わたしはかもめ2023年鴎の便り(12月)

便

12月11日

[DeNA]佐々木千隼、7年ぶり“指名”に「ビックリした」現役ドラフトで移籍、背番号41[ニッカン]

ロッテから現役ドラフトでDeNAに加入した佐々木千隼投手(29)が11日、横浜市内の球団事務所で入団会見を行った。背番号は「41」に決まった。

「ビックリしたんですけど、自分にとってはプラスのこと。まずはリリーフで勝負したいですけど、言われたところで何でもやりたいと思います」。

DeNAは、16年ドラフトで外れ1位で指名された球団。5球団競合の末にロッテに入団したが、7年ぶりに“指名”を受け「当時は、ラミレス監督だったんですけど、(くじを)引いてくれないかなと思っていたので、嬉しく思います」と笑顔で話した。

萩原チーム統括本部長は「中継ぎの層の厚さを増やしていただけると思っています」と期待した。

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ロッテ・西村天裕、来季の目標は「50試合登板」[サンスポ]

ロッテの救援右腕、西村天裕(たかひろ)投手(30)が11日、東京都内でラッパーのGAKU−MCがMCを務めるFMラジオJ−WAVEの「WORDS FROM THE FIELD」の収録に臨んだ。番組は来年1月5、12日に放送される。

言葉を1つのテーマとしたラジオ番組の収録後に取材に応じ、12日に京都・清水寺で発表される「今年の漢字」にちなんで、自身の今年の漢字を発表。「挑」と掲げ「チャレンジした1年だった。新しいことに取り組み、新しい場所でアタック&チャレンジした結果が出た」と説明した。

開幕前に日本ハムからトレードで加入した今季は自己最多44試合に登板し、4勝、14ホールド、防御率1.25。リーグ2位の原動力になった。来季の目標は「50試合登板」。オフは帝京大の同学年にあたる阪神・青柳と自主トレを行う。今季は9月に左脇腹の肉離れで離脱しており「ケガをしない体づくりをしていく」と鍛錬の冬を過ごす。

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佐々木千隼、7年の時を経てDeNA入団「勝利に貢献したい」[サンスポ]

8日の現役ドラフトでロッテからDeNAへの移籍が決まった佐々木千隼投手(29)が11日、横浜市の球団事務所で入団会見を行った。背番号は41。球団は2016年秋のドラフト会議で、佐々木を外れ1位で指名した縁があり7年越しの獲得となった。2021年に54試合で防御率1.26の好成績を残した救援投手が、DeNAのブルペン陣に厚みを持たせる。

7年の時を経て、入団に至ったことは縁にほかならない。現役ドラフトでロッテからDeNAに加入した佐々木が、バリトンボイスで自身の再起とチームへの思いを語った。

「すごく明るいチームのイメージ。キャリアハイの54試合以上を投げたいと思っている。1日でも早くベイスターズの勝利に貢献したいという思いが芽生えています」。

通算で106試合に登板し、16勝12敗、防御率3.48と実績のある右投手。2021年には54試合で8勝1敗、防御率1.26と好成績を収めた。DeNAでも救援での起用が見込まれている。

球団は2016年のドラフト会議で柳裕也(明大→中日)を1位指名したが抽選で外し、当時桜美林大の佐々木を外れ1位で指名。だがロッテに交渉権を奪われた(DeNAは神奈川大の浜口遥大を1位指名)。大学時代、ベイスターズOBの野村弘樹氏(サンケイスポーツ専属評論家)に指導を受けていた佐々木は「7年前のドラフト会議はラミレス監督が(当たりくじを)引いてくれないかなと思っていたので、よく覚えています」と回想した。

今季はわずか2試合の登板にとどまった。日米通算381セーブを挙げた佐々木主浩氏と同姓の右腕は「直球の強さが減ってきている。見直して取り戻せるように。打者のタイミングを外す自分の投球スタイルを確立できるようにしたい」と誓った。

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DeNA・佐々木千隼が入団会見「1日でも早く勝利に貢献」現役ドラフトでロッテから移籍[サンスポ]

