名前 | 年俸(万円) | 前年比 |
---|---|---|
岡 | 7000 | △3400 |
山口 | 4300 | △1500 |
井上 | 3200 | ▼1000 |
和田 | 2500 | △700 |
茶谷 | 2000 | △900 |
※金額は推定=万円、前年比△はアップ、▼はダウン
チーム、そして家族の柱として「自覚」あるシーズンにする。ロッテ山口航輝外野手がZOZOマリンでの契約更改会見で、元AKB48/HKT48の多田愛佳(28)と10月に結婚したことを発表した。「私事ではありますが、入籍いたしました」と切り出した若き主砲は「初めて会った時からこの人だろうなと思ってました。恥ずかしい…」と、のろけた。
プロポーズは東京・台場のレインボーブリッジ周辺をクルージングしながらだった。伴侶を得て「もう僕1人じゃない。頑張らないといけないなっていうのはより一層、思います」。野球に真摯に取り組む決意を強くした。
今季は自己最多の115試合に出場。打率2割3分5厘、14本塁打、57打点をマークした。だが目標としていた30発には届かず、昨年の16本にも及ばなかった。サインした4300万円は1500万円の増額査定だが「不甲斐ない成績に終わったと思ってます。何か1つでも、飛び抜けた成績をそろそろ出さなきゃいけない」。
チームが2位に終わり、打点が勝敗を左右することも痛感した。1月には巨人岡本和と自主トレを行う。「来年は20〜30本、80打点以上はとりたい」。愛妻の力も借りて、6年目の飛躍を目指す。
ロッテのドラフト5位、明徳義塾・寺地隆成捕手(18)が20日、高知市内のホテルで契約金3000万円、年俸500万円で契約した。プロの一員となり「率直にすごく嬉しく思っています」と背筋を伸ばした。
広角に長打が打て、将来的な「打てる捕手」として期待される。9月のU18ワールドカップ(W杯)では1番打者として日本の初優勝に貢献した。憧れていた打者は元巨人高橋由伸氏(48)で「甘い球はファーストストライクに来ると思っているので、初球にかける集中力は高橋由伸選手を参考にして練習しました」と明かす。
東京都出身。関東の球団に入団したい気持ちがあり、それがかなった。「日本で1番速い投手、佐々木朗希投手を受けさせていただいて、プロの世界がどれだけのものなのか見てみたい」と話し、「捕手の経験は少ないですけど、数年後には(1軍に)定着できる選手を目指したい」と意気込んだ。(金額は推定)
来季からイースタン・リーグに参加が内定しているオイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブのトライアウトが20日、新潟市で行われた。投手14人、野手18人の計32人が参加。NPB経験者からは、今オフに戦力外となった元ロッテの西川僚祐外野手(21)がトライアウトに挑んだ。
1、2次選考では希望者が30メートル走を行い、その後は投手と野手に分かれてピッチングやフリー打撃、シートノックが行われた。午後からは1、2次選考を通過した投手9人、野手12人の計21人が合格者追加テストのシート打撃に参加。橋上秀樹監督(58)ら首脳陣が見守る中、緊迫したトライアウトとなった。
最終合格者には23日までに球団から通達される。
ロッテ岡大海外野手(32)が20日、ZOZOマリンで契約を更改。新たに3年契約を結び、3600万円からほぼ倍増の7000万円でサインした。
10年目の今季は109試合に出場して打率2割8分2厘。バットや打撃フォームを変え、ともにキャリアハイの7本塁打、33打点を記録した。「僕自身、まだレギュラーじゃない。キャリアハイを毎年更新していかないといけない」と引き締める。
走攻守全てで貢献したが、満足できる数字は1つもない。何より「チームが2位という結果が1番悔しい。優勝すれば、自分を褒められるところが1つ増える」と話し、リーグ優勝への強い思いを語った。(金額は推定)
ロッテ和田康士朗外野手(24)が20日、ZOZOマリンで契約を更改し、700万円増の2500万円でサインした。
21年の盗塁王は今季も20盗塁をマーク。盗塁失敗は1度だけと高い成功率を誇った。加えて打率は、昨年の1割7分9厘から2割6分5厘まで上昇。プロ初アーチを含む3本塁打を放った。「シーズン前半、ベンチのサインもありますけどセーフティーバントが多くて、このままではバントだけで終わってしまう」と奮起。バットを850グラムから1020グラムに変え、さらに900グラムに戻すなど、ベストを模索して好結果を出した。
10月末に左肘のクリーニング手術を受け、オフはリハビリをしながら来春キャンプに備える。代走で存在感を放つが「野球をやっている以上はそこ(スタメン)が1番の目標。リハビリしながら、しっかり打撃のことを考えてやっていきたい」と話した。(金額は推定)
ロッテ井上晴哉内野手(34)が20日、ZOZOマリンで契約を更改し、1000万円減の3200万円でサインした。
10年目の今季は出場32試合、1本塁打にとどまった。「変わらないといけないと思って、年間を通して下(2軍)で試行錯誤していた」と振り返る。チームがCSに進出する中、プレーオフをテレビで観戦しながら、最前線にいない悔しさをかみしめた。
18、19年には4番を張り、2年連続の24本塁打をマーク。20年も15発を記録しており、右の和製大砲としての期待は変わらない。「20本打ってる日本人がロッテにいないんで、若い子達いっぱいいますけど、もう1回20本以上は打ちたいと思っている。24本の壁も越えたい」と決意を新たにした。(金額は推定)
ロッテ茶谷健太内野手(25)が20日、ZOZOマリンで契約を更改し、900万円増の2000万円で合意した。
