退団濃厚となっている。

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ロッテ吉井監督「使う気なかった」朗希をブルペン待機させた理由、「重みを感じてもらいたかった」[スポニチ]

パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦は21日、京セラドームで行われ、ロッテはオリックスに2−3で敗れ、2010年以来の日本シリーズ進出はならなかった。

ベンチ入りしたが、登板機会はなかった佐々木朗希投手(21)は「(ベンチ待機は)初めてだったので、いつも通り自分の準備をしながら待っていました」と語り、監督からどんな場面で行くかについては「(特に話は)なかった」と明かした。

チームが粘り強い戦いを見せる中「出番は回ってくると思って、ちゃんと投げられる準備はしていました」。しかし、チームは1点届かず終戦。自身もファイナルステージで投げることなく、オリックスの歓喜の瞬間をベンチで見つめた。

WBCから始まり、シーズン15試合に登板し7勝4敗、防御率1.78という成績で2023年を終えた21歳は「前半はいい形で投げられたんですけど、シーズン後半はあまり貢献できなかった」と振り返り、今回のポストシーズンでの経験を「短期決戦の難しさも楽しさも今回新たに経験できたので、次に同じような機会があったら結果を出せれば」と前を見据えた。

吉井監督は、佐々木朗のブルペン入りについて「ゲームでは、使う気はなかったです。このブルペンの雰囲気を味わってもらって。彼は先発しかしたことなかったので、ブルペンではどういうことが起こっているのかを見てもらいたくて、ベンチに入れました」と語った。

さらに「ポストシーズンの重みですよね。我々はもちろんレギュラーシーズン優勝するためにやっているんですけど、ちょっと言い方が間違っているかもしれないですが、あれは予選みたいなもので、ここからが本戦で日本一になるというのが、今の日本のプロ野球のルールなので。その重みを少しでも感じてもらいたくて。そしてブルペンの雰囲気を味わってもらいたいと思って、ベンチに入ってもらいました」と語った。

敵地に駆け付けたファンへのあいさつを終え、吉井監督と話しながら引き揚げた怪物右腕。ケガとも闘い、ポストシーズンで悔しい思いもした。佐々木朗希の2024年のさらなる進化が、ロッテのリーグ制覇、そして日本一につながる。

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ロッテ・吉井理人監督の来季続投決定、球団社長「既に承諾」吉井監督「改めてもっともっと勉強」[スポニチ]

パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦は21日、京セラドームで行われ、ロッテはオリックスに2−3で敗れ、2010年以来の日本シリーズ進出はならなかった。

勝つしかない一戦の先発は種市。9月28日の日本ハム戦以来、23日ぶりのぶっつけ登板となったが、初回は1死から西野に四球を与えると、続く森に対し、カウント2ボール2ストライクからの5球目、高めに浮いた145キロ直球を右翼席に運ばれ、先制点を許した。

9月30日に右肘炎症で戦線離脱していた種市は3回2失点で降板。4回以降は細かくつないで追加点を防いでいった。

しかし、打線がオリックス先発の宮城をとらえられなかった。今季は6試合の対戦で0勝3敗。その相手に対し、2点を追う4回に2死一、二塁の好機を築いたが、安田が左飛に倒れた。6回には先頭の荻野が左翼線二塁打で無死二塁としたが、藤岡が遊ゴロ、石川が三ゴロ、そしてポランコは空振り三振に倒れた。

6回に1点を追加され、3点差で迎えた8回、先頭の藤原がオリックス3番手の山崎颯の153キロ直球を振りぬき、右越えソロで1点を返した。さらに9回には、先頭のポランコが平野佳から右越えソロで1点差。意地を見せたが、あと1歩及ばなかった。

注目の佐々木朗希投手もベンチ入りしたが、登板はなし。ロッテの下克上はならなかった。

試合後、吉井理人監督(58)は「先発が本当に足りなかったので、今日もブルペンデーだった。短期決戦ではこういう戦いはきついなと分かりました」と語った。そして「ここで負けてしまったのは、先発ピッチャーを最後までもたせられなかったことが1つ。野手のことに関して、知らないことがたくさんあったので、改めてもっともっと勉強しなきゃいけないということを感じた1年だった」と総括した。

吉井監督について、高坂俊介球団社長(41)は「吉井監督には今シーズン、強い組織、勝てるチームづくりに取り組んでいただいた。数年先のチームづくりにも理解いただき、辛坊強く選手と向き合ってくれた。アナリストの分析にも積極的に耳を傾けてくれた。マリーンズの戦い方をしっかりアップデートしていただいた」と評価。「リーグ優勝を成し遂げるためには吉井監督は欠かせない存在。来シーズンも強い組織、勝てるチームづくりに取り組んでもらいたいと思ってますし、監督にも伝え、すでに承諾をいただいています」と語り「続投です」とした。

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ロッテ終戦、マリン名物場内アナ谷保さんの“延長戦”ならず…ネット「残業もここまで」「お疲れさま」の声[スポニチ]

パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦は21日、京セラドームで行われ、ロッテはオリックスに2−3で敗れ、2010年以来の日本シリーズ進出はならなかった。

ファイナルSを勝ち抜けば、日本シリーズで再び本拠地に戻れたが、その道はたたれた。今季限りで「卒業」する場内アナウンス担当・谷保恵美さんの声をもう1度聴きたいと。ネット上でも「延長戦」を願う声が多かったが、そのファンの思いも通じなかった。

試合中からリードを許すたびに、SNS上では「勝って谷保さんがいるZOZOマリンに帰りたくないんか?」「逆転して勝って勝って、谷保さんにもう一仕事して貰おうぜ!」などの声が上がった。

8回に藤原、9回にポランコがソロ本塁打を放って1点差まで詰め寄ったが、敗戦。SNSでは「谷保さん、本当の意味でお疲れ様でした!」「お疲れ様でした 谷保さんの残業もここまで…」「目の前で日本一を見て、アナウンスしてもらいたかった」などの声があふれた。

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ロッテ朗希、投げずに終戦「シーズン後半あまり貢献できなかった」ベンチで待機「初めてだったので…」[スポニチ]

パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦は21日、京セラドームで行われ、ロッテはオリックスに2−3で敗れ、2010年以来の日本シリーズ進出はならなかった。

ベンチ入りしたが、登板機会はなかった佐々木朗希投手(21)は「(ベンチ待機は)初めてだったので、いつも通り自分の準備をしながら待っていました」と語り、監督からどんな場面で行くかについては「(特に話は)なかった」と明かした。

チームが粘り強い戦いを見せる中「出番は回ってくると思って、ちゃんと投げられる準備はしていました」。しかし、チームは1点届かず終戦。自身もファイナルステージで投げることなく、オリックスの歓喜の瞬間をベンチで見つめた。

WBCから始まり、シーズン15試合に登板し7勝4敗、防御率1.78という成績で2023年を終えた21歳は「前半はいい形で投げられたんですけど、シーズン後半はあまり貢献できなかった」と振り返り、今回のポストシーズンでの経験を「短期決戦の難しさも楽しさも今回新たに経験できたので、次に同じような機会があったら結果を出せれば」と前を見据えた。

敵地に駆け付けたファンへの挨拶を終え、吉井監督と話しながら引き揚げた怪物右腕。ケガとも闘い、ポストシーズンで悔しい思いもした。佐々木朗希の2024年のさらなる進化が、ロッテのリーグ制覇、そして日本一につながる。

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ロッテ・ポランコ、去就については「まだ決まってない」も「本当に戻ってきたいと思っている」[スポニチ]

パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦は21日、京セラドームで行われ、ロッテはオリックスに2−3で敗れ、2010年以来の日本シリーズ進出はならなかった。

2点を追う9回の最後の攻撃。先頭で打席に立ったポランコは平野佳の2球目、高めに浮いた直球を右翼席に運んだ。1点差に詰め寄ったが、あと1歩、及ばなかった。

ポランコは「出塁することだけを考えていた。出塁して、いいコンタクト、甘い球だけを打ち返す。その結果、ホームランになった」と話した後「(今季は)このチームで優勝したかった。ただ、レギュラーシーズンに関して言えば、状態の悪い時も、このチームに支えられ、彼らのおかげで立ち直ることができて、結果的にホームラン王にもなれた。感謝したい」と振り返った。

「このチームに感謝しています。来シーズンは、まだ特に決まっていないですし、大変だった1年なので、まずは家族とゆっくり過ごして、その後に考えたい」とし「ロッテでプレーしたい気持ちは?」の問いには「本当に戻ってきたいと思っている。監督、コーチ含め、とても愛情のある日々を過ごすことができた。ただ、来年のことは決まっていない」と慎重に話した。

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ロッテ終戦、藤原、ポランコ弾もあと1点及ばず、佐々木朗希の登板なく10年以来の日本S進出ならず[スポニチ]

パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦は21日、京セラドームで行われ、ロッテはオリックスに2−3で敗れ、2010年以来の日本シリーズ進出はならなかった。

勝つしかない一戦の先発は種市。9月28日の日本ハム戦以来、23日ぶりのぶっつけ登板となったが、初回は1死から西野に四球を与えると、続く森に対し、カウント2ボール2ストライクからの5球目、高めに浮いた145キロ直球を右翼席に運ばれ、先制点を許した。

9月30日に右肘炎症で戦線離脱していた種市は3回2失点で降板。4回以降は細かくつないで追加点を防いでいった。

しかし、打線がオリックス先発の宮城をとらえられなかった。今季は6試合の対戦で0勝3敗。その相手に対し、2点を追う4回に2死一、二塁の好機を築いたが、安田が左飛に倒れた。6回には先頭の荻野が左翼線二塁打で無死二塁としたが、藤岡が遊ゴロ、石川が三ゴロ、そしてポランコは空振り三振に倒れた。

6回に1点を追加され、3点差で迎えた8回、先頭の藤原がオリックス3番手の山崎颯の153キロ直球を振りぬき、右越えソロで1点を返した。さらに9回には、先頭のポランコが平野佳から右越えソロで1点差。意地を見せたが、あと1歩及ばなかった。

注目の佐々木朗希投手もベンチ入りしたが、登板はなし。ロッテの下克上はならなかった。

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ロッテは最後まで諦めない、3点を追う8回に藤原が反撃の右越えソロ[スポニチ]

パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦は21日、京セラドームで行われた。ロッテは、この試合まで通算1勝3敗(オリックスのアドバンテージ1勝含む)で、引き分けでも敗退となる一戦に臨んだ。

先発は種市。9月28日の日本ハム戦以来、23日ぶりのぶっつけ登板となったが、初回は1死から西野に四球を与えると、続く森に対し、カウント2ボール2ストライクからの5球目、高めに浮いた145キロ直球を右翼席に運ばれ、先制点を許した。

9月30日に右肘炎症で戦線離脱していた種市は3回2失点で降板。4回以降は細かくつないで追加点を防いでいった。

しかし、打線がオリックス先発の宮城をとらえられなかった。今季は6試合の対戦で0勝3敗。その相手に対し、2点を追う4回に2死一、二塁の好機を築いたが、安田が左飛に倒れた。6回には先頭の荻野が左翼線二塁打で無死二塁としたが、藤岡が遊ゴロ、石川が三ゴロ、そしてポランコは空振り三振に倒れた。

6回にも追加点を許し、3点差で迎えた8回だった。この回先頭の藤原がオリックス3番手の山崎颯の高めに浮いた153キロ直球を右翼席に運んでようやく1点を返した。

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勝つしかないロッテ、先発の種市は3回2失点で降板、23日ぶりの登板で森に痛恨の先制被弾[スポニチ]

ロッテの種市篤暉投手(25)が21日、勝利以外は終戦となるクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦(京セラD)に先発。崖っぷちの一戦でのマウンドは、9月28日の日本ハム戦以来、23日ぶりのぶっつけ登板となった。

