名前 | 年俸(万円) | 前年比 |
---|---|---|
益田 | 20000 | − |
美馬 | 14000 | − |
石川歩 | 11000 | ▼4000 |
西野 | 8500 | △3500 |
※金額は推定=万円、前年比△はアップ、▼はダウン
レジェンドの言葉に背中を押してもらった。ロッテ益田直也投手が現状維持の2億円で契約更改した。
昨オフに複数年契約を結んでおり来季は2年目。今季は6月に200セーブを達成し「目標にしていた数字は達成できた」。今オフ、通算219勝で昨年野球殿堂入りを果たした元中日・山本昌氏(58)から「250セーブで名球会に入って欲しい」とエールをもらった。益田は「期待に応えられるように頑張りたい」と残り32セーブでの大台到達を見据えた。(金額は推定)
ロッテの西野勇士投手(32)が30日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、3500万円増の8500万円(金額は推定)で更改した。
今季は先発に転向し、6年ぶりの開幕ローテーション入りを果たした。18試合に登板し8勝5敗。防御率2.69。間隔を空けながらの登板となったが「1年間最初から最後まで1軍にいて投げられたこと、大きなケガなく乗り切れたところは良かった」と納得。来季に向けては「もちろん2桁勝ちたい気持ちはあります」と力強く語った。
20年にトミー・ジョン手術を受け、着実に復活を遂げる。トレーナーとは毎年約1.5倍増のイニング数を目標に立てた。昨年は36.1回、今季は117回と順調だ。「来年は1.5倍くらいの160イニングとか170イニングくらいを目指していきたい」と明確な目標を掲げた。
ロッテ中村奨吾内野手(31)が30日、都内で行われた「第52回三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式に出席した。
2年ぶりの栄誉を手にし「昨年のオフシーズンから守備をもう一度見直してやってきたので受賞させていただき大変嬉しく思っています」と喜びを語った。
今季137試合に出場し守備率は9割9分1厘。失策数6はリーグ最少。二塁手として球団史上最多の3度目の受賞になった。18年の中村奨の初受賞から6年間、楽天・浅村栄斗内野手(33)が1度、西武・外崎修汰内野手(30)が2度の受賞で毎年熾烈な争いを繰り広げる。「素晴らしいセカンドの選手が多い中で受賞させていただき、自信にもなりますし、また来年も頑張っていこうと思っています」と来季に向けて気を引き締めた。
ロッテは30日、石川歩投手(35)と年俸1億1000万円で育成選手として再契約を結んだことを発表した。
石川歩は13年東京ガスからドラフト1位で入団。通算76勝を挙げた右腕は今季、開幕投手が内定していたが、右上肢のコンディション不良で登板を回避。「(今季は)何も出来なかった。早く投げられるようにしたい」と再スタートを切ることになった。(金額は推定)
レジェンドの激励に奮い立たない訳がない。通算218セーブのロッテ・益田直也投手(34)が30日、ZOZOマリンスタジアム内で契約交渉し、複数年契約の2年目となる来季へ現状維持の年俸2億円で更改した。今年6月に通算200セーブを達成した守護神は、13年目の来季の目標として、名球会への入会資格となる通算250セーブの達成を掲げた。
「後ろ(抑え)をやるという強い気持ちでいる。1年間、9回を任せてもらえるようにやっていきたい」。
今季リーグ2位の36セーブを挙げた右腕。大台を強く意識する出来事があった。オフに、通算219勝を挙げ、名球界入りした元中日の山本昌氏と対面する機会があり「250セーブを達成して、名球会に入ってきて欲しい」とのエールをもらった。プロ野球史上最年長50歳までプレーした左腕の言葉に「自分がそんな選手になれるとは思っていなかったけど、頑張れば届きそうな数字がそこにある。期待に応えたい」。残り32セーブ。一心不乱に取りにいく。
ロッテ・西野勇士投手(32)が30日、ZOZOマリンスタジアム内で契約更改交渉に臨み、3500万円増の年俸8500万円(推定)でサインした。
