わたしはかもめ2023年鴎の便り(12月)

便

12月22日

[データで見る]ロッテ・ポランコ、打ってもなかなか勝てない本塁打王、今季2度1戦3発も敗戦[ニッカン]

プロ野球の快記録や珍記録を振り返る「データで見る23年」。第9回はロッテのグレゴリー・ポランコ外野手です。

巨人を移籍して打撃タイトルを獲得した選手
選手(所属)部門巨人在籍年
44呉昌征(阪神)盗塁37〜43年
54青田昇(洋松)本塁打42、43、48〜52年
56 〃 (大洋) 〃
57 〃 (〃) 〃
07ローズ(オリックス)出塁率04、05年
08 〃 (〃)打点 〃
17ロペス(DeNA)打点13、14年
 〃 (〃)安打 〃
23ポランコ(ロッテ)本塁打22年

巨人から移籍したポランコが26本塁打で、ロッテでは86年落合以来の本塁打王に輝いた。移籍1年目に本塁打王は今季の近藤(ソフトバンク)も含め10、11人目。巨人を移籍し打撃タイトル獲得は17年に打点王、最多安打のロペス(DeNA)以来5人目、本塁打王は54、56、57年の青田(大洋)に次いで66年ぶり2人目。青田が巨人を出て最初に獲得したのは移籍2年目だから、巨人退団翌年に本塁打王になったのはポランコが初めてだ。

巨人を出た1年目に20本塁打以上も珍しく、50年白石(広島)20本、07年小久保(ソフトバンク)25本、15年ロペス(DeNA)25本に次いで4人目。26本塁打は最多だった。ポランコは昨季も24本塁打で、在籍2シーズンで2球団で20発。来日1、2年目が異なるチームで20本塁打以上は史上5人目で、リーグをまたいで記録したのは94年にロッテで23本、95年にヤクルトで29本打ったミューレンに次いで2人目となった。

最多本塁打も、白星にはなかなか結びつかなかった。今季は7月16日楽天戦と8月23日ソフトバンク戦で1試合3本塁打を記録したが、いずれもチームは敗戦。3本塁打した試合でシーズン2度も敗れたのは、史上初だった。本塁打を打った試合は11勝11敗の勝率5割。チームの勝率が5割7厘だから、打った時の方が低かった。2リーグ制後の本塁打王で、本塁打を打った試合が勝率5割以下は、13年バレンティン(ヤクルト)以来8人、9度目。Aクラス、勝ち越しチームからは初だった。チームの勝率を下回ったケースは、60年山内(大毎)61年長嶋(巨人)90年デストラーデ(西武)06年小笠原(日本ハム)に次ぎ5人目。こちらは優勝以外のチームから初めてと、珍記録が並んだ。

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[ロッテ]春季キャンプの日程発表、2月1日から石垣島でスタート、沖縄本島では10試合予定[ニッカン]

ロッテは22日、来年の春季キャンプの日程を発表した。

2月1日〜26日まで沖縄・石垣市中央運動公園野球場で行う。休養日は6日、12日、16日、20日、24日で石垣島でのキャンプは今回で17年目となる。

その後、一部は沖縄本島へ移動。13日〜25日まで沖縄・糸満市西崎総合運動公園でキャンプを行う。休日は19日。糸満市でのキャンプは3年目。糸満でのキャンプ中は練習試合10試合(主催試合5試合)が行われる予定。全体練習は2月16日、2月22日に予定されている。

吉井理人監督(58)は球団を通じて「練習内容などの細かいことは年明けのスタッフミーティングで意見を聞きながら考えていきたいと思いますが、今年と同じく選手達には主体性を大事に取り組んでもらいたいと思っています。糸満では今年は1試合でしたが、来年は5試合ほどホームで試合が出来るということは、とてもありがたいです。優勝に向けた基盤を作る期間にしたいと思います」とコメントした。

