わたしはかもめ2023年鴎の便り(11月)

便

11月28日

[ロッテ]福浦和也ヘッド、母校習志野恩師・石井好博さんしのぶ「厳しくもあり優しい方でした」[ニッカン]

ロッテ・福浦和也1軍ヘッド兼打撃コーチ(47)が、習志野(千葉)で監督を務めた石井好博(いしい・よしひろ)さんをしのんだ。石井さんは26日に千葉・成田市内の病院で死去していたことが27日、明らかになった。74歳。関係者によると26日午前に少年野球大会を訪れた際、体調不良を訴え、病院に搬送されたものの間もなく死亡が確認された。

習志野出身の福浦1軍ヘッド兼打撃コーチは、球団を通じて「あまりにも急な事で驚きました。最後にお会いしたのは私の記憶では2019年にZOZOマリンスタジアムに始球式にお越しになった時ではないかなと思います。石井さんがマウンドに上がり、自分が打席に立ちました。その光景は今でも鮮明に覚えています。高校時代はよく怒られました。特にピッチングに関して厳しく指導いただきました。忘れられないのは自分が腰や肩を痛めた時、すごく心配をしていただき知り合いの治療院を紹介してくださり、わざわざ一緒に通院をしてくれたことです。厳しくもあり優しい方でした。心よりご冥福をお祈り申し上げます」とコメントした。

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[ロッテ]育成2位藤蔭・松石信八「走攻守そろった選手に」入団合意、投手から内野手で勝負[ニッカン]

ロッテの育成ドラフト2位、藤蔭・松石信八(しんや)内野手(17)が28日、大分・日田市内のホテルで入団交渉を行い、支度金300万円、年俸230万円で合意した(金額は推定)。

高校では最速152キロの本格派右腕として注目を浴びたが、プロの世界では内野手で勝負する。中学1年の時以来の内野練習に「ゴロを捕るのが難しい」と苦戦中だ。それでも「小坂誠コーチのように走攻守3拍子そろった選手になりたい」とゴールデングラブ賞を遊撃手として4度受賞した名手の名前を挙げた。

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[ロッテ]前阪神二保旭、前オリ吉田凌と育成契約、吉田「オリックスの4連覇を阻止したい」[ニッカン]

ロッテは28日、非公開でテストを行っていた前阪神二保旭投手(33)、前オリックス吉田凌投手(26)と育成契約を結ぶことを発表した。

二保は08年に育成ドラフト2位でソフトバンクに入団。21年にトレードで阪神に移籍した。22年にはウエスタン・リーグで13セーブを挙げ最多セーブのタイトルを獲得したが、2年連続で1軍での登板機会はなかった。「もう1度NPBでやれるっていうチャンスをいただけたので、1日でも早く支配下になってリーグ優勝、日本一に貢献できたら」と話した。2年ぶりのパ・リーグ復帰に「パ・リーグの試合をあまり見れてなかったので、ピッチャー陣に聞いて勉強しないといけない」と気を引き締めた。

吉田は15年に東海大相模からドラフト5位でオリックスに入団。今季19試合で、防御率3.24。「ほっとしたというか、嬉しい気持ち」と話した。オリックスからは沢田圭佑投手(29)や大下誠一郎内野手(26)がロッテに移籍してきている。吉田は「率直に嬉しいですし、元々一緒にやってた人がいるっていうのは心強い」と安堵の表情を見せた。「頑張って支配下に上がって、オリックスの4連覇を何としても阻止したい」と打倒古巣で腕を振る。

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ロッテ・小島&藤岡、互いの意外な一面を暴露、「ロッカーではすごいお茶目」「ご飯誘っても断る」[サンスポ]

プロ野球、ロッテの小島和哉投手(27)と藤岡裕大内野手(30)が28日、TOKYO FM「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」(月〜木曜後1:00)にゲストとして生出演。「ファンが知らないような互いの一面」について暴露した。

リスナーからの質問で、ファンが知らないような互いの一面を問われた2人。小島は「藤岡さんは、すごい練習をたくさんする人。でもロッカーではすごいお茶目。可愛らしいところがたくさんあります」と明かし、藤岡は「確かにロッカーとかはうるさいかもしれない。わちゃわちゃしてるのが好きですかね。みんなに絡みまくってる」とうなずいた。