今季は自己最多の79試合に出場して打率2割8分4厘、9打点の成績。6月は13試合で打率1割と不振もあったが「絶対に打てない時期は来ると思っていたので、バントや守備で貢献できるように毎日やってきた。それができてよかった」と振り返る。ユーティリティーとして「特にここで、というこだわりはない。今年と同じように全ポジション準備したい」と話した。(金額は推定)
ロッテは20日、球団公式チアパフォーマー「M☆Splash!!」から今季限りで8人が卒業すると発表した。
卒業メンバーはサブリーダーHONAMI、MOEKO、AMI、ASUKA(明日香)、ASUKA(あすか)、HAZUKI、HIYORI、RUNAの8人で、12月24日にホテルスプリングス幕張スプリングスホールで最後のイベント「M☆Splash!!2023Last Revue」が開催される。
チケットの一次販売は21日から。
今月10日、2023年度のゴールデングラブ賞受賞選手が発表された。今季先発で25試合に登板し、チームで唯一、規定投球回に到達した小島和哉投手(27)は、オリックス山本由伸投手(25)に次ぐ2位の得票を得た。「自分のプレーする機会をしっかりエラーなく、シーズンを終わらせたいと思っている。なのであまりタイトルは意識していない」とあくまでチームの勝利が優先だ。
今季は守備でも失策は0。フィーリディング能力の高さでも勝利に貢献した。「高校の時からめちゃめちゃ練習していたので、その分、貯金もあって苦手ではないんです」と浦和学院時代からの積み重ねだったことを明かした。
今季は2年ぶりの2桁勝利で10勝6敗、防御率3.47。開幕投手に始まり、シーズン通してローテーションを守り抜いた。「取れるアウトは取る意識を高く持ってやっている」と力強く語る。日々の積み重ねが大きな目標の達成につながっていく。
ロッテ山口航輝外野手(23)が20日、契約更改交渉後の会見で、元AKB48/HKT48の多田愛佳(28)と10月に結婚したことを発表した。
「初めて会った時からこの人だろうなと思っていた」とのろけた。東京・台場のレインボーブリッジ付近をクルージングしながらプロポーズしたという。2人の真剣交際は、5月に日刊スポーツが報じていた。
契約更改交渉は1500万円増の4300万円(金額は推定)でサイン。5年目の今季は自己最多の115試合に出場して打率2割3分5厘、2年連続の2桁となる14本塁打、57打点をマークした。だが、目標に掲げていた30発には届かず「どれも見られる数字じゃなかった。来年は20〜30本、80打点以上は取りたい」と意気込んだ。二人三脚で来季の飛躍を目指す。
進化を止めない。ロッテ・岡大海外野手(32)が20日、ZOZOマリンスタジアム内で契約更改交渉に臨み、3400万円増の年俸7000万円(推定)でサイン。保有するFA権を行使せず、新たに3年契約を結び、頂点への強い思いを口にした。
「チームとして勝ちたい思いが強い。優勝、日本一が目標。その中で自分もキャリアハイを毎年更新していかないと」。
プロ10年目の今季は109試合に出場し、打率.282。90安打、7本塁打、33打点はいずれも自己最多を記録した。だが「満足できる数字はない。優勝すれば、自分を褒められる記録になるのかな」と言い切った。
来年7月には33歳となる。中堅と呼ばれる世代となるが「年齢を重ね、落ち着きたくなる人もいると思うが、僕はガツガツいきたい」と笑顔。藤原、和田、山口ら若手や、荻野、角中らベテランが名を連ねる外野手争いを勝ち抜く覚悟を示し、「若い子に負けない気持ちでやる。それが成績向上にもつながる」。その表情はエネルギーに満ちていた。
プロ野球ロッテの山口航輝外野手(23)が20日、元HKT48の多田(おおた)愛佳さん(28)と10月に結婚したことを明かした。ZOZOマリンスタジアムで行われた契約更改交渉後の記者会見で公表。自身のSNSでも報告し、連名の直筆署名が入った文書に「これから支え合いながら、地に足をつけ精進して参ります」とつづった。山口は1500万円増の年俸4300万円(推定)で更改した。
照れくさそうに笑いながら、幸せオーラいっぱいに報告した。ロッテの主軸を担う山口が、「らぶたん」の愛称で親しまれた元HKT48の多田さんとの結婚を発表。契約更改交渉後の記者会見の最後に打ち明けた。
「私事ではありますが、入籍いたしました。一般人の女性です」。
出会った時期などは明かしていないが、「初めて会ったときからこの人だろうなと思っていました」とのろけた。10月に東京・港区のレインボーブリッジ付近をクルージングしながら「(船の)デッキでプロポーズしました」とにやり。ロマンチックなエピソードも披露し、「恥ずかしいのでこれくらいにしてください」と顔を赤くした。
秋田・明桜(現ノースアジア大明桜)高から入団5年目の今季は自己最多の115試合に出場。プロ入り後初めて規定打席(474)に到達し、打率.235、14本塁打、57打点をマークした。2年連続の2桁本塁打を記録したが、目標の30発には届かず、「どれも見られる数字ではなかった。殻を破らないと。来年は20〜30本、80打点以上は取りたい」。6学年上の伴侶を得て「僕1人ではないので頑張らないといけないなというのは、より一層あります」と表情を引き締めた。
AKB48やHKT48で活躍し、昨年から芸能活動を休止している多田さんは自身のSNSで報告。連名の直筆署名入りの文書に「何気ない日常に、こんなにたくさんの幸せがあることに気づかせてくれました」とつづり、ZOZOマリンで撮影したツーショット写真を添えた。「支え合いながら、地に足をつけ精進して参ります」。最愛の人とともに輝かしい未来を切り開く。
ロッテがドラフト5位指名した高知・明徳義塾高の寺地隆成捕手(18)=177センチ、82キロ、右投げ左打ち=の入団が20日、決まった。契約金3000万円、年俸500万円で合意した。(金額は推定)
ロッテの岡が20日、3400万円増の年俸7000万円で3年契約を結んだ。今季は109試合に出場し、打率2割8分2厘。90安打、7本塁打、33打点はいずれも自己最多で「色んな人に助けられ、このような成績を収められた。もっともっと向上していきたい」と決意を新たにした。