初回は1死から西野に四球を与えると、続く森に対し、カウント2ボール2ストライクからの5球目、高めに浮いた145キロ直球を右翼席に運ばれ、先制点を許した。

2回は3者凡退、3回は1死から中川に右前打を許したが後続を抑え、4回からは2番手の東妻につないだ。種市は3回、54球を投げ2安打2失点で4奪三振だった。

9月30日に右肘炎症で戦線離脱していた種市は「ファイナルステージを目指してリハビリをしていた。100%です」と強調。離脱するまでに10勝を挙げた右腕はCS初登板に「いつも通り投げたい」と話していたが、初回の森への投球が痛恨の1球となってしまった。

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勝つしかないロッテ、佐々木朗希がベンチ入り、初の救援登板はあるのか[スポニチ]

パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦は21日、京セラドームで行われる。ロッテは、この試合まで通算1勝3敗(オリックスのアドバンテージ1勝含む)で、引き分けでも敗退となる。

勝つしかない一戦で佐々木朗希投手がベンチ入りした。試合前練習では、外野でキャッチボールを行った後にベンチ裏へ。吉井監督、黒木投手コーチもベンチ裏へと姿を消した。ベンチのモニターは消されていたため、ブルペンの様子は分からなかった。

佐々木朗はCSファーストステージ第1戦となった14日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)に先発。9月下旬の体調不良からライブBPなど実戦形式の登板も行わない“ぶっつけ”で9月17日の西武戦以来の登板となったが、3回パーフェクト投球で、最速162キロを記録していた。

吉井監督は20日に佐々木朗の今後について「明日(21日)彼と話して判断したい」と話していた。

佐々木朗はCSを含め、救援登板は1度もない。

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ロッテ、オリックスでプレーした元投手セラフィニが義父の殺人容疑で逮捕、義母の殺人未遂容疑も[スポニチ]

04〜07年途中までロッテ、オリックスで投手としてプレーしたダン・セラフィニ氏(49)が殺人容疑で逮捕されたと20日(日本時間21日)、複数の米メディアが報じた。

21年6月にカリフォルニア州ノース・レイク・タホの自宅で当時70歳の義父ロバート・ゲイリー・スポアさんが銃弾によって死亡した事件の容疑者として、20日早朝に逮捕された。当時68歳の義母ウェンディ・ウッドさんの殺人未遂の容疑でも起訴されているという。ウッドさんは銃撃後に重体となり入院し、一命を取り留めたが、10カ月後に自殺している。

共犯の女性、サマンサ・スコット氏(33)も逮捕され、現時点でセラフィニ氏との関係性は明かされていないが同州プレイサー郡の保安官事務所は「容疑者は互いに知り合いだった」と声明を発表した。

150キロ近い速球とスライダー、チェンジアップが武器だった左投手のセラフィニは96年にツインズでメジャーデビュー。その後、カブス、パドレスなど計6球団で通算104試合に登板し。15勝16敗1セーブ、防御率6.04。

04、05年はロッテ、06〜07年途中までオリックスに所属し、NPBでは通算74試合に登板し18勝17敗1セーブ、防御率4.13。イタリア系米国人でワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ではイタリア代表として09年と13年の大会に出場した。

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[ロッテ]佐々木朗希、初のブルペン待機も出番なし「投げる準備はしていた」[報知]

プロ入り後初のブルペン待機も出番なく、ロッテ・佐々木朗のシーズンは終了した。「すごい粘り強い試合が続いていたので、出番は回ってくるかなと思って投げる準備はしていた」と右腕。しかし吉井監督は「ゲームで使う気はなかった。ポストシーズンの重みとブルペンの雰囲気を味わってもらいたいという意味で入れた」とベンチ入りの経緯を説明した。

試合前練習ではブルペン入りするなど、第6戦での登板も視野に入れ調整を続けていた。指揮官は「これから色んなこと考えてやってくれると思うので。朗希らしく朗希のやりかたでやって欲しい」と来季に向けた糧とすることを願った。

3月のWBCから始まり、15試合に登板して7勝4敗、防御率1.78をマークも後半戦は左脇腹の肉離れや発熱で2度の離脱。「前半、良い形で入れたけど、後半あまり貢献できなかった。そこら辺はもったいなかった」と無念さをにじませた。それでも「短期決戦の難しさだったり、面白さは新たに経験できた。次同じような機会があった時に結果出せればいいかな」と、リベンジへ来季を見据えていた。

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[ロッテ]吉井理人監督が敗因を分析「先発が足りなかった。短期決戦でこういう戦いはキツいなと」[報知]

ゲームセットが告げられるとロッテナインは悔しそうに唇をかみ締めた。総力戦での望みも届かず敗戦。9月20日の直接対決で敗れてリーグ3連覇を決められたオリックスに、またも目の前で歓喜を許した。

「先発が足りなかった。(第3戦に続き)今日もブルペンデーだったけど、短期決戦でこういう戦いはキツいなと思った」と敗因を分析した吉井監督。この日は右肘の炎症で離脱していた種市がぶっつけで先発も森に2ランを被弾し、3回2失点。計6投手をつぎ込んだが踏ん張れなかった。打線は9回にポランコのソロで1点差まで迫ったが、わずかに及ばなかった。

チームは今季限りでZOZOマリンの場内アナウンスを卒業する谷保恵美さんの元には戻れなかった。「負けてしまったのは自分が先発投手を最後まで持たせられなかったのと、野手に関して知らないことがたくさんあった」と指揮官。続投が正式に決まった来季、必ずリベンジする。

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[ロッテ]ポランコが来季残留濃厚、松本球団本部長「来季の戦力として考えている」[報知]

ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手(32)の来季残留が濃厚であることが21日、分かった。

巨人から今季ロッテに入団し、125試合に出場。後半戦から4番に定着して26本塁打、75打点をマークした。球団では1986年の落合博満以来37年ぶりとなる本塁打王のタイトルを獲得し、チームのシーズン2位に貢献した。CS最終Sでオリックスに敗退したが、この日も9回に右中間へのソロを放つなど存在感を見せた。

試合後にポランコは「本当に戻ってきたいと思っている。ただ来年のことはまだ何も決まってない」と強調したが、松本球団本部長は「頑張ってくれた。来季の戦力として考えている」と明かし、今季の年俸1億8000万円に上乗せして残留交渉をしていく見込み。また42ホールドポイントで最優秀中継ぎのタイトルを獲得したペルドモについても、来季残留へ向け今後話し合いを進める予定だ。

