わたしはかもめ2023年鴎の便り(12月)

便

12月1日

[ロッテ]角中勝也が代打の神様から金言で「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞」年間大賞[ニッカン]

代打の神様から極意を伝授されていた。ロッテ角中勝也外野手が、7月24日のソフトバンク戦で放った球団50年ぶり2人目の代打逆転サヨナラ本塁打が「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」に選ばれた。

表彰式では「実はこういう場では初めて言うんですけど…。セ・リーグで1打席勝負と言えばこの人、というこの方からアドバイスをいただいて、それを守った結果です」と明かした。

教えを請うたのは誰なのか…。だが「同級生でスワローズの選手」と話すにとどめた。“代打の神様”川端と思われるが「お互い現役なので内容は控えさせていただきます」と秘密を守った。

期待の若手には侍ジャパンに選出された藤原を挙げ、「『(感覚を)つかんだ』って記事に書いてあったので、やってくれるだろう」と角中節を炸裂させた。来年は「優勝して、ビールかけして、優勝旅行行きたい」とチームの勝利を最優先に、ベテランが勝負強さを発揮する。

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[ロッテ]角中勝也「もっとかっこよくできた」劇的瞬間を後悔「スカパー!サヨナラ賞」年間大賞[ニッカン]

感動の裏で後悔も?ロッテ角中勝也外野手(36)は1日、都内で行われた「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞」年間大賞の表彰式に出席した。

7月24日のソフトバンク13回戦(ZOZOマリン)で、0−1のビハインド9回裏2死一塁から右翼席へ放った代打逆転サヨナラ本塁打が、年間大賞を受賞した。角中は「打った瞬間からもしかしたら年間大賞取れるかなと思っていた」と予感的中で栄冠を手にした。最終回2死からの代打逆転本塁打は球団史上初で「千葉ロッテの歴史に名を残せてありがたい」と喜んだ。

だが、劇的な瞬間に後悔もあった。表彰式では、本塁打を打った瞬間からヘッドスライディングでホームインした歓喜の瞬間が何度も大きなスクリーンで再生され、感動がよみがえった。だが当の本人は「残念なのがホームインの瞬間がすごいかっこ悪いなって。もっとかっこよくホームインできたんじゃないかな」と振り返った。「来年以降、ああいう場面があればもっとクールに決めたい」と次は納得のホームインをする。

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[ロッテ]角中勝也が年間大賞、7月ソフトバンク戦で代打逆転サヨナラ弾/スカパー!サヨナラ賞[ニッカン]

セ、パ両リーグが制定する「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞」年間大賞の表彰式が1日、都内のホテルで行われ、パ・リーグはロッテ角中勝也外野手(36)が受賞した。

同賞はレギュラーシーズンを通して最も劇的なサヨナラ打を放った選手に贈られる。昨年に続き、月間「スカパー!サヨナラ賞」の全12プレーの中からファン投票で選出された。両選手にはトロフィーと賞金200万円が贈られる。

角中は7月24日のソフトバンク13回戦(ZOZOマリン)で、0−1のビハインド9回裏2死一塁から右翼席へ代打逆転サヨナラ本塁打を放った。チームは前日から2戦連続のサヨナラ勝ちとなった。

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[ロッテ]新選手会長に中村奨吾「益田さんがチームをいい方向へと導いてくれた流れ引き継いで」[ニッカン]

ロッテは1日、24年の選手会役員を以下の通り発表した。

今季選手会長を務めた益田直也投手から中村奨が引き継ぐ。

中村奨は「益田さんから選手会長を引き継がせていただくことになりました。益田さんがチームをいい方向へと導いてくれた流れを引き継いで、しっかりとチームのために動いていきたいと思っています」と意気込んだ。

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NPB「先発特例」来季導入合意、抹消から14日以内に再び先発すれば登録日数を7日間加算[ニッカン]

日本プロ野球選手会と日本野球機構(NPB)の事務折衝が1日、都内で行われた。

登板翌日以降に登録抹消が繰り返される先発投手はFA権取得に必要な登録日数がたまらないことへの救済措置「先発特例」について、最終確認がなされた。抹消から14日以内に再び先発した場合は、計7日間、出場選手登録を加算する。

選手会、NPBとも来季からの導入で合意に至った。

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ロッテ・角中勝也が「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞」大賞を初受賞、「1打席勝負といえば…という方からアドバイスをいただいて」[サンスポ]