8日に開催された現役ドラフトでロッテからDeNAに移籍が決まった佐々木千隼投手(29)が11日、横浜市の球団事務所で入団会見を行った。

「急なことでびっくりしましたが、プラスなことだと思う。1日でも早くベイスターズの勝利に貢献したいという思いが芽生えています」。

右腕は通算で106試合に登板し、16勝12敗、防御率3.48の成績。2021年には救援として54試合に登板し8勝1敗、防御率1.26と好成績を収めた。今季は2試合の登板だった。DeNAでも救援として期待されている。

DeNAは2016年ドラフト会議で柳裕也(中日)を1位の抽選で外し、続く抽選で佐々木を外していた経緯がある。「キャンプインからしっかりアピールできるように、そこへ向けて調整したいと思います」と森原、山崎、伊勢らがそろうブルペン陣に加わる。

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ロッテ・西村、今年の漢字は「挑」、日本ハムから移籍1年目で躍動、来季は「50試合以上登板」目標[スポニチ]

ロッテ・西村が、FMラジオJ−WAVEの収録に参加。自身の今年を表す漢字に「挑」を選び「チャレンジ&アタックの1年だったので」と説明した。

日本ハムから移籍1年目の今季は、開幕から21試合連続無失点をマークするなど44試合で4勝0敗14ホールド、防御率1.25。来季目標には「50試合以上登板」を掲げ、オフは帝京大で同期の阪神・青柳とともに自主トレを行い、さらなる飛躍を目指す。

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ロッテ・西村天裕がラジオ出演、話題のルーティンの誕生秘話も[スポニチ]

ロッテの西村天裕投手(30)が11日、東京都内でFMラジオJ−WAVEの「WORDS FROM THE FIELD」(金曜午前8時40分〜)の収録に臨んだ。

ラッパーのGAKU−MCがナビゲーターを務めるトーク番組で、様々なジャンルで活躍する人をゲストに招いているが、プロ野球選手の出演は西村が初めて。右腕はSNSなどでも話題となっている投球時のルーティンについての秘話などについて語った。

日本ハムからトレード移籍した西村は、今季44試合に登板して4勝0敗14ホールド、防御率1.25。シーズン終盤に左脇腹肉離れで抹消された時期もあったが、開幕から球団記録に並ぶ21試合連続無失点をマークするなど飛躍の1年となった。その1つの要因となったのが、自身の思考の傾向などを分析し、試行錯誤の末にできた投球前のルーティンと呼吸法だったという。

ラジオ出演は今オフ3度目。やや緊張しながらも、1年目からチームに溶けこめた理由を「最初から居た雰囲気を出した。ノリと勢いです」と明かすなど軽快なトークを披露した。また、来季の目標として「リーグ優勝と日本一、個人では50試合以上登板することを」を掲げ、今年以上に活躍することを誓った。

なお、この日の収録は来年1月5日と12日に2回に渡って放送される。

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「ハマのササキ」佐々木千隼が魔神継承!現役ドラフトでロッテから移籍、憧れの球団でキャリアハイを[スポニチ]

「ハマのササキ」が帰ってくる。現役ドラフトでロッテからDeNA入りが決まった佐々木千隼投手(29)が11日、横浜市内の球団事務所で入団会見。「急なことでびっくりしたけど自分にはプラス。言われたことは何でもやる」と意気込んだ。

球団で「ササキ」と言えば、98年の日本一に貢献した日米通算381セーブの大魔神・佐々木主浩。05年の現役引退後、佐々木姓の選手が19年ぶりに誕生する。佐々木千は「フォークのイメージ」と説明。同じ救援投手で自身もフォークが武器だけに「そう言われるように頑張る」と「魔神継承」に夢を広げた。

DeNA入りには8年越しの思いもあった。桜美林大では、特別コーチだった元横浜(現DeNA)の野村弘樹氏から指導を受け、その縁でDeNAに憧れを持っていた。16年ドラフトでは「外れ1位」では史上最多の5球団競合の末にロッテの指名が確定。DeNAも含まれており「(監督の)ラミレスさんがクジを引かないかなと思っていたので、嬉しい」と当時を思い出しつつ笑顔を見せた。

ロッテでは通算106試合に登板。21年は自己最多54試合で8勝をマークした。今季は不振で2試合のみだったが「キャリアハイを目指す」と新天地での活躍を誓った。「直球を磨きなおしてキャンプからアピールし、勝利に貢献する」。背番号は41に決定。幕張から「ハマのササキ」として、新たな野球人生に挑む。