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[ロッテ]吉井理人監督の来季続投発表、高坂俊介球団社長「まずはリーグ優勝を」[報知]

ロッテの吉井理人監督(58)が来季も引き続き指揮を執ることになった。来季が就任2年目。高坂俊介球団社長がオリックスとのCS最終S第4戦後に発表し「まずはリーグ優勝を勝ち取って欲しい。球団としてもサポートしたい」と語った。

吉井監督は今季、18年ぶりのリーグ優勝は逃したが石川歩や高部ら主力を欠きながらも、昨季の5位から2位浮上と、CSファイナルステージ進出に導いた。球団もその手腕を高く評価。昨オフに結んだ複数年契約通りに続投となった。

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[ロッテ]佐々木朗希、CS最終Sは出番なしで終戦「シーズン後半あまり貢献できなかった」[報知]

アドバンテージを含め1勝3敗でCS最終S第4戦に挑んだロッテはオリックスに2−3で敗戦。オリックスに日本S進出を決められ、終戦した。この日ブルペン待機でベンチ入りしていた佐々木朗は出番がなかった。

試合後に取材に応じた右腕は「シーズン後半あまり貢献できなかったので、前半良い形で入れたけど後半ケガで離脱してしまった。そこら辺はもったいなかったかなと思う」と今季を振り返った。

ベンチ入りしたことについては「初めてだったのでいつも通り自分も準備しながら(出番を)待ってました」と明かした。

CS第1ステージ第1戦では3回完全投球。チームは奇跡的な逆転劇もあって、ここまでコマを進めてきた。勝ち続ければ第6戦での先発可能性もあり、この日はブルペンで調整した。「すごい粘り強い試合が続いていたので、出番は回ってくるかなと思って投げる準備はしていました」と朗希。「短期決戦の難しさだったり、面白さは今回新たに経験できたので、また次同じような機会があったときに結果を出せれば良いかなと思います」と来季へ向け、意気込んだ。

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[ロッテ]1点差届かず終戦…藤原、ポランコのソロで反撃も日本S進出逃す、佐々木朗希は出番なし[報知]

アドバンテージを含め1勝3敗でCS最終S第4戦に挑んだロッテはオリックスに2−3で敗戦。オリックスに日本S進出を決められ、終戦となった。

この日は右肘の炎症で離脱していた種市がぶっつけ登板。だが初回1死一塁から森に痛恨の2ランを被弾するなど54球を要し3回2失点で降板。その後は東妻にバトンをつなぎ無失点で切り抜けるも、3番手・森が6回1死三塁から杉本に左翼フェンス直撃の適時二塁打を浴び1失点。7回は東條と坂本、8回は沢田が無失点投球で望みをつないたが、打線はシーズンでも苦しめられた先発・宮城にこの日も6回まで無得点に封じられた。3点を追う8回には藤原の右翼席へのソロ、9回にはポランコが右中間へのソロで反撃したが、あと1点が届かずオリックスに逃げ切られた。

吉井監督就任1年目となった今季はレギュラーシーズンで4度のブルペンデー、20日のCS最終S第3戦でも異例のブルペンデーなど様々な“吉井マジック”で勝ち星をもぎ取り、昨季5位からレギュラーシーズン2位に浮上。2年ぶりのCSに出場しここまで勝ち上がってきたが、3連覇を成し遂げたオリックスに阻まれた。

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元ロッテ、オリックスのセラフィニが殺人容疑で逮捕、05年日本シリーズで勝利投手[報知]

ロッテ、オリックスで計4年間プレーしたダン・セラフィニ元投手(49)が20日(日本時間21日)、米ネバダ州ウィネマッカで逮捕されたと複数の米メディアが伝えた。

カリフォルニア州プレイサー郡保安官事務所によると、2021年6月に同州で起こった当時70歳の男性の殺人に関しての容疑。また、68歳女性の殺人未遂についての容疑もかけられている。2人の被害者は義理の父母だという。

左腕のセラフィニは1992年1巡指名でツインズと契約。メジャーでは7シーズンで104試合に登板し15勝16敗1セーブ、防御率6.04。日本では74試合で18勝17敗1セーブ、4.13。05年にはロッテの優勝に貢献し、阪神との日本シリーズ第4戦に先発し勝利投手になっている。帰国後はマイナーなどを転々。2013年まで現役を続けていた。また、WBCにはイタリア代表で09年と13年の大会に出場した。

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[ロッテ]ぶっつけ先発の種市篤暉は3回2安打2失点、4奪三振の力投も森友哉に2ラン被弾[報知]

ロッテは、右肘の炎症で離脱していた種市篤暉投手が先発。9月28日の日本ハム戦(エスコン)以来となる実戦登板で、3回2安打2失点だった。4奪三振と力投したが、森に一発を浴びた。

初回、1死から西野を四球で出すと、続く森にボール気味の高め直球を右翼スタンドまで運ばれた。先制の右越え2ランで、2点のリードを許した。

それでも2回1死から若月、ゴンザレスを連続三振に仕留めると、3回先頭の野口もフォークで空振り三振。3者連続三振を奪った。

3回を投げ終え54球となり、リードを許したままリリーフ陣に後を託した。

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[ロッテ]佐々木朗希がベンチ入り、リリーフ登板となればプロ入り後初[報知]

ロッテの佐々木朗希投手が京セラドームで行われるCSファイナルステージ第4戦でベンチ入りした。ロッテはアドバンテージ含む1勝3敗で、この日負けるか引き分けなら敗退となる。

試合前練習ではキャッチボールなどを行った後にベンチ裏へ下がった右腕。この時、吉井監督や黒木投手コーチもベンチ裏へと下がっていた。20日の試合後、吉井監督は朗希について「いけるならいって欲しい。朗希は行く満々でいると思うんですけど。彼と話して判断したい」と説明していたが、ブルペン待機でベンチ入りした。救援登板となればプロ入り後初となる。

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オリックス・宮城大弥−ロッテ・種市篤暉…スタメン発表[報知]