一方、藤岡は「『(小島が)ご飯行きましょう』って言ってくるんですけど、誘っても大概断る。今年1回も行ったことないです」と告白。真偽を問われた小島が「投げる日の遠征のときは外に食事に行かない。そういうタイミングで裕大さんがご飯誘ってくださるので、裕大さんのタイミングがちょっと悪い」と弁明すると、「そんなことないと思うんですけどね、逆にいつならいいのか教えて欲しい」と首をかしげた。

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ロッテ、育成D2位・松石信八と合意[サンスポ]

ロッテが育成ドラフト2位で指名した大分・藤蔭高の松石信八内野手(17)=175センチ、75キロ、右投げ右打ち=の入団が28日、決まった。支度金300万円、年俸230万円で合意した。ドラフト指名時は投手だったが、球団広報によると内野手登録になるという。(金額は推定)

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ロッテ、前阪神・二保と前オリックス・吉田と育成契約、「マリーンズは移籍した選手が躍動している印象。自分も活躍ができるように」[サンスポ]

ロッテは28日、阪神を戦力外となった二保旭投手(33)とオリックスを戦力外となった吉田凌投手(26)と育成契約を結んだと発表した。23日に非公開で両選手の入団テストを実施していた。

二保は福岡・九州国際大付高から2009年に育成ドラフト2位でソフトバンクに入団。12年に支配下登録され、21年に阪神にトレードで移籍した。22、23年は1軍登板はなかった。通算成績は113試合の登板で、13勝12敗、1セーブ、9ホールド、防御率4.38。球団を通じて「野球ができなくなると思っていた中でチャンスをいただきました。このご恩を返せるように1日でも早く支配下になり、チームのリーグ優勝、日本一に貢献したいと思います」とコメントした。

吉田は神奈川・東海大相模高から16年にドラフト5位でオリックスに入団。今季は中継ぎで19試合に投げ、4ホールド、防御率3.24だった。通算成績は83試合の登板で、4勝5敗、17ホールド、防御率3.70。球団を通じて「もう1回、野球ができるチャンスをいただきうれしく思います。これを機に今までなかった自分を出していけたらと思っています。マリーンズは移籍した選手がすごく躍動している印象があるので、自分もそのような活躍ができるように一日でも早く支配下となり、チームの勝利に貢献できるピッチングをみせたいです」とコメントした。

背番号は後日、発表される。

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ロッテ・福浦ヘッドコーチ、母校の習志野高・石井元監督は「厳しくもあり優しい方でした」[サンスポ]

ロッテ・福浦和也1軍ヘッド兼打撃コーチ(47)が28日、千葉・習志野高で選手、監督として全国制覇を果たした石井好博(いしい・よしひろ)氏が26日に死去したことを受け、コメントを発表した。

投手だった習志野高時代に指導を受けた福浦コーチは、球団を通じて「あまりにも急なことで驚きました。最後にお会いしたのは私の記憶では2019年にZOZOマリンスタジアムに始球式にお越しになったときではないかなと思います。石井さんがマウンドに上がり、自分が打席に立ちました。その光景は今でも鮮明に覚えています。高校時代はよく怒られました。特にピッチングに関して厳しく指導いただきました。忘れられないのは自分が腰や肩を痛めたとき、すごく心配をしていただき知り合いの治療院を紹介してくださり、わざわざ一緒に通院をしてくれたことです。厳しくもあり優しい方でした。心よりご冥福をお祈り申し上げます」と悼んだ。

石井氏は習志野高3年時の1967年にエースとして、夏の甲子園大会で千葉県勢初優勝に貢献。愛知・中京との準決勝で4人の走者をけん制で刺し、語り草になった。早大に進み、72年に母校の監督に就任。75年にエースの小川淳司(66、現ヤクルトGM)らを擁して全国制覇を達成した。当時26歳。優勝投手が母校に戻って再び栄冠に輝いたのは初めてだった。「ミスタータイガース」と呼ばれた掛布雅之氏ら多くのプロ野球選手を育て、名伯楽として知られていた。