2020年6月に右肘の手術を受け、1軍復帰した昨季は中継ぎで37試合に登板。今季から先発に再転向し、18試合(117イニング)に投げ、8勝5敗、防御率2.69を記録した。
登板間隔を空けながらの出場となったが、本拠地開幕戦(4月4日の日本ハム戦)、交流戦開幕戦(5月30日の巨人戦)、後半戦開幕戦(7月22日のソフトバンク戦)と、節目のマウンドで白星を挙げるなどチームを引っ張った。「登板間隔を空けながらになってしまいましたけど、1年間、最初から最後まで1軍で投げられたこと、大きなケガなく乗り切れたっていうところはよかったなと思います」と振り返った。
一方で「僕が登板間隔を空けることで、他の選手の登板日がバラバラになったり、代わりに入ってくる選手もいたので、申し訳なさは感じていた」と吐露。16年目の来季へ、吉井理人監督にはシーズン中から「来年は中6日やで」と言われていたという。「そのつもりでしっかりローテーションを回って160とか、170イニングくらいを目指していきたい」と話した。
来年33歳となる育成出身の右腕は「衰えているという感覚はない。(今年は)去年よりも成長したと思えるシーズンだった。(来年は)より一層いい結果を出したい」と頼もしかった。
ロッテから戦力外通告を受けていた石川歩投手(35)が30日、4000万円減の年俸1億1000万円(推定)で育成として再契約を結んだ。
10年目の今季は開幕投手を務める予定だったが、右上肢のコンディション不良で回避した。その後も状態が上がらず、今季はイースタン・リーグで3試合に先発したのみ。プロ入り後初めて1軍登板なしに終わり、「何もできなかったなというところ」と振り返った。
シーズン終了後の10月24日には、右肩の骨棘を取り除くなどの手術を受け、投球開始まで3、4ヶ月かかる見込みと発表されていた。現在はリハビリ中で、「可動域を出したり、インナーを強化したりしている」と話した。
富山・滑川高から中部大、東京ガスを経てドラフト1位で入団した2014年に10勝を挙げて新人王に輝いた。16年に自己最多の14勝を挙げたほか、防御率2.16でタイトルを獲得するなどの実績を誇る右腕。球団からは「投げられるようになったら支配下にする。頑張って」との声をかけられたという。育成で再出発する来季へ「早く試合で投げられるようにしたいです」と力を込めた。
ロッテの石川歩が、育成選手として4000万円減の年俸1億1000万円で再契約を結んだ。10年目の今季は開幕投手を務める予定だったが、右肩の状態不良で回避。プロ初の1軍登板なしに終わり、10月24日に右肩手術を受けた。
投球再開まで3〜4ヶ月を要する見込みで、球団からは「投げられるようになったら支配下にする」と伝えられた。リハビリに励む右腕は「早く試合で投げられるようにしたい」と話した。
ロッテの益田直也投手(37)が30日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改に臨み、現状維持の年俸2億円(金額は推定)でサインした。益田は昨オフに複数年契約を結んでいた。
昨季はシーズン途中に守護神の座を譲る形になったが、今季は58試合に登板して2勝5敗、36セーブ、13ホールド、防御率3.71と活躍。「目標にしてた個人の数字は達成できたシーズンだったので、まあ、良かったですけど、でも、優勝できなかったので、そこは来年に向けての課題かな」と振り返った。
昨季の悔しさが糧になった。「あの悔しい気持ちだけは絶対に忘れない。あの経験が今年に生きたんじゃないかと思うので、あの経験だけは、あの気持ちだけは忘れないように取り組んいる」と強調。来季に向けて後ろは(抑え)はもちろん、やるつもりでいますし、1年間、9回を任せてもらえるように、しっかり準備して、1年間しっかりできれば、250セーブも次は見えてくると思うので、そこを目標に個人の数字としてはやりたい」と、あと32に迫っている250セーブの達成を目標に掲げた。