[ロッテ]
1(右)荻野、2(遊)藤岡、3(左)石川慎、4(指)ポランコ、5(二)茶谷、6(三)安田、7(一)山口、8(捕)佐藤都、9(中)藤原、投=種市
[オリックス]
1(中)中川圭、2(二)西野、3(右)森、4(指)セデーニョ、5(左)杉本、6(三)宗、7(捕)若月、8(一)ゴンザレス、9(遊)野口、投=宮城

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ロッテ・吉井監督、今季終戦「先発足りなかった」、朗希ベンチ入りも奇跡再び起こせず[デイリー]

激戦が終わった。ロッテ・吉井理人監督(58)は「先発が本当に足りなかった。今日もブルペンデーだったんですけど、短期決戦ではこういう戦い方はきついなと思った」と振り返った。

“緊急招集”を受け、20日に急遽大阪入りした種市が先発した。右肘の炎症から復帰し「100%です」と意気込んでいたが、初回にいきなり捕まった。1死一塁から森に先制2ランを浴び「負けられない試合で先に流れを渡してしまった」。同日に合流した森も、2本の長打で追加点を許した。

CSファイナルSの4試合では、延べ23人の投手を投入。この日は第6戦までもつれた場合に先発とみられていた佐々木朗もベンチ入り。「初めてだったので、いつも通り自分の準備をしていた」と、総動員で戦うブルペン陣に加わったが、指揮官は「ゲームに使う気はなかった。ブルペンではどういうことが起こっているのか見てもらいたかった」と説明。“令和の怪物”に、成長への1ピースを与えた。

14日のCSファーストS・第1戦での先発以降も「出番が回ってくると思っていた」と準備をしていた右腕。2度目のマウンドに立つことなく終戦となったが「短期決戦の難しさや面白さは新たに経験できた。また次に同じ機会があった時に、結果を出せれば」。来季は万全な状態でリベンジする。

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ロッテ・吉井監督、来季続投が決定、村田修一打撃コーチら首脳陣ほぼ全員が留任へ[デイリー]

ロッテ・吉井理人監督(58)が来季も続投することが21日、決まった。今季は複数年契約の1年目。負傷離脱者が多かったが、昨季の5位から2位と順位を上げた。高坂俊介球団社長(41)が「リーグ優勝を成し遂げるためには欠かせない存在。既に承諾はいただいている」。若手選手の育成やチームマネジメントが高く評価されての続投となった。

また、村田修一打撃コーチ(42)をはじめとする首脳陣はほぼ全員が留任する見込み。ただ、役職変更や、1軍、2軍の垣根を越えて配置転換される可能性もある。

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ロッテがポランコと残留交渉、本人は「本当に戻ってきたい」、条件合意に至らなければ他球団流出も[デイリー]

ロッテが、グレゴリー・ポランコ外野手(32)と残留交渉を行っていることが21日、分かった。ポランコは今季、巨人からロッテに移籍。レギュラーシーズンでは125試合に出場し、26本塁打で本塁打王に輝くなど、チームのリーグ2位に大きく貢献した。

この日のCSファイナルS第4戦では9回にソロ弾を放ち「本当に戻ってきたいと思っている。みんな僕を快く受け入れてくれた」と残留を望んだ。現在球団は、金額面で話し合いを進めているが、合意に至らない場合は他球団流出も考えられる。

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ロッテ・吉井監督に来季続投要請、「既に承諾は頂いてます」と高坂球団社長、吉井監督「どこに負けても負けは負けなんで」[デイリー]

ロッテの高坂球団社長が試合後、吉井監督の来季続投を明言した。高坂社長は「吉井監督には強い組織づくり、勝てるチームづくりを一生懸命取り組んで頂きました。数年先のチームづくりを理解頂き、特に若い選手を中心に辛抱強く向き合って頂いた。千葉ロッテマリーンズがリーグ優勝を成し遂げるためには、吉井監督は欠かせない存在だと考えています。ですので、来シーズンも強い組織、勝てるチームづくりに取り組んで頂きたいと思っていますし、監督本人にもそのことは伝え、既に承諾は頂いています」と話した。

高坂球団社長は惜しくもリーグ優勝は逃したものの、「選手、スタッフはチーム一丸となって戦ってくれたと思っています」と、レギュラーシーズン最終戦に勝利して2位となり、本拠地でのCSファーストSを勝ち上がった点について高く評価した。

吉井監督は「先発が足りなかった。短期決戦でこういう戦い方はキツイなと思いました」と、1勝4敗で日本シリーズ進出の道を閉ざされたファイナルSを振り返ると同時に、「どこに負けても負けは負けなんで。自分達が何が足りなかったか。逆に何ができたか。それを次のシーズンまでにみんなで振り返ってもらって、次に生かしたいなと思います」とオリックスの4連覇阻止を高らかに誓っていた。

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ロッテ吉井監督の続投発表、来季2年目「もっともっと勉強」[デイリー]

ロッテの吉井理人監督(58)が来季も引き続き指揮を執ることになった。来季が就任2年目。高坂俊介球団社長が21日に発表し「まずはリーグ優勝を勝ち取って欲しい。球団としてもサポートしたい」と語った。

今季は石川歩や高部ら主力を欠きながらも、昨季の5位から2位浮上とCSファイナルステージ進出に導いた。監督は米大リーグ32勝などの実績を持ち、投手育成の手腕に定評があるが「野手に関しては知らないことがたくさんあった。改めてもっともっと勉強していきたい」と、優勝を目指す来季に向けて決意を新たにした。

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ロッテ・吉井監督「先発が足りなかった」「短期決戦ではキツイなと」ベンチ入りの佐々木朗は「使う気なかった」[デイリー]

リーグ3連覇を果たしたオリックスに敗れたロッテ・吉井監督は開口一番、「先発が足りなかった。短期決戦でこういう戦い方はキツイなと思いました」と語った。

ファーストSを劇的なサヨナラ勝ちで勝ち上がったものの、佐々木朗、西野、小島の3本柱を使い切っていたため、ファイナルSで起用することができず、前日20日は先発に沢村を立てるブルペンデーになるなど、先発投手のやりくりに苦労した。