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ロッテ育成ドラフト2位の松石が入団合意「3拍子そろったスピードのある選手に」[スポニチ]

ロッテから育成ドラフトで2位指名された松石信八投手(17=藤蔭高)が28日、大分県日田市内のホテルで入団交渉に臨み、支度金300万円、年俸230万円(金額は推定)で合意した。

最速152キロ右腕。高校最後の夏は打席で左脇腹を痛め、わずか9球で終わった。投手としてプロ志望届を出したが、球団は体のバネや野球センスを高く評価し、内野手として育成する計画だ。

部活を引退後から内野の練習を始めているという松石は「求められるところでやると決めていたので、どこでもできたらと思っている」ときっぱり。「1番は脚力を生かしてやっていきたいと思っているので、走攻守3拍子そろったスピードのある選手になっていけたら」と意気込み、目標とする選手には小坂誠1軍内野守備兼走塁コーチの名を挙げた。

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ロッテ、前阪神・二保&前オリックス吉田と育成契約「1日も早く支配下に」[スポニチ]

ロッテは28日、阪神を戦力外となった二保旭投手(33)とオリックスを戦力外となった吉田凌投手(26)と育成選手契約を結んだと発表した。両投手は23日に非公開で行われた入団テストを受けていた。

二保は九州国際大から2008年育成ドラフト2位でソフトバンク入り。12年7月に支配下登録され、21年7月に阪神にトレードで移籍したが、22、23年は1軍での登板機会がなかった。「野球ができなくなると思っていた中でチャンスをいただくことができました。このご恩を返せるように1日でも早く支配下になり、チームのリーグ優勝、日本一に貢献したいと思います」とコメントした。

吉田は東海大相模から15年ドラフト5位でオリックスに入団。今季は中継ぎとして19試合に登板して0勝0敗4ホールド、防御率3.24。「もう1回、野球ができるチャンスをいただき、嬉しく思います。これを機に今までなかった自分を出していけたらと思っています。マリーンズは移籍した選手がすごく躍動している印象があるので、自分もそのような活躍ができるように1日でも早く支配下となり、チームの勝利に貢献できるピッチングを見せたいです」と話した。

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ロッテ・福浦ヘッド、母校・習志野の石井元監督悼む「厳しくもあり優しい方でした」[スポニチ]

ロッテの福浦和也1軍ヘッド兼打撃コーチ(47)が28日、母校・習志野高で監督を務めた石井好博さんが死去したこと受け、コメントを発表した。関係者によると石井さんは、千葉県内で行われた少年野球大会に招かれた際、体調不良で倒れ、病院に搬送された後に死亡が確認されたという。

1967年夏の全国高校野球選手権大会で習志野のエースとして千葉県勢初の全国制覇に貢献。早大を卒業後には母校の監督に就任し、エース小川淳司(現ヤクルトGM)を擁した75年夏にも優勝し、選手、指揮官として同校を日本一に導いた。

福浦和也1軍ヘッド兼打撃コーチ
「あまりにも急な事で驚きました。最後にお会いしたのは私の記憶では2019年にZOZOマリンスタジアムに始球式にお越しになった時ではないかなと思います。石井さんがマウンドに上がり、自分が打席に立ちました。その光景は今でも鮮明に覚えています。高校時代はよく怒られました。特にピッチングに関して厳しく指導いただきました。忘れられないのは自分が腰や肩を痛めた時、すごく心配をしていただき知り合いの治療院を紹介してくださり、わざわざ一緒に通院をしてくれたことです。厳しくもあり優しい方でした。心よりご冥福をお祈り申し上げます。」

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[ロッテ]池田来翔がイースタン・リーグ優秀選手賞を受賞「シーズン通してスタメンで活躍できるように」[報知]

タイトルホルダーや最優秀選手、最優秀新人といった今シーズン活躍した選手達をたたえる表彰式「NPB AWARDS」が28日、都内で行われ、ロッテの池田来翔内野手がイースタン・リーグの優秀選手賞を受賞した。

