ロッテ佐藤都志也捕手(25)が地元で未来のプロ野球選手と交流した。
「福島県いわき海浜自然の家」主催のイベントで、野球教室とトークショーに出演した。いわき市出身。聖光学院で2度、甲子園に出場し、東洋大からプロ入りした“いわきの星”は「地元での野球教室は初めてでしたが、子供達が楽しく野球をしている姿を見て、自分自身も原点に返ることができました」と、後輩達に感謝した。
ロッテは3日、育成契約を結んだ7選手の背番号を発表した。
今季、右上肢のコンディション不良で開幕投手を回避し、プロ入り後初めて1軍登板が無く育成選手となった石川歩投手(35)は「122」。前阪神の二保旭投手(33)は「132」、前オリックスの吉田凌投手(26)は「138」に決まった。
ロッテ・村田修一打撃コーチもベイスターズの後輩となる度会を「元気があって前向き。いい選手になるんじゃないかな」と評価した。
試合では初回に右翼へ2ラン。「僕の経験を伝えた」と度会に助言した反対方向への打撃のお手本を見せた。2回には投手として松坂氏に決勝2点二塁打を浴びた。
東福岡3年時の選抜3回戦で投げ合い、完封勝利を許して投手を諦めた過去があり「“野手・村田”をつくってもらった。投手をやめて良かったと再確認した」と話した。
ロッテの佐藤都が5年目となる来季の正妻獲りに意欲を示した。今季は捕手での先発出場が67試合の田村に次ぐ52試合だったが「僕が1番で、と思っている。そのためにも打撃でアピールしたい」と意気込んだ。
昨オフまでは投手陣とコミュニケーションを図る目的もあり、益田の自主トレに参加。今オフは競争相手となる田村と2人で自主トレを行う。この日、地元の福島県いわき市での野球教室に参加。「野球の楽しさ、面白さを見つめ直す機会になった」と気持ちも新たに来季の活躍を誓った。
ロッテの佐藤都志也捕手(25)が3日、故郷の福島県いわき海海浜自然の家で開催されたイベント「未来キッズ生き活き事業」に参加し、小学生を対象とした野球教室とトークショーを行った。
会場は小学5年時に宿泊研修で訪れたことがある思い出の場所でもあり、佐藤都は「14、15年ぶり。懐かしいな。大きいと思っていたグラウンドが意外に小さくて、自分が大きくなったことを改めて実感しました」としみじみと話した。
野球教室では抽選で選ばれた小学1〜6年生30人を相手に「僕はこうしてきた」など自身の経験を交えて丁寧に指導。ロングティー打撃の実演のリクエストには「(土手を)超えちゃうから」と1度は断ったが、「超えないようにギリギリに打って」という要望に「プロなら、それもできなきゃいけないか」と土手直撃弾を披露し、子供達を喜ばせた。
以前から積極的にイベントに参加している佐藤都だが、故郷での野球教室は初めて。「子供達が楽しく野球をしている姿を見て、自分自身も原点に帰ることができました。これからもっと地元に貢献してきたいと思いますし、地元の皆さんにもたくさん応援してもらえるように来シーズンも頑張っていきます」とコメントした。
ロッテは3日、育成選手として契約を結んだ石川歩投手(35)ら5選手の背番号を発表した。
石川歩が「122」、河村説人投手(26)は「123」、菅野剛士外野手(30)が「131」、二保旭投手(33)が「132」、吉田凌投手(26)は「138」に決まった。
なお、育成再契約を行った土肥星也投手(28)は「121」、古谷拓郎投手(23)は「124」で今季から変更はない。
ロッテは3日、育成契約を結んだ7選手の背番号を発表した。
石川歩は「122」、河村は「123」、菅野は「131」、入団テストに合格した二保と吉田はそれぞれ「132」、「138」に決定した。また育成再契約を行った土肥は「121」、古谷は「124」で昨季と同じ背番号となる。
ロッテの佐々木朗希投手は今季、左脇腹肉離れで戦線離脱するなど、怪我に苦しんだが、15登板で7勝4敗、防御率1.78の成績を残した。未だ実働3年間の22歳だが、米国ではすでに最高級の評価を得ている。