この日、佐々木朗希投手をベンチ入りさせたことについては「ゲームでは全然使う気はなかったです。このゲームの、ブルペンの雰囲気を味わってもらって、彼は先発しかしたことなかったんで。ブルペンではどういうことが起こっているかということを見てもらいたくてベンチに入れました。ポストシーズンの重みも感じてもらいたかったので」と説明した。

今季はこれで終了となったが「どこに負けても負けは負けなんで。自分達が何が足りなかったか。逆に何ができたか。それを次のシーズンまでにみんなで振り返ってもらって、次に生かしたいなと思います」とオリックスの4連覇を止めるべく、来季のリベンジを誓っていた。

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ロッテ・佐々木朗希「すごくもったいなかった」と無念さを漂わせる、登板機会訪れずも「準備はしてました」[デイリー]

ロッテ・佐々木朗希投手はファイナルSで初めてベンチ入りしたが、登板機会は訪れることなく、2023年シーズンを終えた。

佐々木朗は試合後、今シーズンを振り返って「シーズン後半はあまり貢献できなかったので、前半はいい形で投げられたんですけど、ケガで離脱してしまったので、そこら辺はすごくもったいなかったなと」と無念さを漂わせた。

この日はリリーフ要員としてベンチ入りしたが、「初めてだったので、いつも通り自分の準備をしながらアップしてました」と語り、3回無失点で降板した14日のファーストS初戦からの調整については「すごい粘り強い試合が続いてたので、出番が回ってくるかなと思って投げる準備はしてました」と続けた。

これで今季の登板は終わったが、初めてのCS登板については「短期決戦の難しさだったり、面白さっていうのは、今回新たに経験できたので、また次に同じような機会があった時に結果を出せればいいかなと思います」と来季以降のリベンジを誓った。

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オリックス・セデーニョとロッテ・ポランコの熱いハグにファンほっこり、SNSでは「涙出てきた」「いいシーン」[デイリー]

オリックスが3年連続となる日本シリーズ進出を決め、ロッテが敗戦後に外野席のファンに向かって挨拶した後、本塁ベース後方で両軍ファンをほっこりさせるシーンがあった。

三塁側ベンチから9回にソロ本塁打を放ったポランコがバット2本を持って出てくると、一塁側ベンチから出てきたセデーニョと健闘をたたえ合い、熱いハグを交わした。最後は手にしたバットをセデーニョに渡し、日本シリーズでの活躍を祈るようにアイコンタクトを取っていた。

SNSでは「ポランコええやつやな」「セデーニョ シリーズでホームラン頼むで」「いいシーンだったな」「涙出てきた」といった反応が集まっていた。

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崖っぷちのロッテ、佐々木朗がベンチ入り、負けるか引き分けで日本シリーズ進出消える[デイリー]

ロッテ・佐々木朗希投手が、CSファイナルSで初めてベンチ入りメンバーに名を連ねた。

佐々木朗は3位のソフトバンクと対決した14日のCSファーストSの初戦に先発して3回無安打無失点、41球で降板していた。

ロッテは20日の第3戦を落とし、優勝チームに与えられるアドバンテージ1勝を含めて1勝3敗となっており、負けるか、引き分けるかで日本シリーズ進出が断たれる状況となっている。

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元ロッテ、オリックスのセラフィニが殺人容疑などで逮捕、義父殺害疑い、事件発生から2年、米報道、04年ズレータと球史に残る大乱闘、05年日本一貢献[デイリー]

元メジャーリーグ投手でロッテとオリックスでもプレーしたダン・セラフィニ(49)が殺人容疑などによりネバダ州で逮捕された、と20日(日本時間21日)、複数の米メディアが伝えた。

ネバダ州の地元局KRNV電子版などによると、セラフィニは21年6月にサマンサ・スコット(33)と共謀し、銃で元妻の父親を殺害し、母親に重傷を負わせた疑いがあるという。報道によると、監視カメラにはフードを被り、顔を覆い、バックパックを背負って住宅に向かう男性の姿が映っており、警察は証拠がセラフィニとスコットが容疑者であることを示しているという。

セラフィニは92年ドラフト1巡目(全体26位)でツインズに入団し、96年にメジャーデビュー。カブス、パイレーツ、レッズ、ロッキーズを渡り歩き、メジャー通算104登板、15勝16敗1セーブ、防御率6.04の成績を残した。04年に来日し、ロッテとオリックスで計4シーズンに在籍。ロッテ時代の05年には11勝、防御率2.91の好成績を挙げ、阪神との日本シリーズにも登板して日本一に貢献した。また04年9月のダイエー戦では、相手のズレータに背中付近へのビーンボールを投げ込み、ズレータが激高。マウンドに猛然と向かってきたズレータに跳び蹴りで応じ、日本球史に残る大乱闘に発展した。

オリックス退団後の07年にメジャーに復帰したが、定着できず、台湾やメキシコ、独立リーグでもプレー。13年を最後に登板記録は残っていない。

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ロッテがCSで痛感した“15.5差”、安田ら奮闘も…オリ撃破に求められる「本物の選手」[Full-Count]

◇ロッテはCS敗退も…新井宏昌氏が解説「下馬票が低い中でシーズン2位は大健闘」

パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージはオリックスがアドバンテージを含め4勝1敗でロッテを下し、3年連続の日本シリーズ進出を決めた。21日の第4戦(京セラドーム)は3−2でオリックスが勝利。野球評論家の新井宏昌氏は「他球団がオリックスを追随するには若手の台頭が必要」と総括した。

奇跡は2度起きなかった。CSファーストステージを大逆転のサヨナラ勝ちで突破したロッテの勢いはファイナルステージでも発揮された。だが、終わってみればリーグ王者のオリックスの前に1勝するのがやっと。先発陣も佐々木朗、西野、小島の3本柱も投入することができなかった。

苦しい投手事情の中でも最後まで痺れる試合を見せたロッテに、新井氏は「本当に最後まで頑張った。下馬評が低い中でシーズン2位は大健闘。ポストシーズンでもファンを喜ばせる素晴らしい試合をたくさん見せてくれた」と労った。だが、オリックスとの力の差は「大きかった」とも口にする。

レギュラーシーズンはオリックスが2位ロッテに15.5差をつける独走で優勝。パ・リーグでは21世紀初のリーグ3連覇を果たしているが、過去2年間は僅差でのリーグ優勝も一気に実力の差は明確となった。