プロ2年目の今季は1軍では40試合に出場し、打率2割6分9厘をマーク。プロ初本塁打を含む2本塁打も放った。イースタン・リーグでは69試合に出場し打率2割5分1厘。持ち前のパワーで5本塁打、19打点をマークし、初の優秀選手賞に輝いた。現在はオーストラリアでのWLに参加している池田は表彰式を欠席。メッセージで「開幕1軍を逃し、悔しい思いをしました。1軍に上がり活躍すると思いファームで必死に必死に練習してきました。1軍に昇格したときは身の引き締まる思いでした。ファームで取り組んできたことが1軍の舞台で発揮できとても良かったです。来年は今年経験したことを生かし、開幕スタメン、そしてシーズン通してスタメンで活躍できるように頑張ります」と意気込んだ。

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[ロッテ]福浦和也ヘッドコーチ「厳しくもあり優しい方でした」恩師・石井好博さんの死去に悲しむ[報知]

習志野高で監督を務めた石井好博氏が26日に死去したことを受け、ロッテの福浦和也ヘッドコーチが28日、球団を通じコメントを発表した。

「あまりにも急な事で驚きました。最後にお会いしたのは私の記憶では2019年にZOZOマリンスタジアムに始球式にお越しになった時ではないかなと思います。石井さんがマウンドに上がり、自分が打席に立ちました。その光景は今でも鮮明に覚えています。高校時代はよく怒られました。特にピッチングに関して厳しく指導いただきました。忘れられないのは自分が腰や肩を痛めた時、すごく心配をしていただき知り合いの治療院を紹介してくださり、わざわざ一緒に通院をしてくれたことです。厳しくもあり優しい方でした。心よりご冥福をお祈り申し上げます。」

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ロッテ、二保と吉田の両投手獲得、阪神で戦力外、育成選手契約[デイリー]

ロッテは28日、阪神を戦力外となった二保旭(33)、オリックスを戦力外となった吉田凌(26)両投手と育成選手契約を結んだと発表した。

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2023年度最優秀選手発表

投票総数
セ・リーグ:306、パ・リーグ:267
有効投票数
セ・リーグ:306、パ・リーグ:267

※規定により各1票にそれぞれ1位5点、2位3点、3位1点を与える。

セントラル・リーグパシフィック・リーグ
選手名球団1位2位3位点数選手名球団1位2位3位点数
◎村上頌樹856145653◎山本由伸259511311
近本光司576131499近藤健介57740296
大山悠輔634249490頓宮裕真07440262
岩崎優563532417森友哉24326165
東克樹ディ142924181宮城大弥0143072
中野拓夢152320164柳田悠岐011518
岡本和真5152292平野佳寿03817
大竹耕太郎5131781佐々木朗希11311
牧秀悟371551山ア颯一郎02410
佐藤輝明03615松井裕樹0169
宮ア敏郎0239G.ポランコ0147
坂本誠志郎1038万波中正0125
岩貞祐太1005浅村栄斗0114
島内颯太郎1005山下舜平大0044
木浪聖也0125山ア福也0011
床田寛樹0125若月健矢0011
伊藤将司0114中川圭太0011
糸原健斗0103橋光成西0011
坂倉将吾0103該当者なし04379208
戸郷翔征0103
西川龍馬0011
T.バウアーディ0011
R.マルティネス0011
該当者なし093158

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2023年度最優秀新人発表

投票総数
セ・リーグ:306、パ・リーグ:267
有効投票数
セ・リーグ:306、パ・リーグ:267
セントラル・リーグパシフィック・リーグ
選手名球団投票数選手名球団投票数
◎村上頌樹285◎山下舜平大241
森下翔太10渡辺翔太20
秋広優人6宇田川優希4
松山晋也2茶野篤政1
桐敷拓馬1中森俊介1
韮澤雄也1
門脇誠1

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ロッテ・黒木コーチ、佐藤都志也捕手は今季の佐々木朗希をどう見た?[BASEBALL KING]

ロッテ・佐々木朗希は4年目の今季、15試合・91イニングを投げて、7勝4敗、135奪三振、防御率1.78だった。数字だけ見ると、登板数が去年より減っていることもあり、単純に投球回数、勝ち星、奪三振などは昨年よりも減っている。ただ、佐々木朗希がマウンドに立った時の存在感は圧倒的だった。