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[DeNA]佐々木千隼、“8回の大魔神”目指す、本家と同じフォーク武器に「まずリリーフで勝負」[報知]

現役ドラフトでロッテからDeNAに加入した佐々木千隼投手(29)が11日、横浜市内の球団事務所で入団会見を行い「8回の大魔神」を目指す覚悟を示した。背番号は41に決まった。

7年前の熱い気持ちを思い出した。佐々木は田中正(日本ハム)らとともに注目を集めた16年ドラフトでは、DeNAを含む5球団から「外れ1位」指名を受けた。「当時の監督、ラミレスさんがドラフト会議で引いてくれないかなと思って見ていた。急でびっくりしたがすごいプラス。ベイスターズの一員になれて嬉しく思っています」。出身の桜美林大で特別コーチだった球団OB・野村弘樹氏(54)から指導を受けた縁で、プロを最初に意識したDeNAへの入団が決まり、胸をときめかせた。

新天地で目指すのは、同姓で日米通算381セーブを挙げた大魔神・佐々木主浩氏(55)だ。ルーキーイヤーは先発で4勝7敗、防御率4.22。21年はリリーフで54試合に登板し、開幕から8連勝を記録するなど8勝1敗1セーブ26ホールド。防御率1.26で「8回の男」として定着。今季は2登板に終わったが「救援で活躍できた年もあったので、まずリリーフで勝負したい」と決意した。球団では大魔神以来の佐々木姓で、同じフォークを操り、ファンの期待も大きい。「恐縮です。そう言われるように頑張りたい」。“8回の大魔神”目指して再起を誓った。

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[DeNA]現役ドラフトで移籍・佐々木千隼が入団会見「自分にとってプラス」背番号41[報知]

現役ドラフトでロッテからDeNAに加入した佐々木千隼投手が11日、横浜市内の球団事務所で入団会見を行った。背番号は41に決まった。

「急でびっくりしたが、自分にとってはプラスのことだと思う。1日でも早くベイスターズの勝利に貢献したいなという気持ちが芽生えてきています」と決意を込めた。

佐々木は16年ドラフトでDeNAを含む5球団から「外れ1位」指名を受けて、ロッテに入団した。「7年前は、ドラフト会議を見ていて、当時のラミレス監督さんが、引いてくれないかなと思って見ていたので、ベイスターズの一員になれて嬉しく思っています」と懐かしみながら表情を緩めた。

ルーキーイヤーは先発で4勝7敗、防御率4.22の成績をマークした。21年にはリリーフで54試合に登板し、開幕から8連勝を達成するなど8勝1敗1セーブ、26ホールド、防御率1.26をマークした。「8回の男」として定着し、勝利の方程式を担った。

スリークォーターから140キロ後半の直球を投げ込み、スライダー、シンカー、フォークを操る。コンディション不良による好不調の波が激しく、23年はわずか2試合の登板に終わった。イースタン・リーグでは26試合に登板して4勝7敗1セーブ、防御率3.84の成績をマークした。

球団はロングリリーフもできる佐々木に期待を寄せている。

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ロッテ・石川慎吾「バッサリ いめちぇん」の新ヘアスタイルに反響、「宮城リョータみたい」先輩の糸井氏、陽岱鋼らも反応「えーやん」[デイリー]

ロッテ・石川慎吾外野手が11日、インスタグラムを更新。「バッサリ いめちぇん」と、新ヘアスタイルを披露した。

石川はサイドは短く、トップにパーマで動きをつけた新ヘアスタイルに変身。前、横、後ろと3枚の写真を投稿すると、日本ハム時代の先輩、糸井嘉男氏が「えーやん」、陽岱鋼も「似合ってる」と反応した。

ファンからも反響を集め、「これが野球選手?」、「バチバチにかっこよすぎ」、「短髪サイコー」、「イケメンマシマシ」、「宮城リョータみたい」などの声が寄せられた。

石川は日本ハム、巨人を経て、今季途中からロッテでプレー。44試合に出場し、打率.348、2本塁打、10打点の好成績を残した。

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DeNA加入の佐々木千隼、俺も大魔神になる、主浩氏以来の“SASAKI”「優勝に貢献したい」[デイリー]