◇ロッテは藤原、山口、安田らポテンシャルの高い選手が揃う

オリックスには3年連続「投手4冠」の山本、宮城、山崎福ら盤石の投手陣を誇るが、今年は山下、東といった若手が次々に台頭。野手でも首位打者を獲った頓宮ら“新戦力”が生まれる環境が揃っている。ロッテもポストシーズンでは安田らの活躍は目立ったが「彼らがシーズンを通してベンチから外せない選手、本物の選手になることが必要」と指摘する。

第4戦の8回には藤原が右翼席へ豪快なアーチを描き、レギュラーシーズンでは4番にも座った山口らポテンシャルを秘めた選手は数多くいる。吉井監督は今季、我慢強く若手選手を起用し続けた。この経験を選手達が、どのように捉え来シーズンに向け調整していくかが重要になるという。

「ポストシーズンでみせた劇的な勝利、先発が足りない中でのブルペンデー。故障者などあり、万全なチーム状態ではなかったからこそチャンスを貰えた選手がいる。これはロッテ以外の球団にも言えること。経験を生かすことができるかどうか」。

オリックスは山本のメジャー移籍が濃厚で、その穴を埋めるのは容易なことではない。来季は死に物狂いで他球団は“ストップ・ザ・オリックス”を掲げることになる。「ソフトバンクは千賀が抜けたことで投手陣が一気に崩れた。西武にしても4番の山川が序盤で抜けることもあった。盛り返すために何が必要か。黙ってはいないでしょう」と新井氏。オリックスは28日から阪神と日本シリーズに挑むが、他球団の来シーズンに向けた戦いはすでに始まっている。

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ロッテ、2023年の戦いを終える、来季こそリーグ優勝を![BASEBALL KING]

ロッテはオリックスとの「2023 パーソルクライマックスシリーズ パ」ファイナルステージの第4戦に2−3で敗れ、対戦成績が1勝4敗となり、2010年以来となる日本シリーズ進出を逃すとともに、2023年の戦いが終わった。

9月28日の日本ハム戦以来の先発となった種市篤暉は初回、森友哉に2ランを浴びたが、2回と3回は無失点に抑え、3回・54球、2安打、4奪三振、2失点でマウンドを降りる。降板後、種市は球団を通じて「ここ数試合中継ぎの登板が多く、苦しい中で3イニングしか投げる事が出来ず、申し訳ないですし、負けられない試合で先に向こうに流れを渡してしまった事も反省点です」と悔しがった。

打線もオリックス先発・宮城大弥の前に5回まで3安打無得点。0−2の6回に先頭の荻野貴司が二塁打で出塁し、続く藤岡裕大の遊ゴロで三塁へ進み、1死三塁と好機を作ったが、石川慎吾が三ゴロ、ポランコが空振り三振で得点できず。その裏、5回からマウンドに上がっていた森遼大朗が杉本裕太郎に適時二塁打を打たれ、痛すぎる3点目。8回に藤原恭大が「いい形で入ってくれて良かったです」と山ア颯一郎から一発、1−3の9回にポランコが守護神・平野佳寿から一発を放ったが、それぞれイニングの先頭ということもありソロ本塁打、2−3で敗れた。厳しい言い方になるが、追いつきそうで追いつかない、今年のロッテを象徴するような敗戦だった。

◇今季もチームとして残った課題

試合前までに3位だったロッテが10月10日のシーズン最終戦となった楽天戦に勝利し2位に入り、クライマックスシリーズでは1勝1敗で迎えた3位・ソフトバンクとの第3戦、3点を追う延長10回裏に、藤岡裕大の値千金の同点3ラン、安田尚憲の適時二塁打で4点を奪いサヨナラ勝ち。ファイナルステージでも第2戦に1点を追う9回に安田の適時二塁打、山口の犠飛で逆転し、6−5で勝利するなど、シーズン最終盤から劇的な勝利を何度も見せた。チームとしての成長を感じた1年でもあった。

ただ、ここ数年チームとして課題にしている安定感という部分を克服することができなかった。最大13あった貯金は8、9月の失速で一時借金生活に陥るなど、最終的には貯金「2」。リーグ3連覇したオリックスとのゲーム差は「15.5」だった。故障者が相次いだ中、前半戦は6回終了時点にリードしている試合は31勝2敗、チーム失策数がリーグで3番目に少ない31と、投手陣を中心に守り勝ってきたが、8月の1ヶ月だけで26失策と守備に綻びが出た。

日程面でも、前半戦は6連戦が交流戦以外では、雨天中止などもあった関係で、リーグ戦期間中の6連戦(4月18日日本ハム〜4月23日のソフトバンク戦)は1度しかなく、先発陣はゆとりのあるローテションが組め、戦いやすい日程となっていたが、8月1日の日本ハム戦から5週連続で6連戦、9月中旬以降は土曜日からの変則的な6連戦が2週連続で組まれ、そこに対応しきれなかったのも失速の原因の1つ。

先発陣も小島和哉が3年連続規定投球回に到達し、2年ぶりの2桁10勝を挙げ、種市篤暉も自身初の10勝、西野勇士も間隔を空けながら先発して8勝したが、シーズン最終盤に先発陣の駒不足気味になり、CSでブルペンデーで戦わざるを得なかった。ローテーション投手の離脱が痛かったのもそうだが、ファームに離脱者の穴を埋める投手がほとんどいなかったのも痛かった。本前郁也はファームで規定投球回に到達したが、防御率が4.15。6月までファームの防御率は2.04だったが、7月以降の防御率は6.75と低迷した。ファームで先発していた菊地吏玖、唐川侑己、中森俊介、森遼大朗も1軍で投げたが、中森、森などはシーズン終盤、1軍でリリーフ要員だった。故障者が多かったとはいえ、選手層が厚いようで薄い、薄いようで厚い、どちらともとれる印象の投手陣だった。