先日、史上最年長勝利の投手記録を持つ山本昌氏と会う機会があり、山本氏から「250セーブで名球会に入って欲しい」と声を掛けられたそうで、「そういう期待にも応えられるように頑張りたい」と意気込んだ。
ロッテの美馬学投手(37)が30日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸1億4000万円(金額は推定)でサインした。美馬は昨年オフに2年契約を結んでいた。
プロ13年目の今季は開幕から調子が上がらず、調整のために出場登録選手を抹消されるなど苦しんだ。18試合登板で3勝9敗、防御率4.76と不本意な成績。「苦しいシーズンだった。めちゃくちゃ、しんどかった」と振り返りつつ、「後半には調子も上がり、またできるという思いも強くなった」と手応えも感じた。
不振の原因はキャンプで状態が上がらなかったこと。「しっかり準備して良い形でキャンプに入り、良い形でシーズンに入って1年間怪我なく回れたら」と来季に目を向けた。
ロッテの西野勇士投手(32)が30日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、3500万円増の年俸8500万円(金額は推定)でサインした。
右肘手術から完全復活した西野はプロ15年目となる今季、先発に再転向し、18試合登板で8勝5敗、防御率2.69の好成績。「登板間隔を空けてもらいながらだったけど、1年間怪我なく乗り切れたは良かった」と充実の1年を振り返った。
援護に恵まれず、勝ち星を伸ばすことができない時期もあったが、新たにシュートを習得したことで投球の幅が広がるなど、ベテランの域に達しても年齢による衰えよりも成長を実感。来季に向け「より一層良い結果を残したい。もちろん2桁勝ちたいけど、160〜170イニングを目指したい」と目標を掲げた。吉井監督からは「来年は中6で頼むで」と言われているそうで、色紙には「中6日」と記した。
WBA世界ライトフライ級王者を13度防衛した具志堅用高氏(68)がYouTube「ネクストチャレンジ」を更新。同じ沖縄・石垣島出身で元ロッテ、中日の大嶺祐太氏(35)と新企画「野球をしよう!!」で共演した。
具志堅氏は中学まで野球部。抜群の運動能力で知られるが、野球部時代の飛び抜けたエピソードがないことはボクシングファンの間で謎だった。
大嶺氏とのキャッチボールを行う直前、左利き用のグラブを渡されて“真実”が明かされた。
具志堅氏は「グローブがなかったのよ、左用の」と、利き手の左にグラブをはめて、利き手ではない右で投げていたことを明かした。
巨人・坂本勇人や元ソフトバンク・松中信彦氏ら利き手とは逆を使って投げる一流選手もいるが、あくまでまれ。
大嶺氏を相手に本来の左投げでキャッチボールし、「凄いですね。ボールに力がある」と感想をもらった。
具志堅氏も「プロの選手にほめられた」と嬉しそうだった。
ロッテの石川歩投手(35)が30日、ZOZOマリンスタジアムで育成選手として再契約を結んだ。
石川歩は2013年ドラフト1位でロッテ入り。1年目から1軍で活躍し、19、20、22年と3度開幕投手を務め、今季も吉井監督から開幕投手に指名されたものの、右腕の状態不良のために回避し、1軍での登板がないままシーズンを終了。10月24日に横浜市内の病院で、右肩ベネット骨棘切除術および後方関節包解離術および関節唇クリーニング術を受けた。球団は来季の契約を行わない旨を通知したが、育成契約での再契約を打診していた。
現在、可動域を広げたり、インナーマッスルを強化するなどのリハビリをすすめている石川歩は「何もできなかった」と今季を振り返り、来季に向け「早く試合で投げられるようにしたい」と抱負を口にした。
登板が可能となれば、支配下登録される見込みで、今季から4000万円減の年俸1億1000万円(金額は推定)でサインした。
第52回「三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式が30日、東京都内のホテルで行われ、二塁手で2年ぶり3度目の受賞となったロッテ・中村奨吾内野手(31)が喜びを語った。