山口は1500万円増の4300万円でサイン。5年目で初めて規定打席に達したものの打率2割3分5厘と確実性を上げられず、本塁打は目標とした30本の半分以下の14本に終わった。元タレントの多田愛佳さんと結婚したこともあり、「もっとやらないといけない」と気を引き締めた。
井上は3200万円、和田は2500万円、茶谷は2000万円だった。(金額は推定)
ロッテ・山口航輝外野手(23)が20日、元AKB48、HKT48の多田愛佳さん(28)と10月に結婚したことを明かした。この日はZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、1500万円増の年俸4300万円(推定)でサイン。会見で「私事ではありますが、入籍いたしました。一般女性です」と公表した。
レインボーブリッジなどを周るクルージングでプロポーズしたといい、「初めて会ったときからこの人だろうなと思っていました。僕1人ではないので、頑張らないといけないなというのは、より一層あります」と飛躍を誓った。
ロッテ・山口は幸せオーラ満開だった。千葉市内の球団事務所で1500万円増の来季年俸4300万円で契約を更改。来季へ決意表明すると一呼吸置いた。「私ごとではありますが」と前置きし、先月中旬に元AKB48、元HKT48の多田(おおた)愛佳さん(28)と結婚したことを照れながら告白した。レインボーブリッジを巡る東京湾内のクルージングでプロポーズしたという。
「初めて会った時からこの人だろうなと思っていました。より一層自覚を持ち、来年は飛び抜けた成績を出せるよう頑張ります」。
バラ色の私生活とは一転、満足できないのは本業の打撃だ。「(3部門)全部見られるような数字じゃない」。30発を目標とした本塁打は、昨年より2本減って14本。57打点は同数も、好機での凡退を猛省した。今オフは巨人・岡本和との自主トレを計画。「ミスを減らせるよう打席の中の考え方など1つでも吸収したい」。愛妻のためにも、6年目の飛躍を期した。
今季獲得した国内FA権を行使せず残留したロッテ・岡は、3400万円増の来季年俸7000万円で3年契約を結んだ。
今季は打率.282、7本塁打、33打点といずれも自己最高。「色々な人に助けられ、この成績を収められた」と振り返りつつ、「チームとして勝ちたい。優勝、日本一が目標。その中でキャリアハイは毎年更新していきたい」と前を向いた。
ロッテは20日、球団公式チアパフォーマーM☆Splash!!から、HONAMI(サブリーダー)、MOEKO、AMI、ASUKA(明日香)、ASUKA(あすか)、HAZUKI、HIYORI、RUNAの計8人が23年シーズンをもって卒業すると発表した。
また卒業するメンバーのラストイベントとして12月24日に「M☆Splash!!2023Last Revue」をホテルスプリングス幕張 スプリングスホールで第1部、第2部の2部制で開催する。第1部は明るくポップ、第2部はスタイリッシュでクールな内容とパフォーマンスの一部内容を変更する。チケットはMチケットオンラインにて購入できる。
ロッテの若き主砲、山口航輝外野手(23)が20日、千葉市内のZOZOマリン内球団事務所で契約更改交渉に臨み、1500万円アップの4300万円でサインした。
「来季はシーズン通じて出場し、本塁打も打点も増やしたい」と14本塁打(22年=16発)57打点(22年=57)に終わった両部門からのレベルアップを誓った。
さらに「私ごとですが」と前置きすると10月中旬に元AKB48/HKT48の多田愛佳(28)さんと結婚したことも報告。レインボーブリッジなどを周るロマンチックなクルージングでプロポーズしたという。
「初めて会ったときからこの人だろうなと思っていました。僕1人ではないので、頑張らないといけないなというのは、より一層あります。今年を全て超えないといけない」と幸せ満開の笑顔で明かした。
来季の目標を記す色紙には「自覚」としたためた。
ロッテの和田康士朗外野手(24)が20日、千葉市内のZOZOマリン内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、700万円アップの2500万円でサインした。(金額は推定)
今季はキャリアハイの113試合に出場。俊足を生かしての20盗塁(失敗)に加え、プロ初アーチなど計3本塁打もマークした。ただ慢心はしていない。
7年目の24年シーズンへ、和田は「スタメン定着が1番の目標。長打狙いより低い打球を打つ方が確率は上がる」。走塁の意識も変えた。「今までは早くセカンドへ行こう、とばかり思っていたけど…。今年は一塁に(自分が)いるだけで、試合になると分かった」。自身が大胆なリードをすることで、相手投手に変化球を投げづらくし、味方打者を有利にする戦術を冷静に理解できるまで成長した。
先月30日に左肘関節鏡視下手術(クリーニング手術)を行い、現在は打撃練習を控えている。「オフシーズンでリハビリしながら、来年に向かいたい」と前向きに話した。
ロッテの茶谷健太内野手(25)が20日、千葉市内のZOZOマリン内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、900万円アップの2000万円でサインした。(金額は推定)
貴重なユーティリティープレーヤーとして今季はキャリアハイの79試合に出場し、1軍にもフル帯同。
茶谷は「開幕からベンチに入れて、6月頃から打てなくなったけど、苦しい時期でも2軍に落ちなかった」と振り返った。
9年目となる24年シーズンに向けても「どこで守るか分からないけど、必要な時に、必要なところで守備で貢献できるようにしたい」と意気込んだ。