今季は開幕前の3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の侍ジャパンの一員として世界一に貢献し、3月28日のZOZOマリンスタジアムでの全体練習でチームに再合流。3月30日にライブBPを行い、4月6日の日本ハム戦でWBCから帰国後初先発し、最速164キロを計測するなど6回・80球、1安打、11奪三振、無失点で今季初勝利。続く4月14日のオリックス戦では、プロ入り後初めて山本由伸と投げ合い、7回・105球、1安打、11奪三振、2四球、無失点で投げ勝った。4月21日のソフトバンク戦で、登板3試合目で初めて複数安打を打たれたが、7回・88球を投げ、3安打、8奪三振、1四球、無失点で今季3勝目を手にした。4月28日のオリックス戦では7回・106球、8安打、8奪三振、3四死球、3失点と今季初失点を喫したが、3−3の5回1死一塁で杉本裕太郎に投じた初球に自己最速となる165キロを計測。この日4度165キロを記録した。

5月5日のソフトバンク戦では5回まで、無安打、12奪三振、1四球、無失点でノーヒットノーランに期待がかかったが、右手にマメができた影響で5回で降板。登録抹消されずに1軍に帯同し、5月28日のソフトバンク戦で復帰。6回、82球、3安打、9奪三振、2失点で4勝目。3週間近く登板から遠ざかっていたが、この時点で58奪三振となり、当時57奪三振でトップだったチームメイトの種市篤暉を抜いてトップに立った。

6月4日の阪神戦では5回までノーヒットに抑えていたが、粘りのバッティングをされ、6回・102球、1安打、10奪三振、5四死球、1失点で今季初黒星を喫した。続く6月11日の広島戦では7回を投げ、プロ入り後最多の109球、5安打、10奪三振、1四球、2失点で今季5勝目。6月18日のDeNA戦では、1−2の6回2死三塁から宮崎敏郎に今季初被弾を食らうなど、6回を投げて今季ワーストの4失点で2敗目。

交流戦の阪神戦、DeNA戦では“らしくない”ピッチングも、リーグ戦が再開してからは本来の佐々木朗希に戻った。6月27日のオリックス戦、7回・107球、5安打、10奪三振、1四球、1失点で、規定投球回に達し防御率1.69でリーグトップに躍り出る。7月5日の西武戦では8回・106球、5安打、11奪三振、1四球、無失点で6勝目、7月12日のオリックス戦では7回・104球、3安打、今季最多の14奪三振、0四球、1失点で7勝目。前半戦は12試合・79イニングを投げて、7勝2敗、121奪三振、防御率1.48。12試合中10試合でクオリティスタート(6回3自責点以内達成)と素晴らしかった。

前半戦終了時点でロッテは、首位・オリックスと3.5ゲーム差の2位。後半戦は先発ローテションの軸として、投げていくはずだったが、後半戦最初の先発となった7月24日のソフトバンク戦、6回を投げ1失点にまとめるも、試合中に左脇腹に違和感を感じ、翌日に千葉県内の病院で左内腹斜筋損傷と診断とされた。

9月10日のオリックス戦で復帰したが、9月24日のソフトバンク戦で発熱により先発を回避。10月14日のソフトバンクとのCSファーストステージ第1戦で復帰し、3回・41球、0安打、4奪三振、無失点に抑えた。怪我なく投げれば圧倒的な投球を見せるが、勝負所の8月以降に離脱してしまったのがチームにとっても、佐々木朗希にとっても痛かった。

黒木知宏投手コーチは今季の佐々木朗希について「投げれば圧倒的なピッチングをするので、送り出した時にはベンチとしての安心感はある」と評価しながらも、「1年間通して大きな故障をさせないような運用の仕方をしないといけないし、結果としては怪我をしてシーズン終盤はうまく本人が思うような、我々が期待を込めて送り出しているようなものではなかったというのがあるので、そこはお互いに反省しないといけないところ」と総括した。

続けて黒木コーチは「ただやっぱり投げて自分のパフォーマンスを出した時は圧倒的なピッチングができるものがある。そういうものを来年、開幕から1年間通して守って欲しいなと」と来季に向けて語った。