「昨年のオフシーズンから、守備をもう1度見直してやってきたので、受賞させていただき大変嬉しく思ってます」とコメント。直近6年は中村と西武・外崎、楽天・浅村が交互に受賞するような形の中での2年ぶり受賞に「素晴らしいセカンドの選手が多い中で、こうやって受賞させていただき、自信ににもなりますし、また来年も頑張っていこうという風に思ってます」と早くも来季に目を向けた。
日本プロフェッショナル野球組織(NPB)は30日、「ローソンチケット スピードアップ賞」の受賞者・チームを発表。ロッテがパ・リーグで最も平均試合時間(9回試合のみ)が短く、チーム表彰を受けた。
ロッテの平均試合時間は3時間3分で受賞は7年ぶり。高坂俊介球団社長は「このたびは「プロ野球は今季から4年ぶりに声出し応援が解禁され、ファンの皆さまの声援と共にスタジアムにも本来の熱気が戻ってまいりました。スピーディーな試合運びは、プレーする選手はもちろんのこと、試合運営に携わる全スタッフの日頃の取り組む姿勢、そしてファンの皆さまの応援が選手を鼓舞し、エキサイティングな試合展開、テンポの良い試合を作り上げてくれたといっても過言ではありません。こうしてこの賞を頂けましたのも関わる皆さまの高い意識の賜物と心より感謝しております。当球団は令和の常勝軍団を目指し、来季もチーム、フロント、ファンの皆さまと勝利に向かって結束し戦ってまいります。そして更なる試合時間短縮のために、試合運営に関わる全ての皆さまと共に取り組んでいくことで、野球の新たな魅力やスポーツエンターテイメントを創造してまいります。この度は誠にありがとうございました」とコメントを寄せた。
今年10月に右肩の手術を受け、来季の戦力外となっていたロッテ・石川歩投手が30日、育成選手として再契約を結んだ。
ZOZOで契約更改を行い、4000万円減の年俸1億1000万円でサインした右腕は、1軍登板がなかった今季を「何もできなかった」と振り返った。
手術後のリハビリは順調で、球団からは「投げられるようになったら支配下に戻す」と激励されたという。36歳になる来季へ向け、「早く試合で投げられるようになりたい」と前を向いた。(金額は推定)
守備のスペシャリストを表彰する第52回「三井ゴールデン・グラブ賞」の授賞式が都内のホテルで行われ、2年ぶり3度目の受賞を果たしたロッテ・中村奨吾内野手が出席した。
「昨年のオフシーズンから守備をもう1度見直してやってきたので、受賞させていただき大変嬉しく思います」と表情を引き締めた。ここ数年、二塁手の受賞者は楽天・浅村、西武・外崎と年々変わっているが「素晴らしいセカンドの選手が多い中でこうやって受賞させていただき自信にもなりますし、また来年も頑張っていきたいと思っています」と誓った。
ロッテを戦力外となっていた石川が30日、年俸1億1000万円で育成として再契約を結んだ。(金額は推定)
10月24日には右肩有痛性ベネット病変、右肩関節唇損傷のため、右肩の手術を受けて現在はリハビリ中。育成契約となったが、1億円超えの提示は球団からの期待の表れで「投げられるようになったら、支配下に。頑張って」と激励を受け「早く試合で投げられるようにしたい」と力を込めた。
ロッテの益田直也投手が30日、ZOZOマリンスタジアム内で契約更改に臨み、現状維持の2億円でサインした。今季は複数年契約の1年目だった。(金額は推定)
今季は守護神として58試合に登板し、2勝5敗、36セーブ、13ホールド、防御率3.71。6月には通算200セーブを達成した1年を「目標にしていた個人の数字は達成できたシーズンだったので良かったですけど、優勝できなかったのが来季の課題」と振り返った。
来季の目標は、名球会入りの要件となっている250セーブの達成。到達への思いをより一層強くしたのは、オフに入ってから山本昌さんからかけられた「250セーブで名球会に入って欲しい、頑張ってくれ」という言葉だった。右腕は「すごく励みになったし、ああいう人から応援しているといわれるのは嬉しい。何とか期待に応えられるように頑張りたい」。219勝を挙げたレジェンドからの言葉に奮い立った。
「自分がそんな選手になれると思ってやってきてなかったので、頑張れば届きそうな数字がある」。大記録まであと32セーブ。必ず達成してみせる。