セ、パ両リーグは1日、今季最も劇的なサヨナラ打を放った打者を選ぶ「2023 スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞」の年間大賞を発表。パ・リーグはロッテ・角中勝也外野手(36)がファン投票により初選出された。ロッテ選手の受賞は2021年の岡大海以来で5人目となる。東京都内で表彰式が行われ、オリジナルトロフィーと賞金200万円が送られた。

角中は7月24日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で0−1の9回2死一塁から代打で登場。元同僚の守護神オスナが投じた内角高めの152キロを引っ張り、プロ17年目で初となるサヨナラ2ランを右翼席にたたき込んだ。

起死回生の一発を振り返り、角中は「打った瞬間から、これはもしかしたら年間大賞を狙えるかなと思っていた」と笑顔。「あの打席を振り返ると、実はセ・リーグで1打席勝負といえばこの人という方からアドバイスをいただきまして、それを忠実に守った結果、ああいうような結果になった」と打ち明けた。

「名前を言うのはあれなんですけど…」と助言をくれた人物の名前は明かさなかったが、「自分の同級生でスワローズの選手ですね」とニヤリ。代打の神様≠フ異名をとるヤクルト・川端慎吾内野手(36)と思われ、「内容まではお互いまだ現役なので話さないでおきます」とした。

セ・リーグは巨人・坂本勇人内野手(34)が受賞した。

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ロッテ、中村奨吾が新選手会長に就任[サンスポ]

ロッテは1日、益田に代わる新選手会長に中村奨が就任すると発表した。副会長は小島と岩下が務める。

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ロッテ・石川慎吾が「歯を食いしばって」継続した努力、新天地でつかんだ44試合/武田千怜のアナザーストーリー[サンスポ]

「今日をチャンスに変える。」−。2023年のチームスローガンを体現するように、ロッテの移籍組≠ェ新天地でのリスタートを飛躍のチャンスに変えていった。契約更改交渉後の晴れやかな笑顔をみて、そう感じた。

開幕前に日本ハムからトレードで加入した西村天裕投手(30)は、中継ぎとして自己最多の44試合に登板し、防御率1.25を記録。昨季途中にヤクルトから加入した左腕の坂本光士郎投手(29)もキャリアハイの51試合に投げた。オリックスを戦力外となって育成で加入し、7月に支配下登録された沢田圭佑投手(29)は右肘手術からの復活を遂げ、プロ初セーブをマーク。いずれも、チームの2位に貢献し、ブルペンに欠かせない存在となった。

石川慎吾外野手(30)もその一人だ。7月に巨人からトレードで加入し、移籍初日に即出場選手登録されると、44試合に出場し、打率.348、2本塁打、10打点、代打打率は.400を記録した。好調の要因を問われると、「ジャイアンツにいるときから技術的なことは何一つ変えていない」と言い切り、「1軍に飢えていた。(ロッテに)必要だと言ってもらえたことに対して、応えたいというのはすごく思っていた。意気に感じてやっていた」と続けた。

活躍を後押ししたのは「継続」だ。巨人のファームでは今季限りで現役を引退した松田宣浩内野手(40)、今オフに中日への移籍が決まった中島宏之内野手(41)らベテランや、1年目の浅野翔吾外野手(19)ら若手らとともに鍛錬を積んできた。「そこのメンバーと一緒に、1軍に上がるためにはどうすればいいだろうと、一生懸命毎日、汗水流してやっていた」。同じ目標を持つ者同士で切磋琢磨の日々を過ごした。

今季、巨人では1軍出場はなし。2軍生活が続き「心が折れていなかったかって言われると、折れてはいるんです。でも、歯を食いしばっていましたね、ずっと。皆、同じだと思う。皆、しんどいし、自分が1番可愛いから、楽な方に行きたがるけど、そこをぐっとこらえてやっていたという自負はある。それは自信を持っていえる」と振り返る。

44試合の出場は決してキャリアハイの数字ではない。それでも、苦しい瞬間から逃げることなく、地道に重ねてきた努力の成果を示してロッテでつかんだ「44試合」は石川慎にとって価値がある。「人生は何が起こるかわからないということを1番感じた(1年だった)。真摯に野球に向き合ってきて、本当に良かった。ロッテに声をかけてもらって、救ってもらったなという感謝の気持ちしかない」と実感を込めた。

