わたしはかもめ2023年鴎の便り(12月)

便

12月15日

[ロッテ]石川慎吾、大谷翔平は「私生活のことも本当にすごい」日本ハムで、4年間一緒にプレー[ニッカン]

ロッテ石川慎吾外野手(30)は今オフも自己流でトレーニングをする。7月に巨人から移籍し、ロッテ1年目の今季は44試合に出場し、打率3割4分8厘、2本塁打、10打点と新天地で活躍した。「4月、5月のことを考えると、最後の10月の自分の姿は、僕自身も想像できなかったし、一生懸命やってると本当にいいことがあるんだなっていう風に思った」と振り返った。だが、「最後の最後、勝ちきれなかったので、そこの悔しさはもちろんあります」と勝負にこだわる。

1月は例年通り、宮崎で1人で自主トレをする。周りが合同自主トレする人もいる中での選択に「言い訳できないじゃないですか、1人ですると。僕は逃げたくなくて、言い訳したくなくて、1人でやろうと決めて」とこだわりを明かした。

この日、13年〜16年まで4年間、日本ハムで一緒にプレーした大谷翔平投手(29)のドジャース入団会見が世間を賑わせた。先輩の石川慎は「入ってきた時からすごかった。僕があいつのことをどうこういうほどの立場じゃないですけど、野球のことはもちろん、私生活のことも本当にすごい」と脱帽した。

新天地で2年目を迎える来シーズン。海の向こうで新たな決断をした後輩の活躍も刺激になっている。

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ロッテ・小島和哉の進化を後押しするノートの存在、プロデビュー戦の苦い経験を糧に/武田千怜のアナザーストーリー[サンスポ]

最近のスポーツ界で「メモ」といえば、サッカー日本代表の森保一監督が頭に浮かぶ。日本をベスト16に導いた2022年W杯カタール大会では、試合中に戦術などを書いた森保ノートが注目を集めた。プロ野球界では試合中にベンチで打席の振り返りなどをノートに書く巨人・丸佳浩外野手が有名だが、ロッテの27歳、小島和哉投手もメモ魔≠フ1人だ。

開幕投手を務めた今季は25試合で10勝6敗、防御率3.47。3年連続で規定投球回に到達した左腕の成長を後押しするのが、オジマノートの存在である。

きっかけはプロデビュー戦の苦い経験だった。早大から入団して1年目の19年。開幕ローテーション入りを果たし、4月4日の西武戦で先発としてプロ初登板したが、2回8失点(自責点7)と結果を出せなかった。試合後、ファームでの調整を言い渡された。プロの高い壁にぶち当たり、「ああ、もうチャンスないな」と危機感を抱いていたとき、当時2軍投手コーチだった清水直行氏に声をかけられた。

「チャンスは何度もこない。その中でチャンスをつかむためには、同じ失敗をしていたら印象が悪い。失敗するとしても、新しい失敗≠フ方がいい」。

現役時代に5年連続で2桁勝利を挙げ、05年にはエースとしてリーグ優勝、日本一に貢献した清水コーチの言葉が心に刺さった。「同じ失敗を繰り返さないために」と自らの意思で始めたのが、登板後に投球内容の良かった点、反省点、次回に向けた課題などをノートに書き込むことだった。

具体的には「スライダーの精度が悪かった。(次回登板までの)1週間はスライダーを意識して練習する」「真っ直ぐが抜けることが多かった。この1週間は(球が)抜けないような練習を多く取り入れる」などと記されているという。

「書き出すことで、なぁなぁ≠ネ1週間の過ごし方にならない。僕の場合はノートが頭の中に入っているので、課題がすぐに思い出せる」。

登板間のトレーニング内容も記録しており、「悪くなったときは、良かったときの内容に戻ることもできる」。メモは進化の道しるべであり、立ち返る場所を示す引き出しにもなっている。

同じ失敗をしない−。プロ1年目で授かった清水氏の教えを心に刻んだ小島は今季、勝てば2位、負ければ4位となるレギュラーシーズン最終戦の楽天戦では7回無失点で勝ち投手となり、1勝1敗で迎えたソフトバンクとのクライマックスシリーズファーストステージ第3戦では7回途中無失点の好投で勝利に貢献。土壇場で何度もチームを救った。

負けられない試合で無類の勝負強さを発揮。その陰には、コツコツと書きためた努力の結晶がある。プロ1年目から5年間で書き込んだノートは、5冊になった。

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ロッテ移籍、ソトの美人妻がDeNAファンに感謝「素晴らしい6年間をありがとう」ロッテにも熱いメッセージ[デイリー]

DeNAを退団し、ロッテ入団が決まったネフタリ・ソト内野手の妻、マリアム夫人が14日、インスタグラムを更新。DeNAファンに感謝の思いをつづった。

マリアム夫人は横浜スタジアムで撮影した2ショットを投稿。「最高に素晴らしい6年間をありがとう。苦労していてもソトを信じてくれていたファンに感謝します」と思いを伝え、「横浜で暮らした美しい瞬間を、私達は心の中で宝物にします。永遠にあなた方を愛しています!」と記した。

来季は千葉に移る。マリアム夫人は「千葉ロッテマリーンズ、私達に扉を開いてくれてありがとう。皆さんに会うのが待ちきれません。ソトは優勝するために最善を尽くすことを知っています」と、夫の全力プレーを誓った。

ソトは18年からDeNAでプレーし、通算161本塁打。来日6年目の今季は打率.234、14本塁打、50打点だった。

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ロッテ・石川慎吾、大谷翔平の入団会見に「入ってきた時からあいつはすごかった」日本ハム時代に同僚「自慢できます」[デイリー]