ロッテ・山口航輝外野手(23)が20日、ZOZOで行った契約更改交渉後の会見で、元AKB48、HKT48の多田(おおた)愛佳さん(28)と結婚したことを明かした。幸せそうな笑みを浮かべながらも恥ずかしそうに「私事ではありますが、入籍致しました」と報告。10月中に婚姻届を提出したという。
近い将来のロッテの主砲として期待される山口が、人生の伴侶を手にした。レインボーブリッジなどを見渡せる、東京湾を回るクルージングでプロポーズ。「初めて会ったときから、この人だろうなと思っていました」。現在は芸能界から退いているが、かつてアイドルとして活躍していた姉さん女房を射止め「僕1人じゃないので、頑張らないといけないなと、より一層思います」と気を引き締め直した。
今季は自己最多115試合に出場し、初めて規定打席に到達。14本塁打、57打点はともにチームの日本人でトップだったが、打率が2割3分5厘で、本塁打も昨季から2本減り「不甲斐ない成績に終わった」。契約更改では1500万増の4300万円でサイン。悔しさも残ったからこそ「もう失敗ができない、後がないという思いでやるしかないと思う」と決意を口にした。新妻と二人三脚で主砲への道を突き進んでいく。
ロッテのドラフト5位・寺地隆成捕手(18)が20日、高知市内のホテルで契約金3000万円、年俸500万円(推定)で契約を結んだ。
強肩強打の捕手で、今夏のU−18日本代表にも選出された寺地は「契約をしてプロ野球選手になる実感が湧き、いざこれからという気持ちです。捕手として指名して頂いたので、打てる捕手を目指したいです。まずは1軍に出場することが目標です。まだ捕手の経験は少ないですが、バッティングを売りにファーストやサードなど他の守備もできるので様々な形でチャンスをつかみたいです。今年は侍ジャパンU−18代表のメンバーにも選んで頂いたので、プロの世界でも選出される選手になっていきたいです」と決意を口にした。
さらに、ロッテの選手らしく「好きなお菓子は紗々(芳醇いちご)です。中学1年生の時に初めて紗々を食べて、繊細な美味しさに衝撃を受けました」と初々しさものぞかせていた。
ロッテは20日、球団公式チアパフォーマー「M☆Splash!!」からHONAMI(サブリーダー)、MOEKO、AMI、ASUKA(明日香)、ASUKA(あすか)、HAZUKI、HIYORI、RUNAの8人が2023年シーズンをもって卒業することを発表した。
また、卒業するメンバーの最後のイベントとして、12月24日に「M☆Splash!!2023Last Revue」をホテルスプリングス幕張スプリングスホールにて、第1部、第2部の2部制で開催する。第1部では明るくポップ、第2部ではスタイリッシュでクールな内容とパフォーマンスの一部内容を変更。チケットはMチケットオンラインにて購入出来る。
ロッテ・岡大海外野手(32)が20日、千葉市美浜区のZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、3600万円から3400万円増の7000万円でサインした。また、3年契約を結んだことも明らかになった。
「数字としてはキャリアハイの数字が多く、色々な人に助けられてこのような成績を残せたと思う」と振り返った岡。キャリアハイとも言える成績を残したが「チームとして勝ちたいという気持ちが強い。チーム優勝、日本一は目標。その中でキャリアハイは毎年更新していきたい」と気を引き締め直した。
岡は今季、開幕スタメン入りこそ逃したが、腰痛による登録抹消などもありながら自己最多にあと1試合と迫る109試合に出場。スタメン出場は56試合も、7本塁打、90安打、16二塁打、3三塁打、133塁打、33打点が自己最多で、打率2割8分2厘も、160打席以上立ったシーズンでは最高だった。シーズン終了後には国内FA権を保有していたが、権利を行使せずに残留することを明かした。
ロッテ・山口航輝外野手(23)が20日、千葉市美浜区のZOZOマリンで行った契約更改交渉後の会見で、元HKT48の多田愛佳(28)と結婚したことを明かした。山口は「私事ではありますが、入籍致しました」と報告。10月中にクルージングでプロポーズしたといい「僕1人じゃないので、頑張らないといけないなとより一層思います。初めて会ったときからこの人だろうなと思いました」と明かした。契約更改では1500万円増の4300万円でサインした。
山口は18年ドラフト4位で秋田・明桜高からロッテ入りすると、21年に1軍デビュー。パンチ力のある打撃力を武器に徐々に試合出場機会を増やし、今季は自己最多115試合に出場して初めて規定打席に到達し、14本塁打、57打点、打率2割3分5厘でチームのリーグ2位という躍進に貢献した。
中学1年の時には「伊藤園お〜いお茶」の新俳句大賞に「ラグビーの 選手の体 湯気が立つ」で応募し、佳作特別賞を受賞。活躍した試合ではお立ち台で句を詠むことも度々あった。昨オフには有名人の俳句バトルで人気のTBS系「プレバト!」にも出演。ロッテ待望の主砲として期待されながら、意外な才能も見せてきた。
多田は、2006年の第3期AKB48追加メンバーオーディションで柏木由紀、渡辺麻友らとともに合格。12年にはHKT48に移籍した。デビューしてから10年たった17年4月に卒業して女優に専念したが、22年10月には所属事務所を退所した。
多田も自身のインスタグラムで「何気ない日常に、こんなにたくさんの幸せがあることを気づかせてくれました。まだまだ未熟な2人ですが、これからは支え合いながら、地に足をつけ精進して参ります」などと、ZOZOマリンでのツーショット写真も添付して報告した。
ロッテ・和田康士朗外野手(24)が20日、千葉市美浜区のZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、1800万円から700万円増の2500万円でサインした。