日本ハム、巨人、ロッテと3球団目となる苦労人は「1軍に上がりたい、1軍で野球がしたい、と思いながらやっていたあの気持ちを、1軍におるからといって忘れないようにというのはすごく意識していた」という。求め続けてきた舞台でプレーする喜びをかみしめて、グラウンドに立っている。

13年目の来季は背番号が「50」から「23」に変更となる。「その場にとどまらず、常にチャレンジする気持ちでやっていく」。変わらない信念と変わろうとする勇気を持つ30歳。己を信じてブレずに進む。

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ロッテ角中、来年のサヨナララ賞年間大賞を狙えるのは「藤原。やってくれるでしょう」[スポニチ]

2023スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞の年間大賞が1日に発表され、東京都内のホテルで表彰式が行われた。パ・リーグはロッテの角中勝也外野手(36)が受賞した。角中は7月24日のソフトバンク戦(ZOZOマリン戦マリン)で0−1の9回2死一塁の場面に代打で出場し、オスナから右越えに逆転サヨナラ2ランを放った。

今季パ・リーグのサヨナラ試合39試合のうち8試合がロッテ。そのうち3試合でサヨナラ打を放った安田尚憲内野手(24)について角中は「普段は打たないのにサヨナラの場面だけは雰囲気があるので、そういう場面では自分も期待してます」と明かし、「もうちょっとメンタルが強くなったら、もっともっといい選手になるかなと思います」と“注文”を付けた。

また、来年の年間大賞獲得が狙えそうなチーム内の若手には「日本代表でも良いバッティングしてた藤原選手」と藤原恭大外野手(23)の名を挙げ、「何かつかんだって記事に書いてあったので、つかんだのならやってくれるでしょう」と期待した。

来季が18年目となるベテランは「この年で、この立場になると、もう個人的なことは本当なくて。それよりも、本当に自分が1軍で出始めてから優勝したことないので、優勝して、みんなでビールかけして、みんなで優勝旅行に行きたい」と改めてチームの優勝を目標に掲げた。

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ロッテ角中が「スカパー!サヨナラ賞」年間大賞、オスナから球団初の劇弾[スポニチ]

2023スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞の年間大賞が1日に発表され、パ・リーグはロッテの角中勝也外野手(36)が受賞した。レギュラーシーズンを通じて最も劇的なサヨナラ本塁打、サヨナラ安打を放った選手(セ・パ各1人)に贈られるもので、ロッテ選手の受賞は2年ぶり5度目。

角中は7月24日のソフトバンク戦(ZOZOマリン戦マリン)で0−1の9回2死一塁の場面に代打で出場し、オスナから右越えに逆転サヨナラ2ランを放った。代打逆転サヨナラ本塁打は、ロッテでは50年ぶり2度目で、最終回2死からの代打逆転サヨナラ弾は球団史上初。7月度の「スカパー!サヨナラ賞」受賞していた。

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ロッテ新選手会長に中村奨「チームのために動いていきたい」[スポニチ]

ロッテは1日、新選手会長に中村奨吾内野手(31)が就任すると発表した。副会長は小島和哉投手(27)、岩下大輝投手(27)、選手会役員を安田尚憲内野手(24)、山口航輝外野手(23)が務める。

中村は球団広報を通じて「益田さんから選手会長を引き継がせていただくことになりました。益田さんがチームをいい方向へと導いてくれた流れを引き継いで、しっかりとチームのために動いていきたいと思っています」とコメントを寄せた。

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[ロッテ]角中勝也が「2023 スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」を初受賞[報知]

ロッテの角中勝也外野手が1日、「2023 スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」を受賞した。

角中は7月24日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で1点ビハインドの9回にオスナから代打逆転サヨナラ2ランを放ち、劇的勝利へ導いた。ロッテでの受賞は21年の岡以来、5人目となる。

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[ロッテ]中村奨吾が選手会長に就任「益田さんが導いてくれた流れを引き継いで」[報知]

ロッテは1日、中村奨吾内野手が来季から選手会長を務めることを発表した。

副会長には小島和哉投手、岩下大輝投手、選手会役員を安田尚憲内野手、山口航輝外野手が務める。中村奨は「益田さんから選手会長を引き継がせていただくことになりました。益田さんがチームをいい方向へと導いてくれた流れを引き継いで、しっかりとチームのために動いていきたいと思っています」と球団を通じコメントした。