ロッテを戦力外になった石川歩投手(35)が30日、ZOZOマリンスタジアム内で、育成として再契約した。年俸は1億1000万円。(金額は推定)
プロ10年目の今季は、吉井監督から開幕投手を指名されたが、右上肢のコンディション不良のため回避。1軍での登板はゼロに終わった。10月24日には、右肩有痛性ベネット病変、右肩関節唇損傷のため、右肩ベネット骨棘除術および後方関節包解離術および関節唇クリーニング術受け、現在はリハビリ中だ。
昨季は20試合で登板し7勝を挙げたベテランだが、一転して悔しい1年間を過ごした。「(開幕投手については)悔しさとかはなかったけど、投げれればよかったとは思います。(1年間)何にもできなかったなっていう感じですね」と、淡々と振り返った。
球団からは「投げられるようになったら、支配下に。頑張って」と声をかけられたといい、来季に向け「早く試合で投げられるようにしたい」と復活を誓った。
「シーズン通してみるとまだまだ物足りない結果ですし、全然満足いっていないですけど、後半最後の方、形ができたというのは来季に向けては良かったんじゃないかと思います」。
ロッテの鈴木昭汰はプロ3年目の今季、13試合・16回1/3を投げて、防御率2.76だった。
今季に向けて自主トレでは「真っ直ぐの角度と強さをそれを確率よく上げるためにというのを意識してやってきました」。2月18日の楽天戦が3回・7失点、2月25日の西武戦が4回・4失点と不安定な投球内容だったが、「先発でなくて、中継ぎという感じで投げている。その中でいい割り切り方ができているかなと思います」と、3月に入ってからのオープン戦では、この“割り切り”が良い方向に出て、4試合・4回1/3を投げ、2被安打、0四球、無失点に抑えた。
また投球フォームも、走者がいないときに大きく振りかぶって投げていたが、「出力も変わらないし、自分の思った通りに投げられているのですごくいいかなと思います」と走者がいない場面でもセットポジションから投げるようになった。
開幕1軍スタートとはならなかったが、ファームでは4月終了時点で7試合・7イニングを投げて、10奪三振、3与四球、防御率2.57で、5月3日に今季初昇格を果たす。今季初登板となった5月4日の楽天戦、0−1の5回2死一、二塁で先発・森遼大朗の後を受けて登板するも、3安打、2与四球、2失点で翌日に1軍登録を抹消。
降格後はファームでもピリッとしない投球が続いていたが、「サブローさんからよく助言をもらいますし、ピッチングコーチの大谷さんをはじめよく助言をいただくので、それが良くなってきているのかなと思います」と、6月11日のDeNA2軍戦から7試合連続無失点、6月8日の楽天2軍戦で石原彪に本塁打を打たれたのを最後に打者27人・9イニングを投げ、被安打0、与四球0、奪三振12と、ノーヒットピッチング。
「今やっている、試合で取り組んでいることだけですね。あとはそれをいくら2軍でやっても意味がないので、上でやらないといけない。しっかり上でやる準備をここでやっているという感じですね」。
ファームでしっかりと結果を残し、7月4日に2度目の昇格。再昇格後、初登板となった7月6日の西武戦、1回・34球を投げ1被安打、2与四死球、1失点、7月15日に特例2023で1軍登録抹消となった。
再びファームで過ごすことになったが、降格後も6試合中失点を喫した登板はわずかに1と結果を残し、8月24日に3度目の昇格。
バースデー登板となった9月7日のソフトバンク戦では、3−7の8回に登板。「ちょっとスライダーがダメだったんですけど、真っ直ぐ主体でしっかり低めに集めることができたので良かったと思います」。先頭の川瀬を2ボール2ストライクから7球目の149キロのストレートでバットを折る二ゴロ、続く三森を1ボール2ストライクから外角低めの133キロスライダーで遊ゴロ、甲斐を初球の144キロストレートで三ゴロで三者凡退に仕留めた。