現役ドラフトでロッテからDeNAに加入した佐々木千隼投手(29)が11日、横浜市内の球団事務所で入団会見を行った。1998年にチームを日本一に導いた大魔神・佐々木主浩以来となる“SASAKI”の在籍に大きな夢を重ねていく。

偉大な先輩の名前が出ると、佐々木は「恐縮です」とだけポツリ。同じ中継ぎとして勝負することが決まり、周囲の期待も膨らむが「そう言われるように頑張りたいと思います」と足元を見つめた。

7年越しに結ばれた赤い糸だ。2016年度ドラフトの外れ1位で、DeNAを含む5球団が競合してロッテに入団。桜美林大時代に球団OBの野村弘樹氏から指導を受けた縁もあり、「ベイスターズの一員になれてすごく嬉しい」と頬を緩ませた。

背番号「41」で再出発が決まり、目指すはキャリアハイだ。「(21年の)54試合以上投げられるように頑張りたい。優勝に貢献したい」。憧れだった球団で再起をかけて臨むプロ野球人生の第2章へ。横浜・佐々木として、マウンドで結果を示す。

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佐々木千隼「優勝に貢献」、現役ドラフトでDeNAへ[デイリー]

現役ドラフトでロッテからDeNA移籍が決まった佐々木千隼投手が11日、横浜市内の球団事務所で記者会見し「自分にとってプラスなこと。優勝に貢献したい」と新天地での活躍を期した。背番号は41に決まった。

2016年のドラフト会議で自身を巡って競合した5球団の中にDeNAも含まれていた。「当時のラミレス監督が(当たりくじを)引いてくれないかなと思っていたので、嬉しい」と入団を喜んだ。まずは救援で勝負する見込み。

ソフトバンクを戦力外となり、育成選手で加入の九鬼隆平捕手も会見。「キャンプからエンジン全開でやって支配下になりたい」と話した。

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DeNA、現役ドラフトで獲得した元ロッテ・佐々木千が入団会見「7年前はドラフトを見ていた」と7年越の縁に喜び[デイリー]

ロッテから現役ドラフトで獲得した佐々木千隼投手(29)が11日、横浜市内のDeNA球団事務所で入団会見を行った。背番号は「41」に決まった。

佐々木は会見で「急なことでビックリしたしたけど、自分にとってはプラスなこと。1日でも早くDeNAの勝利に貢献したい」と意気込んだ。またDeNAでは中継ぎ投手として勝負する方針。「キャリアハイを目指して、54試合以上投げられるように」と目標を掲げた。

佐々木は2016年に桜美林大からドラフト1位でロッテに入団。佐々木は1年目から15試合に登板し、先発として活躍。18年は右肘を手術して1軍登板なしに終わるも、21年は中継ぎとして台頭。自己最多の54試合に登板し、勝ちパターンの一角として26ホールドを記録した。7年間で通算106試合に登板し、16勝12敗、防御率3.48と先発、救援ともに実績十分な右腕が加わった。

またドラフト時には、外れ1位ながらDeNAを含む5球団が競合して話題となった。7年越しでつながった縁。「7年前はドラフトを見ていた。こうやってDeNAの一員になれて嬉しい」と瞳を輝かせた。

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[千葉魂]中村奨吾、新選手会長に、来季10年目、再起の想い[千葉日報]

契約更改会見に姿を現した中村奨吾内野手は悔しさを隠そうとはしなかった。2023年シーズンは137試合に出場して打率2割2分0厘、11本塁打、48打点。中村奨吾にとっては満足できる数字ではなかった。

「チームに迷惑をかけた。悔しいシーズンになった。5月はちょっと良かったけど、他はずっと、もがきながらやってきた。なかなか調子を上げることができなかった。今はこの1年の悔しさを来年につなげたい想い」と振り返った。そして満足いく結果が出なかった理由をメディアから問われると「実力、技術不足です!」とキッパリと言い放った。

もがいたシーズンの中でも、キャプテンとしてチームを引っ張った。負けた試合後に野手をベンチ裏のミラールームに集め、語り合ったこともあった。練習には誰よりも早く姿を現し、振り込んだ。それを1年間、休むことなく続けた。その背中を若い選手達に見せた。

苦しい時に支えとなったのはいつも早くから練習に付き合ってくれる裏方スタッフの人達の存在だった。「苦しんでいる時にスタッフの皆様に声をかけていただいた。その人達のためにも、という想いがあった」と感謝の気持ちを述べる。