昨年4月の本拠地・オリックス戦で、20歳5ヶ月で史上最年少の完全試合を達成。今年3月にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも出場した。野球専門の米データサイト「ファングラフス」のエリック・ローゲンハーゲン記者は「国際プロ選手アップデート」で日本人選手を紹介。その中に佐々木朗も名を連ねた。
同記者は佐々木朗について、今オフ、ポスティングシステムでメジャー移籍を目指す山本由伸投手とともに言及。「ヤマモトかササキが惑星で最高のプロスペクトだと思う」とコメント。今夏の全米ドラフトで全体1位でパイレーツが指名したポール・スキーンズ投手(ルイジアナ州立大)と比較しても「明らかに上だ」と評価した。
今オフ、山本の契約規模は2億ドル(約293億円)とも言われている。佐々木朗の海外FAは最短で2030年、ポスティングでも労使協定が定めるプロ入り6年目、25歳以降の条件を満たすなら、移籍は2027年以降になるが…。それでも“令和の怪物”が海を渡るのを心待ちにしているようだった。
「悔しかったです」。
ロッテの友杉篤輝は、今年の1年を一言でこう振り返った。
天理大からドラフト2位でロッテに入団。昨年12月7日に行われた新入団選手発表会では「開幕のスタートからチームの戦力になるというのが重要になってくると思って一生懸命頑張りたい」と誓った。春季キャンプでは2月11日の楽天モンキーズとの国際交流試合で守備から出場し、実戦初出場を果たす。3−0の8回の第1打席、中飛に倒れるも、「自分の持ち味でもあるので、あそこで塁に出られたら良かったですけど」と、1ボール2ストライクから5球連続でファウルで粘りを見せた。翌12日の試合では実戦初安打を含む2安打2打点の活躍。
練習試合が始まってからも2月26日のDeNAとの練習試合で、NPBとの対外試合初安打を記録し、2月22日のDeNAとの練習試合でマルチ安打とアピールした。オープン戦が始まるとパタリと当たりが止まり、3月24日終了時点では打率.083。3月25日の中日とのオープン戦、0−0の初回無死一塁でカリステのセンター前に抜けそうな当たりをスライディングキャッチして二塁へトスしてアウト。セカンド・中村が一塁へ送球し併殺完成させると、打っても先発・柳裕也から2安打するなど3安打。
「最後のチャンスだと思ってあの試合に出ていたので、そういうのから開幕から残れているのかなとすごく感じています」。
これで勢いがついた。4月1日のソフトバンク戦で藤岡裕大の代打で登場しプロ初出場すると、翌2日のソフトバンク戦で『2番・遊撃』でプロ初スタメン。0−4の6回1死走者なしの第3打席、先発・東浜巨が1ボール1ストライクから投じた3球目の143キロストレートをショートへ内野安打でプロ初安打を放った。藤岡と併用でスタメン出場し、プロ初安打した4月2日のソフトバンク戦からスタメン出場した試合は6試合連続安打するなど、4月終了時点の打率は打率.306。
4月26日の西武戦では1−1の7回1死一、三塁で本田圭佑の3ボール2ストライクから投じた7球目の130キロシンカーを強引にバットに当てに行き一塁ゴロで、三塁走者の岡を生還させたこともあった。
走塁でも、「まだまだミスがあったり、課題はすごいあるんですけど、先の塁を狙う意識はすごくしている。課題はありますけど、そこは続けていきたいと思います」と、4月2日のソフトバンク戦、0−4の6回1死一、二塁で中村の三塁ゴロで、三塁・栗原がベースを踏もうとした時に、二塁走者・友杉がスライディングで、間一髪足が速くセーフになる好走塁。角中の適時打で今季初のチーム得点に結びつければ、4月18日の日本ハム戦、1−1の4回2死三塁で安田尚憲の1ボール1ストライクからの3球目、捕手の横に弾いただけの暴投だったが、三塁走者の友杉は俊足を飛ばしてスライディングすることなくホームイン。
ショートの守備でも「すごいそれは1番はエラーなくこれているのが1番だと思うので、守備範囲に関しては自信を持ってやっている。まだ出せているかなと思います」(5月18日取材時点)と、センターへ抜けていきそうな打球を何度もアウトにした。攻走守に抜群の存在感を放った。
