太るのや〜めた。ロッテ和田康士朗外野手が、オフ恒例だった増量を諦めた?ことを明かした。
185センチの長身に77キロのスラリとした体形。しかしこの公称77キロもプロ入団後最大の数字で、今は72キロ程度という。過去には1日6食にしたり、白米を3合食べても太れなかった。「変わらないので、ならストレスがない方がいいなって。極端に減らなければいい」と考えを改めた。
打球を飛ばすイコール、必ずしもパワーではないと実感した。大振りをやめてライナー性の打球を心がけた結果、三振が減り、今季プロ1号を含む3本塁打をマーク。「狙わなくても、体をうまく使えればホームランや長打になる。僕のタイプは1番を打たなきゃいけないと思う。1番打てるようにやっていきたい」。今年も20盗塁した韋駄天は、体重アップよりも出塁率アップを掲げて秋季練習に励んでいる。
俊足が売りのロッテ・和田康士朗外野手(24)がリードオフマン定着を目指す。
今季は主に下位打線で27試合に先発出場して20盗塁をマークも「僕のタイプからして1番を打たないといけない。1番は打てるように頑張っていきたいです」と話した。
6年目の今季はプロ初アーチを含む3発を放った。入団当初はソフトバンク・柳田並みのフルスイングを志したが、大振りせずに「体をうまく使って捉えれば打球は飛ぶし一発になる」と再確認。
今季途中までは細身の体格からの脱却を狙って1日6食を続けたが「無理やり食べても増えないどころか結局減っちゃったので、体重に関しては考えすぎないようにしています」と断念。現在はマックスの77キロから72キロまで落ちているが体重を気にせずレギュラーを狙う。
ロッテの秋季練習が28日、ZOZOマリンスタジアムで行われた。
ウォーミングアップを行った後、投手陣と一部野手が1500m走、そのほかの野手陣はラン系のメニューをこなした。その後は投手陣がキャッチボール、野手陣は打撃練習、走塁練習、守備練習などで汗を流した。
1500m走で投手陣トップのタイムでゴールした小島和哉は、1500m走が終わりベンチ裏に戻る際、「早稲田が日体大に勝ったと書いておいてください!(笑)」と冗談を言うほど雰囲気良く、そして自分自身に厳しく、秋季練習が行われている。小島に次いで2位だった東妻勇輔は「いつも通りのペースというか、自分の走れるペース、限界ギリギリを走っていました」と振り返った。
東妻といえば25日の取材で「色々まだ自分でもどこがダメだったから、後半までもたなかったという答えは出ていないので、コーチ、データ班の方とミーティングしながら自分の弱点だったり、必要なものを見つけていって、それに対するアプローチの練習を考えていきたいと思っています」と話していたが、28日の取材で「どこをアプローチしようかと決まったので、あとは目的に向かっての練習方法を今から作っていこうかなと思います」と明かした。
「具体的にいったらクイックで投げた時の平均球速をもうちょっと強くするのと、フォークの安定感を増す、左バッターの内に食い込むボールを作る、その3つですね」。
左バッターの食い込むボールはこれまで投げていたスライダーではなく、別の球種で抑えていこうという考えなのだろうか−。
「スライダーもそうです。投げきれていなかったので、そこをしっかり投げ切れるようにという練習ですかね」。
今季プロ入りから目標に掲げていた50試合登板をクリアしシーズン自己最多の51試合に登板した坂本光士郎は、この秋は「フィジカル面で1回ファームに落ちたりというところがあったので、来年は1年通して戦う体力、下半身のウエイトだったりを多めにやっていこうと思います」と語った。
この日は、キャッチボールを行っていたが、秋季練習中、屋外でキャッチボールをしない日もある。
その理由について坂本は「50試合投げさせてもらっているので、肩を休めたいなというのがあります。なので、11月中旬くらいまではあまり強くなく、指先の感覚だけは失わないようにという感じでやっています」と説明した。
坂本といえば、プロ入りから浜田省吾さんの楽曲を登場曲にしている。今季は「愛の世代の前に」を登場曲として使用していたが、来年も今年と同じ登場曲にするのか、それとも違う浜田省吾さんの曲になるのか−。気になったので聞いてみると、「(来年も)浜田省吾さんの曲で行くんですけど、その中でこのまま続けるか、また違う曲にするのかというのは悩んでいます。SNSとかで(アンケートなどを)取ってみようかなと思います」と明かした。