「シーズン前半ベンチのサインもあったけど、セーフティーバントばっかりというのもあって、そこでこのままだとバントだけで終わってしまうと思って考えて、結果がついて来たのでよかったと思います」と振り返った和田。プロ初アーチなど3本塁打を放つなどバットでも結果を出した。来季への目標には「30盗塁」と記し、レギュラー奪取へ「野球をやっている以上はそこ(スタメン出場)が目標なのでそこを目指してやっていきたい」と決意を口にした。
和田は今季、開幕は2軍スタートだったが、80試合に出場し、98打数26安打で打率2割6分5厘、3本塁打、9打点。リーグ4位の20盗塁をマークしてこれまで通りに50メートル5秒8の俊足を生かした走塁で大きくチームに貢献しただけでなく、113打席に立ったのは自己最多で、初ホームランを放つなど、バットでは自己最高の成績を残した。シーズン後の10月30日には左肘関節鏡視下手術(クリーニング手術)を受け、現在はリハビリに専念している。
ロッテ・井上晴哉内野手(34)が20日、千葉市美浜区のZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、4200万円から1000万円減の3200万円でサインした。
井上は「スタートからちょっと思うように出来なかったというのもある。年間通して下で試行錯誤して変わらないといけないと思っていた。それを上で発揮できるチャンスも少なかった。まだまだやらないといけないことがいっぱいあると気づかされた1年だった」と振り返り、「本当に20本打ってる日本人がロッテにはいないので、若い子はたくさんいるけど、もう1回20本以上は打ちたいと思う。誰も20本以上打ってないので、(2018、19年の自己最多)24本という壁を越えたいというのはある」と前を向いた。
井上は3月31日の開幕戦に「4番・一塁」でスタメン出場。だが、調子が上向かず32試合の出場に終わり、1本塁打、8打点、打率1割7分9厘と屈辱的な成績に終わった。18年からは3年連続で100試合以上に出場し24、24、15本塁打を放ったが、21年以降は23、60、32試合の出場にとどまり、1、7、1本塁打。イースタンでは66試合に出場して7本塁打、31打点、打率2割9分3厘と存在感を見せたが、1軍で思うような活躍が出来なかった。
ロッテ・茶谷健太内野手(25)が20日、千葉市美浜区のZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、1100万円から900万円増の2000万円でサインした。
1年間1軍に帯同した茶谷は「6月、交流戦あたりで全く打てなかったけど、首脳陣の方に(1軍に)残してもらってそこで踏ん張ることができた」と振り返った。来季以降も多くのポジションを守るユーティリティーとして生きる道を探っていく考えを示し「もちろんスタメンで出たいけど、必要なときに必要なところで出るというのを伸ばしてやっていきたい」と前を向いた。
プロ8年目の今季は、初めて開幕1軍をつかむと、5月17日のオリックス戦(ZOZO)で初めて4番でスタメン出場するなど、自己最多79試合に出場。18年にソフトバンクを戦力外となり、翌年に育成でロッテに入団した苦労人は、169打数48安打の打率2割8分4厘、9打点とほぼ全てのスタッツでキャリアハイの数字をマークした。
ロッテ・山口航輝外野手(23)が20日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改に臨み、その後の会見で「私ごとではありますが、入籍いたしました」と、元AKB48・HKT48の多田愛佳さん(28)と結婚したことを発表した。
「初めて会った時からこの人だろうなと思っていた」と、照れくさそうになれ初めを話した山口。東京湾をクルージングしながら、ロマンチックにプロポーズしたことも明かし、幸せオーラ満開だった。
責任感も芽生えた。契約更改では1500万増の年俸4300万円でサイン。今季は昨季の16本塁打を下回る14本塁打に終わり悔しさが残ったが「僕1人ではないので、頑張らないといけないというのはより一層ある」と、家族を支える覚悟だ。
具体的な目標には「本塁打20〜30本、80打点以上」を掲げた若き大砲。「もう失敗はできない。何か1つでも飛び抜けた成績を」と、色紙には「自覚」としたため、新たなシーズンへ向かう。(金額は推定)
ロッテ・山口航輝外野手が20日、元AKB48、HKT48の多田愛佳と結婚したことを発表した。契約更改の席で、「私ごとではありますが、入籍致しました。初めて会ったときからこの人だろうなっていうのは思ってました」と照れくさそうに明かした。
東京湾でのクルージングでプロポーズし、10月のCS途中に結婚し「僕1人じゃないので、頑張らないと行けないなっていうのはより一層思います」と話した。
山口は今季、キャリアハイの115試合に出場し、14本塁打、打率.235の成績を残した。契約更改では1500万増の4300万円でサインした。山口のインスタグラムには祝福のコメントが殺到。オリックス・頓宮から「おめでとう」のメッセージもあり、山口は「金色のロレックス待ってます笑笑」と、笑いを誘った。
近年増えているプロ野球選手と元アイドルの組み合わせ。11年に楽天・田中将大投手が元カントリー娘。里田まいと結婚した頃は、プロ野球選手とアイドルの組み合わせはそれほど多くはなかった。だが、19年以降は5年連続で誕生しており、今年はソフトバンク・石川柊太投手と元SKEの大場美奈に続いて2組目となった。
一方、90年から00年代のような女子アナとの結婚は減少。14年に広島・堂林翔太内野手と元TBS枡田絵理奈アナウンサー、15年に巨人・長野久義外野手とテレビ朝日・下平さやかアナウンサー、16年に西武・菊池雄星投手(現ブルージェイズ)とフリーの深津瑠美アナウンサーが結婚しているが、近年はアイドルや女優が多くなっている。