プロ10年目の来年は二塁のポジションだけではなく三塁などにも挑戦。新たに選手会長にも就任して挑むシーズンとなる。さらにチームを引っ張る想いと責任感を胸に強い気持ちで挑む。

「10年目は区切りだけど、もう1度、再スタートの気持ち。成績を出して全試合に出るために取り組む。もう1度、鍛え直さないといけない。引き締め直す。自分の中ではまだまだ若いと思っている。常に前向きに色々と試しながらやっていく。ポジションが変わると景色も変わる。チャレンジしていく。振り込んで、走り込んで、練習方法と練習量を増やしながら取り組む」と話す。

21年に優勝マジック3まで行きながら141試合目で夢がついえた悔しさがある。そして今年は本拠地ZOZOマリンスタジアムで行われたクライマックスシリーズファーストステージで延長10回に3点のリードを許しながらその裏に4点を取りサヨナラ勝利するという感動も経験した。優勝を逃した悔しさを忘れずにさらなる感動をファンに提供するために新選手会長がチームを引っ張る。来年もマリーンズの中心には背番号「8」がいる。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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ロッテ・坂本光士郎「すごく充実したシーズン」目標の50登板をクリアし自己最多の51登板![BASEBALL KING]

「すごく充実したシーズンだったと思います」。

ロッテ・坂本光士郎は移籍2年目の今季、貴重な左のリリーフとして、目標に掲げた50登板を上回るシーズン自己最多の51試合に登板し、1勝16ホールド、防御率3.21と飛躍の1年になった。

ロッテが近年課題にしていたのは、左のリリーフ。松永昂大が長年ブルペンを支えてきたが、近年は1軍に右投手のみという時期があるなど、なかなか左のリリーフが定着できていなかった。その中で、坂本は「左なので左バッターを抑えるのが僕達のいちばんの仕事だと思っている。左バッターを抑えることを意識していきたい」と、オープン戦では5回・4回1/3を投げて被安打0に抑え、左打者に対しても8打数0安打と完璧に封じ込み、開幕1軍を掴んだ。

「緊張しましたけど、開幕戦に投げられたのは良かったと思います」。3月31日のソフトバンクとの開幕戦、0−4の8回に登板すると、中村晃に3ボール2ストライクから見逃し三振に仕留めた外角のストレートは、佐藤都志也の構えたミットに吸い込まれた。「キャッチャーが構えたところに2ストライクから決められたというのは、良かったのと思います」。4月2日のソフトバンク戦でも、0−4の5回2死走者なしで牧原大成に1ボール2ストライクから見逃し三振に仕留めた148キロの外角ストレートも素晴らしかった。

4月6日の日本ハム戦では、今季初めて3−2の8回、勝ち試合でマウンドに上がれば、4月13日の西武戦では0−2の6回2死満塁で危険球退場した西村天裕の後を受けて登板し、児玉亮涼を一邪飛に仕留め無失点で切り抜くと、「結構ピンチの場面で行って次の回というのは今まで、結構なんていうんですかね、打たれることが多かったんですけど、そこを抑えられることができたのはよかったです」とイニング跨ぎとなった7回も無失点に抑えた。

4月終了時点で、8試合・7回1/3を投げ、2ホールド、防御率2.45。坂本は開幕から安定して結果を出せている要因に「1試合ずつ全力で行っている。大事に行こうという気持ちではなく、常に攻めるという気持ちで投げています」と挙げ、左打者に対しても「打たれているところはあるんですけど、大事な場面では左を抑えられているのかなというのはあります」と話した。

5月に入ってからも、17日と18日のオリックス戦で2試合連続失点があったものの、21日の楽天戦から6月9日の広島戦にかけて7試合連続無失点。

6月5日の阪神戦では、7−7の延長11回に登板し、「やっぱりゼロで繋いでいければ何かしらあると思っていたので、結果三者連続三振になりましたけど、絶対に抑えてやるという気持ちでやった結果がそういう結果になったのかなと思います」と、1番・近本光司から始まる打順を三者連続三振。6日の古巣・ヤクルト戦では「1軍で投げたことがなかった。(山田)哲人さんとかに投げられたので、そこはチームメイトだった選手と戦えたのは嬉しかったし、楽しかったです」と、3−4の7回1死一塁で登板し、長岡秀樹をスライダーで空振り三振、続く山田哲人を1ボール2ストライクから4球目の147キロストレートで見逃し三振に仕留めた。