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ロッテ、中村奨が新選手会長に就任、「しっかりとチームのために動いていきたい」[デイリー]

ロッテは1日、新選手会長に中村奨吾内野手が就任することを発表した。なお副会長に小島和哉投手、岩下大輝投手。選手会役員を安田尚憲内野手、山口航輝外野手が務める。

中村奨は「益田さんから選手会長を引き継がせていただくことになりました。益田さんがチームをいい方向へと導いてくれた流れを引き継いで、しっかりとチームのために動いていきたいと思っています」とコメントした。

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ロッテ・角中「2023 スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」受賞、ロッテでは5人目[デイリー]

ロッテの角中勝也外野手(36)が1日、「2023 スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」を受賞した。同日、都内のホテルで表彰式が行われ、セ・リーグから選出された巨人・坂本勇人内野手とともに出席した。

角中は7月24日・ソフトバンク戦(ZOZOマリンスタジアム)で、0−1の9回2死1塁から代打で出場し、オスナから右翼への劇的な逆転サヨナラ2ランを放った。今季はプロ17年目にしてキャリアハイの9本塁打を放ったベテランの活躍で、チームを牽引した。

同賞の受賞はロッテでは5人目の快挙。表彰式の壇上で「(あの一発は)セ・リーグで『一打席勝負というならこの人』という人からアドバイスをもらい、それを忠実に守った。今シーズン2位だったので、来年は優勝できるように頑張ります」と語った。

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“投げ抹消特例”来季から採用へ、NPBと選手会が合意[デイリー]

プロ野球選手会と、日本野球機構(NPB)の事務折衝が1日、都内で行われ、フリーエージェント(FA)権の資格取得について、「先発特例」が来季から採用されることで合意した。次回の実行委員会で正式決定する見通しだ。

新制度では投手が先発した翌日以降に抹消され、登板から14日以内に再び先発すれば6日分を加算する。「投げ抹消の最終的な確認で、了解を得た」と話した。

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[ロッテ]中村奨吾が選手会長に就任「しっかりとチームのために動いていきたい」[BASEBALL KING]

ロッテは1日、中村奨吾内野手が選手会長に就任すると発表した。

益田直也投手から引き継いだ中村は「益田さんから選手会長を引き継がせていただくことになりました。益田さんがチームをいい方向へと導いてくれた流れを引き継いで、しっかりとチームのために動いていきたいと思っています」とコメントした。また、副会長に小島和哉投手、岩下大輝投手。選手会役員を安田尚憲内野手、山口航輝外野手が務めることも発表された。

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ロッテ・松川虎生、2年目の今季「悔しい日々になりました」と振り返るも「2軍にいたからこそいい経験もあった」[BASEBALL KING]

「悔しい日々になりましたけど、4月に初めて2軍のところでいい経験をすごくさせてもらいましたし、最後に1軍に戻ってきて試合に出てということができた。すごくいい期間だったと思いますし、2軍にいたからこそいい経験もあったと思うので、そこはすごく良かったのかなと思います」。

ロッテの松川虎生はプロ2年目の今季をこう振り返った。

プロ1年目の昨季は、高卒新人捕手としてはNPB史上3人目となる開幕スタメンマスクを被ると、佐々木朗希が完全試合達成した4月10日のオリックス戦では先発マスクを被り、自身もプロ野球新記録となる捕手ゲーム20守備機会、プロ野球タイ記録となる捕手ゲーム19刺殺を記録した。さらにはオールスターゲームでもファン投票で選出され、第2戦でオールスター初安打をマーク。佐々木朗、石川歩、美馬学が先発する時にはスタメン出場し、チームトップの70試合で先発マスクを被るなど、シーズン通して1度もファームに降格することなく、1年間1軍で戦い抜いた。

「打つか勝つかだと思うので、あとはピッチャーにどう信頼されるかだと思うので、そこで信頼してもらえるようにこのオープン戦からやっていきたいと思いますし、このキャンプで取り組んできたことをしっかり出せていければいいかなと思います」。