ロッテ・岡大海外野手(32)が20日、ZOZOマリンスタジアム内で契約更改に臨んだ。新たに3年契約を結び、3400万増の年俸7000万円でサインした(金額は推定)。
プロ10年目の今季は109試合に出場。キャリアハイの7本塁打をマークし、15盗塁を決めるなど走攻守で活躍した。「数字としてはキャリアハイの数字が多くて、色々な方に助けられたおかげでこういう成績が残せた」と振り返った。
ただ、「満足する数字ではない」ときっぱり。「まだレギュラーではないし、まだまだやっていかないといけない。年齢を重ねると落ち着きたくなる方もいるかもしれないけど、僕はがつがついきたい」と、ベテランの領域に入っても、飛躍し続ける姿勢だ。
ロッテの岡が20日、3400万円増の年俸7千万円で3年契約を結んだ。今季は109試合に出場し、打率2割8分2厘。90安打、7本塁打、33打点はいずれも自己最多で「色んな人に助けられ、このような成績を収められた。もっともっと向上していきたい」と決意を新たにした。
山口は1500万円増の4300万円でサイン。5年目で初めて規定打席に達したものの打率2割3分5厘と確実性を上げられず、本塁打は目標とした30本の半分以下の14本に終わった。元タレントの多田愛佳さんと結婚したこともあり、「もっとやらないといけない」と気を引き締めた。(金額は推定)
ロッテ・山口航輝外野手が20日、元AKB48、HKT48の多田愛佳さんと結婚したことを発表した。「私ごとではありますが、入籍致しました。初めて会ったときからこの人だろうなっていうのは思ってました」と照れくさそうに明かした。
東京湾でのクルージングでプロポーズし、10月のCS途中に結婚し「僕1人じゃないので、頑張らないと行けないなっていうのはより一層思います」と話した。
今季はキャリアハイの115試合に出場し、14本塁打、打率.235の成績を残した。
ロッテ・茶谷健太内野手(25)が20日、ZOZOマリンスタジアム内で契約更改に臨んだ。900万増の2000万円でサインした。(金額は推定)
今季はキャリアハイの79試合に出場し、打率.284。開幕1軍入りを果たし1年間帯同し、内野の全ポジションを守った。「開幕からベンチに入れさせていただいて、6月あたり全く打てなくて絶対下に落ちるなっていう時も、首脳陣の方達が残してくださったので、踏ん張れたじゃないですけど、そこが全てだった」と振り返った。
「去年の経験が生きている。去年は最後の方出させていただいて、それを元にオフシーズンやってきて、それが生かせた」と飛躍の1年となったが、課題はある。1番の課題は打撃。今オフは「今年やってきたことを意識しながら、もっと確実にできるように」と、鍛錬を積む。
守備では、1つのポジションでのレギュラーを狙う選手が多い中、「こだわりはない」と茶谷。「もちろんスタメンで出たいけど、それはどうなるか分からない。必要なときに必要なところで出られるというのが今の売り。そこを伸ばしてやって行きたい」と長所を伸ばす。
来季に向けては「今年よりさらに数字全てでレベルアップできるように」と、打てるユーティリティープレーヤーを目指す。
「1番の印象というのはタフだなと思いました。タフ、体のタフだけじゃなくて、心のタフさ。厳しい状況の中でも心の中で文句の1つや2つはあると思うんですよ。そういうものを出さずにマウンドで前向きに投げる姿勢、姿がしっかりと結果を出してマウンドを降りてきて、ガッツポーズするところを見ているとタフだなと思いましたね」。
ロッテの黒木知宏投手コーチは、今年のリリーフ陣をこのように評価した。今季は開幕から決まった形の“勝利の方程式”を採用せず、場面や状況に応じてリリーフ投手をうまく起用し、勝利を積み重ねてきた。
今季初勝利した4月4日の日本ハム戦は、7回・ペルドモ、8回・澤村拓一、9回・益田直也だったが、翌日は0−0の7回に中森俊介、2−1の8回にペルドモ、9回・益田で逃げ切り。ペルドモ、益田が連投となった6日は2−0の7回に小野郁、3−1の8回は坂本光士郎とカスティーヨ、6−1となった9回は西村天裕が試合を締めた。
4月14日のオリックス戦は2−0の8回、今季初めて勝ち試合の8回に益田が登板し、9回・澤村で逃げ切れば、19日の日本ハム戦はペルドモ、益田が連投中ではなかったが、4−2の7回に唐川侑己、8回・小野、9回・澤村で勝ち切るパターンも。ブルペンデーとなった5月21日の楽天戦は益田がベンチ外だったこともあり、6−4の9回はペルドモがマウンドに上がった。6月15日の中日戦は勝ちパターンの澤村、ペルドモ、益田を使わずに1−1の引き分け。7月9日の日本ハム戦は、勝ち試合の8回、9回に任されることが多かったペルドモ、益田が連投中ではなかったが、1−2の8回表に逆転した直後の8回裏に澤村、そして9回は横山陸人にマウンドを託した。オールスター明けも、8月4日の楽天戦で5−3の7回に横山、ペルドモが連投中ではなかったが8回は坂本、東妻、9回は益田が連投中ではなかったが東條大樹の継投で逃げ切った。
黒木投手コーチは「昨年の秋に監督と色々話をして起用法ですよね。ある意味固定というところではなくて、バッターの状況によって適材適所じゃないですけど、起用していくところで始まっている。選手にとってすごくイレギュラーが多かったと思うんですよ。本来であればイニングをちゃんと決めて、ビハインドとビハインドじゃない時のイニングを投げるピッチャーを作ってあげるほうが本当は準備しやすいと思うんですけど、そうじゃないやり方を今年はやるよと去年の秋から話をして取り組んで行った。相当選手に負担をかけました。それでもしっかり結果を出して投げていくような投手陣。リリーフ陣。特にタフに感じたし感謝していますよ」と期待に応え続けたブルペン陣を評価した。