11日の広島戦で2失点すると、失点する登板が目立つようになり、6月9日終了時点で1.83だった防御率も、7月2日には防御率3.46まで跳ね上がった。7月3日に1軍登録を抹消された。

7月15日に1軍再登録されると、22日のソフトバンク戦では5−1の7回に登板し、「ストレートだけでどんどん押していける時はすごくいいのかなと感じます」と、オールストレート、わずか4球で三者凡退に片付ける。

「ストレートが強い時は確かに抑えている確率は高いかなと思いますし、ダメな時にどう抑えていかなければいけないのか考えていかないといけない」。

自身の投球については「いい時と悪い時の差が激しすぎる。ここから大事な試合ばかりになってくるので、そういう差を埋めていけたらなと思います」と気を引き締めた。

8月22日のソフトバンク戦で、シーズン自己最多となる37試合登板を達成すると、8月24日のソフトバンク戦では4−4の7回に1回を無失点に抑え、直後の7回裏に石川慎吾が勝ち越し適時打を放ち、移籍後初勝利を手にした。

9月2日の楽天戦では、3−1の6回1死一、二塁で先発・種市の後を受けて登板。「あそこでダブルプレー取れたというのがすごく良かったですし、狙ったじゃないですけど、あそこでしっかり低めに取れたのはすごく自分の中でも勉強になりました。いい経験になりました」と、岡島を二併に仕留め火消し。

9月30日の西武戦では、4−4の9回1死満塁、鈴木将平に2ボール0ストライクという場面で守護神・益田直也の後を受けて登板。「すごく大事な場面だったので、どうにかゼロに抑えられたらなと思っていました」。リリーフカーに乗る坂本から絶対にこの場面を抑えてやるという覚悟が伝わってきた。「どんな場面でもいつも行く時は一緒なので、それがランナーがいたというだけであって、いつもと変わらない感じで投げました」。鈴木に対し初球のストレートが外れ3ボール0ストライクとなるも、ここからストレートで見逃し、ボール気味のストレートでファウルにさせ3ボール2ストライクにする。最後は151キロのストレートで空振り三振に仕留めた。続く外崎修汰も2ボール2ストライクからインコースのカットボールで空振り三振、満塁のピンチを二者連続三振で切り抜けた。

10月6日のオリックス戦で「個人的な目標としてはすごく嬉しかったんですけど、やっとだなという感じでしたね」と、目標に掲げていたシーズン50試合登板を達成。

「トレーナーの方に親身になって治療してもらいましたし、個人的にもお休みの日とかは治療、体に時間を費やすようにしていたので、そこが今回50試合につながったのかなと思います」と感謝し、体力的には「夏場だったり、前半戦の終わりら辺とか体的にはきつかったな感じがあります」と振り返った。

最終的にはシーズン51試合に登板し、開幕前から“左打者を抑えるのが仕事”と話していた左打者に対しても、「ストレートで基本的に押せていけて、そこでカウントを取れたというのが被打率に繋がっているのかなと思います」と、被打率.194と抑え込んだ。その一方で、「打率だけ見ると抑えていますけど、左に対して四球が多かった」と反省した。

ストレートに関しては、シーズン通して強い球を投げていた印象だ。「常に自分の体をベストに近い状態でとずっと思っていたので、それができて良かったと思います」。

登録抹消された時期もあったが、シーズン通してほぼ1軍で過ごした。「本当に今まで経験したことのない場面で使ってくれたりというのはすごく嬉しかったですし、やっぱりまだダメな失敗というのもあったので、そこは来年にどう繋げるか、かなと思います」。

ダメな失敗については「四球であったり、甘く入って打たれるというのもあったので、甘くならないように投げないといけないところで甘く入ったりというのがあった。来シーズンに向けてやっていかないといけないかなと思います」と自己分析した。

来季は「今年50試合投げさせてもらって、個人的な目標になりますけど、そこは50試合以上投げたいというのは自分の目標においています。チームとしてもファイナルまで行きましたけど、最後負けてしまって悔しい結果になったので、来年は本当にシーズンでリーグ優勝して日本一を目標に頑張りたいと思います」と意気込んだ。

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