「ストライク先行は結果的になっているし、やっぱり2軍でやってきたことを1軍で出すつもりでやってきました。2軍の時もこれを1軍でやらないと意味がないと話したと思うんですけど、それが2軍の時と変わらずに今のところは出せているかなと思います」。
「インコースは投げ切り方、感覚がすごく良くなってきたので、それだけでは1軍で抑えられない。外の出し入れとかも色々やっていい感じです」。
「真っ直ぐの質が良くなってきているからファウル取れたりしている。そこは最初よりか明らかに調子が良い」。
ロングリリーフで存在感を示した。9月17日の西武戦で2回を無失点に抑えた翌日に1軍登録抹消となったが、9月23日に特例2023の代替指名選手で昇格し、そこでも変わらず抑えた。
クライマックスシリーズではオリックスとのファイナルステージ第1戦こそ1回を投げ1失点だったが、ソフトバンクとのファーストステージ第2戦に登板し2回2/3を投げ無失点。
夏場以降は1軍の打者に対しストレート、スライダー、ツーシームの中心の投球で抑え込んだ。「(前半戦はストレート、スライダー、ツーシーム中心の投球が)できていないから、前半戦結果残せていなかった。後半できたことを来年はもう一段落レベルアップしてシーズン通してやっていきたいと思います」。
球種については「増やしていきたいなと思いますけど、まずは持ってる球種をレベルアップしてプラスアルファでやれればなと思います」とのことで、リリーフでは少ない球種で抑えていたことに関しては「吉井さんにもいいところをどんどん伸ばそうじゃないですけど、自分のいい球をどんどん使って行くべきだと思ったし、それは変えずに来年もやっていきたいと思います」と自身の考えを述べた。
来季に向けて手応えを掴み、シーズンを終えることができたのだろうか−。
「手応えというか、1軍にいなきゃいけないし、1軍で活躍しないといけないというのを考えたら、後半戦にいた時のような立ち位置では駄目だと思うんですけど、来季に繋がることはできたかなと思います」。
来季はプロ4年目。「1年間しっかり活躍して坂本さんといういい例がいるので、坂本さんに負けないくらい来年はしっかり投げていきたいと思います」。来季こそ、1年間1軍で活躍している1年にしたい。
ロッテから戦力外通告を受けていた福田秀平外野手が、来季からウエスタン・リーグに参加する「ハヤテ223」に入団することが30日、分かった。社会人や独立リーグ、一般企業などから複数のオファーが届いたが、新たにウエスタン・リーグに参加する新球団で、NPB復帰を目指すことを決めた。
多摩大聖ヶ丘高から2006年の高校生ドラフト1巡目でソフトバンクに入団した福田は、走攻守3拍子揃った外野手として、5年目の2011年には97試合に出場。2017年には104試合、2018年には110試合に出場すると、2019年オフに国内FA権を行使してロッテに移籍した。
「人生の勝負をかけて」飛び込んだ新天地だったが、移籍1年目の2020年、コロナ禍で遅れたシーズン開幕直前の練習試合で死球を受けて右肩甲骨を骨折。この年、62試合の出場にとどまると、この怪我がその後も尾を引き、2021年は4試合、2022年は20試合出場止まり。4年契約最終年となった今季もわずか3試合の出場に終わり、戦力外通告を受けて12球団合同トライアウトを受けていた。
トライアウト終了後には「ハヤテ223」のほかにも、指導者としての打診や社会人野球も含めた複数の球団、また一般企業からもオファーがあった。その中でNPBの2軍と対戦することができ、またNPB12球団でのプレーを夢見て飛び込んでくる若い選手と一緒にプレーできる新球団に魅力を感じた。
福田自身、若手の時に川崎宗則内野手らを見て、その姿勢に影響を受けて成長してきた。「長くはない現役選手のうちに、自分が先輩達にしていただいたようにこれからプロ野球選手を志す若い選手達の未来に少しでも貢献したいとも考えるようになった」という思いもあって「ハヤテ」入りを決断した。
来季からウエスタン・リーグに参戦する「ハヤテ223」にとっては、初のNPB経験者の入団になる。NPB12球団への復帰を目指すのはもちろん、未来の野球界を担うかもしれない若手達と共に、福田秀平は来季もユニホームを着る。