特に西村、坂本、東妻などは勝ち試合、ビハインド、同点と様々な局面で投げた。西村は「いつでもいける準備をしているので別にそんなに難しさとかは感じていないです」と話せば、坂本も「何となく自分かなと思いながら体を動かしているので、いろんな場面で出ていくことが多いですけど、そこは別にいつもと変わらない感じで投げています」と頼もしい言葉が返ってきた。東妻も「難しく考える方が余計に自分で難しくしてしまうので、自分は全力で1人のバッター、何アウトだろうが、どんな展開だろうが腕を振るだけ。細かいことを考えずに、状況だけしっかり把握して打者に向かってしっかり投げられるようにしています」と力強く話した。
また、オールスター明けはベンチ外の日を多く作っていた。8月8日からの週でいえば、8日が高野脩汰、9日が西村と東妻、10日が西村と高野、11日が西村と澤田圭佑、12日と13日は東妻がベンチ外だった。ブルペンを担当する小野晋吾コーチは夏場に取材した時には「できるだけ疲労を溜めないのもそうですし、状態を維持していくために色々試行錯誤している感じです」と話していた。
その一方で前半戦を支えたリリーフ陣が苦しんだのも事実。7月30日のソフトバンク戦は5−2の7回に西村が1点を失うと、8回に登板したペルドモが2失点で同点に追いつかれ、延長11回に澤村が周東佑京に適時打を浴びサヨナラ負け。8月1日の日本ハム戦も2−1の9回に益田が万波中正、マルティネスに一発をくらい逆転負け。8月5日の楽天戦は4−5の8回に2点を奪い逆転したが、その裏ペルドモが2失点し敗れた。リーグ制覇を許した9月20日のオリックス戦も、2−0の7回にリリーフ陣がリードを守りきれず6失点した。
さらにシーズン最終盤には、西村が9月3日に1軍登録抹消され約1カ月間離脱すれば、ペルドモも9月18日から10日間1軍登録抹消の時期があり、益田も特例2023で10月1日に1軍登録抹消されるなど、リリーフ陣の台所事情が苦しくなった。
この苦しい8月以降のブルペンを支えたのが澤田圭佑だ。オリックスを自由契約となり、今季から育成選手と入団し、7月27日に支配下登録されると、8月9日に移籍後1軍初昇格。同日のオリックス戦で移籍後初登板し0回2/3を無失点に抑えると、8月12日の西武戦では1−2の9回に登板し無失点に抑え、その裏に佐藤都志也の適時打、荻野貴司の犠飛でサヨナラ勝ち。移籍後初勝利を手にした。8月19日の楽天戦では、5−3の6回に登板し1回を3人で片付け移籍後初ホールドをマークし、1軍昇格後初の連投となった10月1日の西武戦では同日に特例2023で1軍登録抹消となった益田に代わり3−2の9回に登板しプロ初セーブをマークした。
ファームでは昇格前の時点で防御率4.58だった澤田が活躍できた要因は、ファームとの連携も大きかったのだろうか−。
「連携はとっていましたね。毎日2軍の投手コーチと話をして、3日、4日先のピッチャーが誰が投げるのかまで打ち合わせをしていました。もし上でリリーフピッチャーがイニングを投げてしまった時には、使えるピッチャーは誰なのか、いろんな運用の仕方があるんですけど、そういうところはしっかりと2軍のピッチングコーチと打ち合わせをしていました。そう言ったところでうまく状態が上がってきた澤田くんと、上で投げているピッチャーが何人か不具合が起きて入れ替える、スイッチできる。うまくハマりましたよね」(黒木コーチ)。
今季のリリーフ陣を振り返ると、登板管理がシーズン通してしっかりと行われた。5月18日のオリックス戦、5月21日の楽天戦、9月24日のソフトバンク戦。10月6日のオリックス戦でブルペンデーを行ったが、シーズン中は3連投した投手は誰もおらず、1週間に4登板以上した投手も益田(6月5日〜の週)、坂本(6月5日〜の週)、東條大樹(8月29日〜の週)3人のみで、益田と坂本の2人は6月3日から9連戦中だった。
西村にシーズン中、登板がしっかり管理されていることについて質問すると、「自分達のことを考えてベストなパフォーマンスを出せるように考えてくれていると思うのでありがたいです」と感謝し、坂本は「大体2連投したら3連投はないので、そこは2連投したらリカバリーの日にしたりしています。3連投がないので体の負担も少ないのかなと思います」と自己分析した。
黒木投手コーチは「それ(登板管理)は監督が1番の考えているところで、選手はいくというんですよ。行かせるのも簡単。でも実際色んな数値を見てみると、3連投、4連投になると良くない。他にもいいピッチャーがいる訳だし、そこをうまく運用していきながら、何とか1年間頑張れたというのはありますけどね」と振り返った。
守護神の益田と最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得したペルドモはビハインドでの登板はほとんどなく、益田がビハインドで登板したのは10月7日のオリックス戦のみで、ペルドモは来日初登板となった4月1日のソフトバンク戦、4月16日のオリックス戦、9月10日のオリックス戦、10月7日のオリックス戦の4試合。勝ちパターンで投げる2人を、チームの士気を高めるために、負けた場面で投げさせるようなことはほとんどしなかった。ペルドモはシーズン中、「監督が自分のことを信頼してくれて投げさせてもらっていると思っているので、その機会を大事に投げています」と話していた。
投手陣をしっかりと登板管理していた中で、4月19日の日本ハム戦、7月9日の日本ハム戦、8月4日の楽天戦のように守護神・益田が連投中ではなかったが、勝ち試合の9回に別の投手がマウンドにあがることもあった。
黒木コーチは「1年通してというのはすごく長い。1人の選手、2人の選手に負荷をかけてしまうと、この選手がいなくなったら実際にその裏でバックアップする選手達の歪みもくる。そうなるとチーム力が下がってくると考えたら、うまく運用しなければいけない。絶対的なクローザーだった益田投手が連投だったらパフォーマンスが落ちる、大きな怪我をさせないように運用するために適任なのは横山だった。横山だけでなく西村もそうだったし、澤田もそうだった。監督も含めて投手コーチと運用していきましたけどね」と説明した。