打線は藤岡裕大、岡大海、角中勝也、シーズン途中加入の石川慎吾といった中堅、ベテラン選手の活躍が目立った一方で、一本立ちが期待された安田、山口は規定打席に到達したものの、完全にレギュラーを奪ったかと言われると疑問符が残る。それは藤原恭大、佐藤都志也にも言えること。今年も瞬間的に爆発的な活躍を見せた若手が安田を含めて何人かいたが、シーズン通して安定という部分に関しては、またも来季以降に持ち越しとなった。ただ和田康士朗、茶谷健太は与えられたチャンスにバットでアピールし、茶谷は初めてシーズン通して1軍でプレー。茶谷は内野全ポジション守れ、オリックスとのCS第4戦では中村奨吾に代わってセカンドで先発出場しマルチ安打と、攻守に内野のレギュラー陣を脅かす存在になってきた。

投手も野手も全く育っていない訳ではない。安田、山口、藤原らは昨年終盤の期待値からすれば物足りなく映っているだけで、投手に比べて野手はレギュラーで活躍するのにある程度の時間を要することを考えれば、打線に軸となる選手がほとんどいない中でよくやっている。投手陣の軸は小島、種市と出てきた。あとは安田、山口、藤原が来季、野手の中心選手になれれば、チームとしての安定感も出てくるだろう。

現実に向き合えば、チームとしての安定感、若手野手の1本立ち、貧打、夏場以降の戦いなど課題は山積み。その課題も去年から持ち越されたものが多く、チームとして本気でそこを改善していかないと来年も同じことが繰り返されることになる。課題点ばかり述べてしまったが、シーズン途中の的確なトレード補強、球団としてはこれまでの反省点を踏まえて近年は育成方針を振り返ったり、この先の若手選手を育成していくための蓄積されたデータを球団として管理し、若手選手達を“一人前”に育てよう、球団として明確な育成ビジョンを持って取り組んでいる。今年勝っていれば、的確補強、育成の部分に関しても高く評価されていたのだろう。“Vision2025”を実現するために残された時間は少ない。来季こそ勝率1位でリーグ優勝したい。

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吉井ロッテは第4戦で力尽きる…「一気に強くなる可能性はある」解説陣は来季のさらなる飛躍に期待[BASEBALL KING]

◇就任1年目の“下剋上”はならず

ロッテは21日、敵地・京セラD大阪で行われた「2023 パーソル クライマックスシリーズ パ」のオリックス戦に2-3で敗戦。優勝アドバンテージを含む4勝目を奪われ、この瞬間に2位からの“下剋上”の夢が断たれた。

試合後、吉井理人監督は「先発が足りなかった。短期決戦でこういう戦い方はきついなと」とコメント。ファーストステージで3戦したこともあり、20日の第3戦はブルペンデーでの戦いを強いられるなど、最後は投手陣の運用に苦心する姿も目立った。

それでも、決して下馬評の高くなかったチームを2位に導いた手腕が評価され、試合後すぐに「来季も続投」が決まっていることが報じられた。

21日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の谷沢健一氏は、今季のロッテの戦いぶりを振り返りながら「吉井監督は侍ジャパンの投手コーチとしてWBCの方に行っていたこともあって、なかなかキャンプでチームを見ることができなかったんですよね」とし、就任1年目にも関わらず、開幕前に自軍の選手達をしっかりとチェックすることができなかった点を指摘。

続けて「帰ってきて不安もあったと思います。そういったこともあって、調子や状態を見ながら大事な起用法をせざるを得ない部分もあったのかな」とし、様々なことが手探りの状況の中でもチームを2位に導いた手腕を称えた。

同じく番組に出演した江本孟紀氏も、来季に向けては「やはり先発ローテーションをしっかりと作って、その上でリリーフがいるというチームづくりが重要。それをやってもらえれば、一気に強くなる可能性はありますよね」とし、2年目の大化けにも期待。

矢沢氏は打線についても「CSでもありましたが、最後まで諦めないという姿勢ですよね。粘っこく繋いでいくロッテらしい戦いができて、良さが十分に発揮されたと思います」と述べ、こちらも来季のさらなる飛躍に期待を込めた。

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[ロッテ] 6回の石川の三塁ゴロの三塁走者・荻野の判断に山本昌氏「間違っていない」[BASEBALL KING]

21日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル パ・リーグファイナルステージ第4戦 オリックス−ロッテ』で解説を務めた山本昌氏が、6回のロッテの三塁走者・荻野貴司の走塁判断について言及した。

0−2の6回先頭の荻野が二塁打で出塁すると、続く藤岡裕大の遊ゴロで三塁に進む。石川慎吾は三塁横のゴロで、オリックスの三塁手・宗佑磨が1回転しながら一塁へ送球しアウト。三塁走者の荻野は動くことができなかった。

山本氏はこの判断に「ゴロゴーであればいっていると思うんですよ」と推測。「結果的に宗選手が一回転しているので、おそらく荻野選手の足ならと思いますけど、荻野選手のところから左右の感覚が分からないんですよ。正面だった場合は、ノーチャンスなので、横に飛んでいるのは真横で見ているので分からない。宗選手の左側に最初から飛んでいると思えば、スタート切ったと思うんですけど、正面だったらランダウンプレーに持ち込まれてしまう。今の荻野選手の判断は間違っていない」と話した。

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山本昌氏「100点ではないんですけど…」ロッテ先発・種市、3回2失点[BASEBALL KING]

21日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル パ・リーグファイナルステージ第4戦 オリックス−ロッテ』で解説を務めた山本昌氏が、ロッテの先発・種市篤暉について言及した。

9月30日に右肘炎症で1軍登録抹消されていた種市は、同日のオリックスとのCSファイナルステージ第4戦に先発。3週間ぶりの登板となった種市は、初回に森友哉に2ランを浴びたが、2回と3回は無失点に抑え、3回・54球、2安打、4奪三振、1四球、2失点だった。

山本氏は種市の投球について「十分役目を果たしたと。100点ではないんですけど、久しぶりの登板で試合をまとめた。おそらくなんですけど、最初から3イニングだったのか、球数だったのか、吉井監督はその辺伝えてあったはずだと思うんですけどね。吉井監督は球数っぽいけどなという感じがするんですけどね、球数がここまでいったら新しいイニングは行かないよという話はあったんだと思うんですよね」と振り返った。

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