今季も開幕1軍を掴み、美馬、佐々木朗が先発登板の時に先発出場していたが、佐々木朗には4月6日の日本ハム戦で6回無失点の好リードも、美馬は2試合・8回1/3を投げ7失点、4月12日に1軍登録抹消となり、打撃面で課題を抱えていた松川も4月13日にプロ入り後初めて1軍登録抹消となった。

「打撃の部分ではボールに入っていきながら自分のポイントで捉えられるようにというところと、守備の面ではピッチャーの配球でどれだけストレートを通していつ変化球を投げるのかというところのタイミングを測りながらやっているのかなと思います」。

ファームの経験は将来に向けてプラスになっているのか−。

7月12日に取材したときに松川は「去年全然できなかったこと、自分と向き合いながら練習ができています。すごくいい練習かなと思いますし、しっかり次に繋げていける力というか、そういう部分は大事かなと思います」と前向きに捉えた。

具体的に去年全然できなかったことについて、「試合に出るところもそうですけど、その後のバッティング、ウエイトトレーニングとかが全然できていなかったので、今はできているのかなと思います」と、昨年は佐藤都志也との併用で試合に出場しない日もあったが、ファームでは捕手として出場しない日には指名打者で出場したりと、ほぼ休みなく出場し、試合後もウエイトトレーニングなどでパワーアップを図った。

「あんまり結果が出てない時も使っていただけましたし、そういうところで1打席1球というところを大切にしていかないといけないなと思ってやってきました。キャッチャー以外でも指名打者でも使ってもらっているので、しっかり自分のモノにできればなと思ってやっていました」。

ファームでの打率は.233(326−76)だったが、9月の月間打率は.400(35−14)、5打点、9月12日の巨人2軍戦から9月19日のヤクルト2軍戦にかけて4試合連続安打、そのうち3試合が複数安打。「ファームでやってきてコツというか、いい感じで栗原さんにバッティングのところで教えてもらったので、それをしっかり継続できるように。それが試合でちょっとずつできていると思うので、もっともっと1球で捉えられるように、タイミングの取り方であったり、間を大事にやっていきたいと思います」。9月15日の西武2軍戦、伊藤翔が投じた初球の126キロのスライダーを振り抜き、レフトオーバーの適時二塁打、続く打席では三浦大輝が2ボール1ストライクから投じた4球目の143キロストレートを右中間に破る二塁打と、共に素晴らしい打撃だった。

9月28日に特例2023の代替指名選手で4月13日に1軍登録抹消されて以来の1軍昇格を果たすと、同日の日本ハム戦で守備から途中出場し、9回に回ってきた最初の打席で守護神・田中正義が1ボール2ストライクから投じた4球目の136キロフォークをレフト前に弾き返した。

「1打席大事になってくると思うので、しっかり初球から振りにいけていますし、それをしっかり捉えられる、もう1個タイミングが遅いと思うので、タイミングを自分のポイントで打てるように引き続きやっていきたいと思います」。

4月11日の西武戦以来となるスタメンマスクを被った10月2日の西武戦でも、2−1の2回1死走者なしの第1打席、エンスが投じた初球のカットボールをセンター前に運び、2試合連続安打をマーク。3−2の4回1死三塁の第2打席では、初球できっちりとスクイズを決めた。

シーズン最後まで1軍で戦い抜くと、クライマックスシリーズでもソフトバンクとのファーストステージ第1戦、オリックスとのファイナルステージ第1戦で先発マスクを被った。

「初めてのポストシーズンを経験できて、負けられない戦いが続く中でスタメンで出てすごくいい経験になったり、悔しい経験もできたので来年に繋げられたらなと思います」。

来季に向けて松川は「2軍でいた日々も1軍で出たいなとすごく心の中で思っていました。143試合しっかりチームに貢献できるように、レギュラーでマスクを被れるように来年はやっていければなと思います」と意気込んだ。

143試合チームに貢献するために、「勝つことがすごく大事だと思う。それまでの配球だったり、バッターの特徴を見ながら攻めるところを攻められたら。配球の部分で大事かなと思いますし、盗塁阻止率も大事になってくると思うので、そこが課題だと思っています。盗塁阻止率を上げていけたらなと思います」と、守備でのアピールを誓った。

田村龍弘、佐藤都志也とライバルは多いが、1試合でも多くチームの勝利に貢献するため、しっかりとオフは自身の課題と向き合い、2月の春季キャンプからアピールできる準備を整えたい。

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