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[ロッテ]吉井理人監督が重光昭夫オーナーにシーズン報告「ねぎらいのお言葉をいただきました」[ニッカン]

ロッテ吉井理人監督(58)が22日、東京・新宿区のロッテ本社を訪問し、重光昭夫球団代表取締役会長オーナー(68)にシーズン報告を行った。

重光オーナーは球団を通じ「吉井監督は今シーズン、選手達に歩み寄り、話を聞きながら選手それぞれの特徴や状況に応じた起用をしていただいたと聞いています。シーズン終盤も厳しい状況の中で勝ち上がり、ZOZOマリンスタジアムで行われたクライマックスシリーズも多くのファンの皆さまに『感動をした』と言っていただけるような試合をしていただけたと思っています。就任2年目となる来季はリーグ優勝をおおいに期待しています」とコメント。

吉井監督は「オーナーに今シーズンの報告をさせていただき、ねぎらいのお言葉をいただきました。来年はリーグ優勝、日本一のご報告ができるよう精一杯、頑張ります」とコメントした。

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[ロッテ]お菓子福袋を1月5日から販売[ニッカン]

ロッテは22日、オンラインストア限定で2024年1月5日から、ロッテお菓子福袋を数量限定で販売すると発表した。

価格は5500円(税込)。本社製品の「パイの実」や「コアラのマーチ」など計4500円相当のお菓子の詰め合わせと、今年販売したマリーンズ×株式会社ロッテのコラボグッズのTシャツや巾着など最大4点詰め合わされた福袋となっている。

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ロッテ、春季キャンプ日程発表[サンスポ]

ロッテは22日、来年2月の春季キャンプの日程を発表した。1日から11日まで沖縄県石垣市で行い、13日から25日は沖縄県糸満市での2次キャンプで練習試合が10試合予定されている。休日は6、19日。一部の選手は2次キャンプ期間も石垣市に残り、26日まで行う。

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ロッテ・吉井理人監督が重光昭夫オーナーにシーズン報告、就任2年目の来季へ「リーグ優勝、日本一のご報告ができるように」[サンスポ]

ロッテ・吉井理人監督(58)が22日、東京・新宿区のロッテ本社を訪問し、重光昭夫球団代表取締役会長オーナーにシーズン報告を行った。

就任1年目の今季は70勝68敗5分で2位。優勝したオリックスには15.5ゲーム差をつけられたが、勝てば2位、負ければ4位のレギュラーシーズン最終戦の楽天戦で勝利し、本拠地ZOZOマリンでクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージを開催。ファイナルステージ進出をかけてソフトバンクと対戦した。1勝1敗で迎えた第3戦は延長10回に3点差をひっくり返して逆転勝ちし、幕張の奇跡≠ニ称された。

重光オーナーは「吉井監督は今シーズン、選手達に歩み寄り、話を聞きながら選手それぞれの特徴や状況に応じた起用をしていただいたと聞いています。シーズン終盤も厳しい状況の中で勝ち上がり、ZOZOマリンスタジアムで行われたクライマックスシリーズも多くのファンの皆さまに『感動をした』と言っていただけるような試合をしていただけたと思っています。就任2年目となる来季はリーグ優勝をおおいに期待しています」と激励した。吉井監督は「オーナーに今シーズンの報告をさせていただき、労いのお言葉をいただきました。来年はリーグ優勝、日本一のご報告ができるよう精一杯、頑張ります」と2005年以来19年ぶりのリーグ優勝を見据えた。

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ロッテ・吉井理人監督が「言語化」のすすめ、自身の経験を選手に応用/武田千怜のアナザーストーリー[サンスポ]

ロッテ・吉井理人監督(58)はチームを築く上で「自己決定の尊重」を重視している。選手の考えを引き出すため、求めるのは言語化である。

試合が終われば、「今日の試合どうだった?」「あのプレーはどうだった?」と積極的に選手に声をかける。そこに明確な意図がある。

「選手には自分のパフォーマンスを喋らせるようにしている。喋っているうちに『あっ』と気づくことがたくさんある。自分のパフォーマンスを言語化できない子は、自分のパフォーマンスをものにできていないと私は思っている」。