5月(.259)と6月(.233)は月間打率2割台も、6月5日の阪神戦では7打席で30球投げさせれば、6月15日の中日戦では0−0の初回無死二塁の第1打席、柳が2ボール1ストライクから投じた4球目の143キロストレートを一ゴロで二塁走者・藤原を三塁へ進め、続く中村のライト前先制適時打に繋げた。打てなくても進塁打を打ったり、犠打で繋いだりチームプレーをしっかり果たした。
前半戦を打率.282、7打点、7盗塁で終えると、前半戦を終えた翌18日にはフレッシュオールスターにも出場。「試合前はホームランを狙っていましたが、ほど遠かったです!ただしっかりと2本打てたことは良かったです」とレフトに引っ張った安打を2本放った。
フレッシュオールスターを境に引っ張った安打が増えた印象だ。オールスター明けは後半戦最初の打席となった7月24日のソフトバンク戦、0−1の初回無死走者なしの第1打席、石川柊太から左中間を破る二塁打を放てば、7月26日の西武戦でも、1−2の6回1死走者なしの第3打席、與座海人が1ボール1ストライクから投じた3球目の127キロストレートをレフトの頭を越える二塁打。
「特に意識はしていないですけど、ちょっとずつ振れるようにというか、力負けしないようになっているのかなと思います」。
状況によっては右方向に進塁打を打ったり、センター、ライト方向への安打も打っている。「センターから右中間よりに守っていたり、ライトがだいぶ前に守っていたりするので、見ているんですけど、引っ張るというよりはセンターへの意識で打っているようにしています」。
8月に入ると、10日のオリックス戦のZOZOマリンスタジアムでの試合前練習からスタメン出場しない日は、「どこでも守れたらと思ってやっています」とショートだけでなく、セカンドでも守備練習するようになった。8月22日のソフトバンク戦の試合前練習では、セカンドでゲッツーの確認をしたり、9月1日の楽天戦の試合前練習ではセカンドでの守備練習で、二塁ベースに入ったショートにトスする際、金子誠コーチから助言をもらうこともあった。
本職のショートの守備でも、8月31日の日本ハム戦の試合前練習では、「毎日練習しているので何か気づいてもらったことを言ってもらっている感じです」と、小坂誠コーチとマンツーマンで守備練習。
8月以降打撃がやや下降気味になったが、オールスター明けは「絶対失敗してはいけない作戦だと思うので、そこはきっちりやっていこうというのができているのかなと思います」と、4度の犠打機会全て成功させた。
走っても9月18日の西武戦、1−1の12回1死二塁で佐藤都志也の浅い左飛でレフト・ペイトンの捕球態勢を見て三塁へタッチアップし、2死三塁から藤原の打席中に暴投で生還した。
1軍完走が見えた10月3日に1軍登録を抹消され、クライマックス・シリーズも1軍の試合に出場することなく、フェニックス・リーグで技術向上を図った。
冒頭の「悔しかったです」は、「最後まで1軍にいられなかったですし、最後成績が落ちていったというのもあります。そういったところが悔しかったです」と、1軍で最後まで戦い抜けなかったことを悔しがった。
打撃は7月終了時点で打率.292だったが、最終的には打率.254。そこに関しては「後半にかけてどんどん成長していきたかったですし、そういう風にシーズン前から目標を立ててやっていたんですけど、逆になってしまったので、あんまりそうですね、はい」と振り返った。
シーズン終了後に行われたZOZOマリンスタジアムでの秋季練習では、「左ピッチャーに対してすごい課題が残ったので、左ピッチャーを打っていたんですけど、色々打ち方を試しながら、やっていけたらなと思います」と、打率.196だった左投手を克服しようと振り込んだ。
来季は2年目を迎える。「来年はとにかく全ての数字を今年を上回れるように。試合数も打率も走塁も全部の数字で上回っていけるように、今から準備していきたいと思います」。充実した2年目にするため、走攻守全てのレベルアップを誓った。