今季は様々な投手を起用して勝ちパターンを運用していったが今季のような形が理想なのだろうか、それとも力のあるリリーフ3人を7回から固定して投げ切るのが理想なのか−。
「時と場合によるんじゃないですかね、絶対的なものがあったとしてもその選手が使い減りしてパフォーマンスが落ちたら結局、ゲーム壊れちゃいますよね。できるだけフレッシュな状態にしてあげたい。フレッシュじゃなかった時にどうしようか。バックアップメンバーは作っておかないといけない。全てを固定にするのではなく、固定ができるような運用の仕方がすごく大事かと思いますね」(黒木コーチ)。
長いペナントレースを勝ち抜くためには、力のあるリリーフが複数人いると心強い。今季はリリーフ陣が苦しんだ時期や故障者が出た時もあったが、投手運用やその時々で調子の良い投手でカバーした。今季の良かった部分、課題点を見つめ直し、来季は今季以上のブルペンを作ってくれることを期待したい。
※リリーフの成績のみ
サヨナラ男の異名を襲名したシーズンだった。安田尚憲内野手はクライマックスシリーズを含めると今シーズン4度、サヨナラヒットを放った。中でも「幕張の奇跡」と呼ばれる10月16日、本拠地ZOZOマリンスタジアムでのクライマックスシリーズファーストステージ第3戦のサヨナラ打は記憶に新しい。
「皆さんに打たせてもらった。流れのままに打たせてもらった印象。シーズン終盤から取り組んでいる力を入れすぎない打撃が出来た結果だと思う」と安田は振り返る。
今年のシーズン終盤から「力まないこと」を打席で意識するようになった。福浦和也ヘッドコーチから「肩に力が入りすぎだ」と指摘され取り組んだ。その中の練習方法として7メートルから8メートル程度の距離を置き、トスされたボールを芯でとらえるように軽く打つトスバッティングを繰り返し行った。打席でもこのトス打撃の感覚を意識。するとバットがスムーズに出るようになった。
「打てない時期は焦りが出て、力みにつながっていた。打たなくてもいいボールに手を出したりして悪循環にハマっていた。気持ち的な部分が大きかったと思う。シーズン最初の方は良かっただけに悔しいですし、もったいないことをした。自分から崩れていった感じ。ただ、シーズン終盤は力を抜くようにして、いい感じになりました」と安田は言う。
幕張の奇跡は、力まず、コンパクトに打った結果だ。ちょっと甘く入ってきた149キロストレートを素直に打ち返すと打球は右中間に飛んだ。スタンドは総立ちとなり、大歓声を一身に浴びた。
「素直にバットが出たイメージ。一塁走者は足の速い岡さんだったので、もしかしたらと思った。ホームインした瞬間は嬉しすぎて覚えていない。すごい歓声だった。夜も眠れないくらい興奮した」(安田)
手応えを残したシーズンではあるが、20本塁打以上を目標にスタートしたシーズンは9本塁打。不完全燃焼に終わってしまったのも事実だ。
「悔しいシーズン。情けないシーズン。ただ、意味がなかったこととは思っていない。やれたことは少ないけど、プロで初めてサヨナラ打を打てた。ポストシーズンでもサヨナラ打を打てたことはしっかりと次につなげたい。来年は25歳。ずっと先輩に引っ張ってもらってきているので、来年は自分がチームを引っ張る存在になりたい。1年を通して、チームに貢献できるようになりたい」と意気込む。
大型内野手としてドラフト1位の期待を背負い入団をして6年の月日が流れた。チームの中心選手としての自覚が芽生えたシーズンでもあった。そして何よりも本拠地で行ったポストゲームの雰囲気が忘れられない。「マリンがすごい雰囲気になっていた。いつもすごいけど、また違う雰囲気。ファイナルステージ、そして日本シリーズをマリンでやりたいとつくづく思った」と話す。2024年は背番号「5」がチームの中心として躍動する。迷わず、力まず、最高のラストシーンまで前に進む。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)
千葉ロッテマリーンズの2023年シーズンが幕を閉じた。レギュラーシーズンは70勝68敗5分けの2位。クライマックスシリーズこそファイナルステージで王者バファローズに敗れるも昨年5位から、大きく飛躍した1年となった。
「開幕した時はどうなるかと思ったけどね」。
ZOZOマリンスタジアムで行われた秋季練習で吉井理人監督は選手達が汗を流す姿を眺めながら、シーズンを振り返った。福岡で行われた3月31日からのホークスとの開幕3連戦に3連敗。新しい指揮官の船出は決して順風満帆ではなかった。しかし、そこから巻き返した。本拠地に戻りファイターズに3連勝。その後も練習を伸ばし5連勝。4月21日からは開幕カードで3連敗を食らったホークス相手に地元で3連勝とやり返した。
「福岡から千葉に戻ってきて3連勝。そして開幕の借りを返すようにホークスにも3連勝。選手達の姿をみて、こいつらやるなあ。根性あるなあと思った。すごく見直しました」と吉井監督は目を細める。
結局、出鼻をくじかれたものの、4月は14勝9敗と勝ち越し、その後も快進撃を続けた。中でも今年は本拠地ZOZOマリンスタジアムで42勝28敗2分けと無類の強さを誇った。コロナ禍が終り、スタジアムに戻ってきたファンの大声援がチームを大きく後押しした。
「応援は凄く大きかった。ホームアドバンテージになっていた。頼もしい存在だった」(吉井監督)。
11月9日、日本野球機構より2024シーズンのパ・リーグ公式戦日程が発表となった。マリーンズは3月29日、本拠地ZOZOマリンスタジアムでファイターズを迎え1年をスタートさせる。「ファンの皆様の声援をパワーにうまく後押しをしてもらって自分達の力が出していきたい」と指揮官は腕をぶす。来年もまたファンと共に戦う。
(千葉ロッテマリーンズ広報室・梶原紀章)