指揮官が「引っ込み思案でおとなしい。自己主張が少なく見える子」と分析する8年目の25歳、茶谷健太内野手には春季キャンプで日記を書くことを勧めた。

「あいつは日記をつけだしてから、自分のやりたいことが分かってきて、コーチにやれと言われなくても、自分でできるようになった。彼は本当に変わった」。

2018年にソフトバンクを戦力外となり、ロッテで育成から再出発した苦労人が、今季は自己最多の79試合に出場。春先にはプロ初の4番に座るなど打率.284を記録した。内野の全ポジションを守れるユーティリティー性を生かし、レギュラーシーズン143試合で142通りのオーダーを組んだチームを支えた。言語化は声に出さなくとも、文字でもいいのだ。

自身の経験がパフォーマンスを言語化することの大切さに気付かせてくれたという。1997年オフに海外フリーエージェント(FA)権を行使して米大リーグ、メッツに移籍。32歳で野球の本場に挑戦した。「もし大活躍したら、本にしよう!」。そんな思いから毎日、日記をつけるようになった。「人が読めるように」と丁寧に説明して書くように心がけた。

引退後、筑波大大学院に通うようになる前のこと。スポーツ心理学の学会にゲストとして呼ばれ、日記をもとに発表した。すると、心理学の先生方から「だから、あなたは活躍できたんだよ」と絶賛された。

「自分のパフォーマンスを俯瞰することは自分のためになる。自然にやっていたことがすごくよかったと、そこで気づいた。そこからですね。選手に還元するようになったのは」。技術だけではない。自らの経験を生かし、あらゆる角度から選手に助言を送り、ナインの成長を後押ししている。

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プロ野球選手会、WBC出場選手への考慮を評価、肖像権管理の見直しは継続審議[スポニチ]

日本プロ野球選手会と日本野球機構(NPB)の事務折衝が22日、都内で行われ、選手の肖像権やWBC出場選手への補償について意見交換が行われた。

選手会はWBCに出場した選手が、心身の疲労でリーグ戦で不振でも契約更改で不利益に扱われないよう求めてきた。選手会の森忠仁事務局長は「(球団)個別にも言ったりしているので、考慮はしてくれている」と評価。

なお肖像権管理の見直しは、12球団の回答が出そろっていないため継続審議となった。

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ロッテ、来春キャンプ日程発表、石垣島&糸満で実施[スポニチ]

ロッテは22日、来春のキャンプ日程を発表した。来年2月1〜26日(休日6、12、16、20、24日)に沖縄・石垣島の石垣市中央運動公園で実施。2月13〜25日(休日19日)は一部が沖縄本島へ移動し、糸満市西崎総合運動公園を拠点に実戦を重ねる。

糸満市でのキャンプ期間中には10試合の練習試合(主催は5試合)が予定され、16、22日には全体練習の予定になっている。石垣市での春季キャンプは17年目、糸満市では3年目となる。ナインは1月30日に石垣島入りする予定。

吉井監督
「練習内容などの細かいことは年明けのスタッフミーティングで意見を聞きながら考えていきたいと思いますが、今年と同じく選手達には主体性を大事に取り組んでもらいたいと思っています。糸満では今年は1試合でしたが、来年は5試合ほどホームで試合が出来るということは、とてもありがたいです。優勝に向けた基盤を作る期間にしたいと思います。」

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ロッテ場内アナウンスを卒業した谷保さん、最後の打席をアナウンスした「3冠王」を尊敬するその背景には…[スポニチ]

帯広出身の谷保恵美さんは、今季限りでロッテで場内アナウンス生活を卒業した。公式戦2100試合を担当する中で、数々のシーンと出合った。故郷・北海道で初めてアナウンスした釧路での記憶、日本ハムで現役引退した3冠王との思い出も語ってくれた。