ロッテの石川慎吾外野手(30)が15日、米大リーグ・ドジャースへの入団会見を終えた大谷翔平投手に対し「入ってきた時からあいつはすごかった」と振り返った。

石川慎と大谷は、2013年から16年まで日本ハムでともにプレーした元チームメート。石川慎の方が1年先輩だが「すでに色んな人に影響を与えていると思うし、これからもどんどんそういう人間になっていくと思う。自慢できますよね、一緒にやってたんだって」と尊敬のまなざしだった。

また、野球以外の面でも、ともに戦った4年間を踏まえ「人間的な考え方とかも入団当初からすごかった。表裏が本当にない子で、想像してる通りの人間だと思います。野球のことはもちろん、私生活のことも本当にすごいです」と話した。

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ロッテ吉井監督、「ツインターボになれ!」。悩める左腕エースに伝えた珍アドバイス[千葉ロッテマリーンズ]

5月まで5勝ちを挙げるなど順調なシーズンを送っていた左腕エースの小島和哉投手だが突然、勝てなくなった。6勝は未勝利。7月も勝てない。7月15日のイーグル戦(ZOZOマリンスタジアム)では4回3分の1、6失点KO。マウンドから降ろされた。試合後、監督から「愚痴を聞いてあげるから明日にでも監督室においで」と優しく声をかけられた。

「本当にどうしていいか分からない状態だった。メンタル的にも崩壊していた」と小島。「宜しくお願いします!」と頭を下げ、監督室を訪ねると、いきなり、言われた。

「この馬を知っているか?」。

そう言って一頭の馬の写真を見せられた。小島は競馬には興味がないので、全く見当もつかない。馬主をしている吉井監督の馬かと一瞬は思ったが、その写真は少しばかり古かった。無理もない。その馬は小島が生まれる前の91年にJRAの重賞 ラジオたんぱ賞を制し、93年の七夕賞、オールカマーなどを制するなど活躍し人気を博したツインターボだった。

「調べて動画を見てみてくれ。ワシが好きな馬。とにかく逃げる馬。いつも大逃げを打つ。結局、ゴールまで体力がもたなくて負けることもあるが、そのまま逃げ切って勝つこともあった。ワシはその姿に感動した。それくらいの入りでもいいのではないかな」。

小島はキョトンとした。まさか馬を例えに出されるとは思わなかった。ましてや競馬を知らないから言っている意味が全く分からず、イメージも湧かない。最後には「ツインターボになれ」とまで檄を飛ばされた。ただ、指揮官の何とかしてあげたいという熱い想いは伝わった。

「初回から後先考えて投げるのではなく初回から飛ばしていけということだなと。確かに自分はどうしてもペース配分を意識するあまり、初回は丁寧に丁寧に行き過ぎていた」と小島。伝えたい熱いメッセージを理解した。大胆に、勢いよく投げて欲しいといういうメッセージであった。

その後、小島は勝てば2位、負ければ4位という仙台でのシーズン最終戦、7回無失点で勝ち投手になり10勝目を挙げ、チームを2位に導いた。本拠地で行われたホークスとのクライマックスシリーズファーストステージも勝てばファイナル進出、負ければ終わりという第3戦に先発した。初回から飛ばした。結局、6回3分の1を投げて球数96球で無失点。勝ち投手にこそならなかったが、その後、小島の魂の投球に刺激を受けたチームは延長戦を制し、優勝チーム・バファローズの待つ大阪への切符を手に入れた。大胆に、勢いよく投げてチームを勝利に導いた。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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163キロ右腕に元本塁打王、現役ドラフトでは“お宝”獲得…ロッテが進める戦力補強[Full-Count]

◇現役ドラフトでは西武・愛斗、助っ人は前DeNA・ソトら3人を獲得している

2023年シーズンは2年ぶり2位に躍進したロッテが今オフ、積極的な補強を敢行している。すでに“新外国人”が3人決定。今オフに戦力外となった実績ある2投手を育成で、現役ドラフトでも1軍経験の長い外野手を獲得した。

外国人投手ではジミー・コルデロ、ジュニオール・フェルナンデスの加入が決まった。32歳のコルデロはメジャー通算114登板で6勝7敗、21ホールド、防御率4.36。今季はヤンキースで31登板、3勝2敗、8ホールドをマークした。フェルナンデスはドミニカ共和国出身の26歳で、メジャー通算50登板で1勝1敗、3ホールド、防御率5.17。190センチの長身で、最速101.2マイル(約162.8キロ)を誇る。

野手では今季までDeNAでプレーしたネフタリ・ソト内野手を獲得した。NPB通算711試合で打率.262、653安打、161本塁打。2018年に41発で本塁打王、2019年には43本塁打&108打点で2冠に輝いている。

現役ドラフトでは西武から愛斗外野手を獲得した。26歳の強肩外野手は昨年、自己最多の121試合に出場し、打率.243、9本塁打、9盗塁をマーク。今季も序盤は右翼に定着していた。通算351試合で218安打、21本塁打。守備力も高く、レギュラー獲得も夢ではないだろう。

また、阪神戦力外の二保旭投手、オリックス戦力外の吉田凌投手と育成契約を結んだ。11月23日に入団テストを実施し、合格した。33歳の二保はソフトバンクに入団し、2015年に44試合、2018年に35試合に登板した。2021年途中に阪神に移籍。直近2年間は1軍登板はなかった。

26歳の吉田は2020年に35試合に登板するなど活躍。今季は19試合登板で4ホールド、防御率3.24も、戦力外通告を受けた。吉井監督2年目の来季へ向け着々と態勢を整えるロッテ。今後の動きにも注目だ。

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