今季佐々木朗希が先発した15試合中14試合でスタメンマスクを被った佐藤都志也は「WBCから帰ってきてレベルアップしている。僕が最初2年前に組んだ時とレベルが全然違った。去年はほとんど受けていなかったのですが、進化した朗希を僕の技術では追いつけないところが多々あった。もっともっと自分もレベルアップしなきゃなと思ったところもありますし、受けていてエースだなというところもある。そこに邪魔しないような技術、レベルアップしないといけないなと思いました」と振り返った。

佐藤はどんなところに佐々木朗希の進化を感じたのだろうか−。「意識して投げようというところですかね。あとは低めにしっかり投げなきゃいけないというところは意識があった。今までは真ん中くらいから落としてフォークだったんですけど、見切られたりとか、腕を振って低めに投げさせるというところも佐々木朗希自身思っていると思うので、そういったところがすごい進化しているというか、自分の意識、エースの意識なのか分からないですけど、俺が勝たせないという責任感が出ていると思います」。

3年連続で投手三冠に輝いた山本由伸(オリックス)がポスティングシステムを利用してこのオフメジャー挑戦を目指している。佐々木朗希がシーズン通して投げ抜くことができれば、投手三冠、さらには球団史上初となる沢村賞受賞にも期待が持てる。とにかく来季こそ、故障なく1年間先発ローテーションを守り抜いて欲しい。

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日本でわずか1発も…異国で2冠独走の“別人”に、再起かける元助っ人の止まらぬ無双[Full-Count]

◇バルガスは2019年にロッテに所属も33試合出場にとどまり1年限りで退団

元ロッテのケニス・バルガス内野手が、メキシコのウインターリーグで猛打を振るっている。「アギラス・デ・メヒカリ」の一員として39試合に出場して打率.307(137打数42安打)、7本塁打、34打点、出塁率.412、長打率.533、OPS.945。33歳となったが、本塁打と打点で2冠を走っている。

2009年にツインズと契約し、2014年にメジャーデビュー。2016年から2年連続2桁本塁打を放つも2018年3月にDFA(事実上の戦力外)となり、2019年からロッテに加入した。

196センチ、133キロの体で中軸候補として期待されたが、35試合の出場で打率.179、1本塁打、6打点と結果を残すことができず、わずか1年で退団した。2020年はタイガースとマイナー契約したが、7月に退団。その後メキシカンリーグ移って輝きを取り戻した。今季も2球団で16発を放ち、ウインターリーグでも快音を響かせている。

打点は2位に倍以上の差をつける独走ぶり。本塁打でも2位で元阪神のソラーテ(4本塁打)に3差をつけている。

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戦力外に眠っていた右腕…打者圧倒の「0.80」、新天地で再起へ…“お宝”の可能性[Full-Count]

◇オリ戦力外の吉田凌はトライアウト、入団テストを経てロッテと育成契約

ロッテは、オリックスを今季限りで戦力外となっていた吉田凌投手と育成契約を結んだことを28日に発表した。吉田は15日に12球団合同トライアウトを受験。23日に非公開で行われたロッテの入団テストを経ての“合格”となった。

2015年ドラフト5位で東海大相模高から入団した右腕は、2020年には自己最多の35試合に登板。今季は19試合に登板して4ホールド、防御率3.24の成績で、クライマックスシリーズの出場選手登録から外れ、日本シリーズ初日に戦力外通告を受けた。

分厚い救援陣の壁を打ち破れなかった形だが、ウエスタン・リーグでは30試合に登板して2勝0敗4セーブ、防御率1.95という抜群の成績を収めている。セイバーメトリクスの指標を駆使して分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータを見てみると、1イニングあたり1イニング当たりの与四球+被安打を示す「WHIP」では、2軍で20回以上を投げた投手の中では10位の「0.80」を記録した。

まずは育成での再出発となるが、26歳は「もう1回、野球ができるチャンスをいただき嬉しく思います。これを機に今までなかった自分を出していけたらと思っています」と意気込む。プロ9年目で飛び込む新天地で覚醒を遂げることができるか注目だ。

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