33年のアナウンス歴を誇る谷保さんでも、故郷・北海道で仕事する機会はほとんどなかった。

「札幌ドームでアナウンスしたことはないですね。完成したときに見に行きました。エスコンはまだ行ってない。来年が楽しみなんですよ。帯広三条の友達と見に行こうと思っています」。

今年開業した日本ハム本拠地での観戦を心待ちにする。「これからはスタンドで試合を見ながら、“何やってんだよ”とガンガン言いますよ。昭和の人間なので、SNSでなくスタンドからね。フフフッ」と不敵な笑みを浮かべる。

仕事で初めて北海道を訪れたのは、91年秋。「釧路で(マリーンズの前身)オリオンズの最後の年に試合があったんですよ。会社には新人なのに“北海道出身だから、それまでに練習して釧路に行ってこい”と言ってくれて、初めて1人で行きました」。2軍でアナウンスの実戦練習を積み、夏から川崎球場で1軍に付いて勉強しながら準備した。

91年9月7日。釧路はあいにくの天気だったが、金田正一監督の大胆な行動が、谷保さんの脳裏に焼き付く。「“中止じゃない”って言われていたのに、金田さんが“どうしても前田さんを先発させたい”とグラウンドにガソリンをまいて、火を付けて、乾かして、試合をやりました」。この試合、前田幸長は日本ハムに1失点完投で勝利した。

日本ハム戦で、忘れられない記憶はさらにある。98年10月7日、史上最多3度の3冠王に輝いた落合博満の現役最後の打席だ。結果は代打で一ゴロ。「最後の打席をアナウンスできるなんて、光栄だなと凄く印象に残っている。マリンで姿を見られて、凄く感動した」と懐かしんだ。

ロッテOBの落合氏とは、会話したことがない。「私が入ったときは、もういなかったので、お話ししたことはないです。(選手とも)意外と線を引いている。リスペクトしているので、そんなに近づいてはいけないと…」と独自ルールを持つ。

意外な事実もある。「実家がお菓子屋なので、落合さんが3冠王獲った時に、“3冠王 落合”と書いてあるバットをロッテからもらったんです。私はそれでずっと素振りをしていたんです。今も、うちにあるんです」。後日、スマートフォンに谷保さんから送られてきた写真には、年季の入ったバットが写っていた。

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ロッテ、福袋をオンラインストアで数量限定販売、お菓子&コラボグッツ詰め合わせ[スポニチ]

千葉はマリーンズオンラインストア限定で来年1月5日から、ロッテお菓子福袋を数量限定で販売すると発表した。

「パイの実」や「コアラのマーチ」などロッテの人気商品4500円相当の詰め合わせと今年販売したマリーンズ×株式会社ロッテのコラボグッズのTシャツや巾着など最大4点が詰め合わされた福袋で、販売価格は5500円(税込み)となっている。

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ロッテの場内アナウンス33年間の谷保さんが野球殿堂博物館に、ナインと最後の写真も展示[デイリー]

野球殿堂博物館(東京)は22日、公式X(旧ツイッター)を後進。ロッテの場内アナウンスを33年間担当し、12月20日に最終出勤日を迎えた谷保恵美さんが、同博物館で行われている企画展「野球報道写真展 2023」を訪れたことを報告した。谷保さんは動画で「野球報道写真展にぜひおこしください」と笑顔で宣伝している。

同写真展は、東京写真記者協会加盟各社のカメラマンが撮影した、今季の野球界のベストショットが展示されている。日本が3大会ぶりに世界一となったWBCなどとともに、谷保さんとロッテナインの最後の記念撮影の写真もあり、谷保さんがサインを書いたという。Xのコメント欄には「谷保さんを野球殿堂特別表彰者にして欲しい」という声も寄せられた。

谷保さんは20日に“引退会見”を行い、「雨の日も風の日も、マリンスタジアムに通った道のりを『もう通わないのかなと』と寂しくなりました」と入社からの日々を振り返っていた。

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ロッテ・和田康士朗、プロ初本塁打に最終盤はバットで存在感も「僕に足りないものはたくさんあるなと感じました」[BASEBALL KING]

「バッティングを鍛えてこいということで最初ファーム行って、途中で1軍に上がってすぐにスタメンで出させてもらいましたけど、そこで全然結果も出せなかった。僕に足りないものはたくさんあるなと感じました」。

試合終盤の“代走の切り札”として起用されることの多かったロッテの和田康士朗は今季、足だけでなく、プロ初本塁打を放つなど、プロ入り後最多の113打席に立ち、打率.265、3本塁打、9打点の成績を残したが、課題の残るシーズンと感じたようだ。

◇開幕は2軍スタート

「バッティングが良くないと試合に出られないので、バッティングをしっかりやっていきたいです。監督になった吉井さんにもバッティングを期待していると言われたので、バッティングで結果を残せればいいかなと思います」。

和田は吉井理人監督が就任した今季、“代走”から脱却し、明確にレギュラーを狙いに行った。開幕はファームスタートだったが、ファームでスタメン出場し打席に多く立った。ヒッチして打ったり、バスター気味に打ったり、すり足で打ったり、時には打席で歩きながら打ったりと、色々な構えを試した。

「バスターの歩きながらみたいなのは、内田さんにそれも塁に出る1つの選択肢だぞと言われました。それでやってみてそれが1番打ちにいけていて、良いスイングの軌道をしていると言われたので、それで打ったりしたりしています」。

巨人、広島で打撃コーチとして数多くの選手を育て上げ、今季臨時打撃コーチを務めた内田順三コーチの助言を積極的に取り入れた。

バットも春季キャンプでは池田来翔モデルのバットで打っていたが、「内田さんとずっと練習していて、軽いバット(池田来翔モデル)を使っていたんですけど、どうしても軽いから体を振って振ろうとしてしまう。だから重くて太いバットを使って、そうしたら体を振ったら振れない。しっかり最短距離で出せるようにという意味でこのバットを使うようにしました」と大石大二郎さんモデルのバットに変更。

5月2日に1軍昇格を果たすと、同日の楽天戦に『9番・左翼』で先発出場し、翌3日の楽天戦も『9番・左翼』で出場し今季初安打。4日の楽天戦では、0−0の3回無死走者なしの第1打席、2ボール1ストライクから松井友飛のストレートをセンター前に弾き返し出塁。1死後、2番・友杉篤輝の1ストライクからの2球目にスタートを切り、今季初盗塁を決めた。和田は四球で出塁した5回にも、この日2つ目となる二塁盗塁を決め、武器である“足”でアピールした。

◇セーフティバント

5月14日の日本ハム戦では、0−2の3回1死走者なしの第1打席、メネズが1ボール1ストライクから投じた3球目の外角ストレートを一塁方向へセーフティーバント。日本ハムの一塁手・マルティネスが素早く捕球し、一塁ベースカバーに入ったセカンド・福田光輝に送球したが、和田の足の方が速く一塁への内野安打。1軍の公式戦では初めてセーフティーバント安打を決めた。

「急がないことですかね。はやくセーフになりたくて、走りながらバントをやってしまうというのがあるので、急がず転がしてから走ること」を意識。「構えてから十分セーフになると言ってくれて、少しずつ感覚は掴めるようになってきました」と本人も手応えを掴みつつあった中で、1軍の公式戦の舞台で初めてセーフティーバントを成功させた。

育成選手時代の19年の10月に「堀さんには、足も武器だと言われているので、セーフティーバントの構えだけでもやってみろと言われています」と、堀幸一2軍打撃コーチの助言をきっかけに、セーフティーバントの練習を本格的に取り組み始めた。

試合前練習でセーフティの練習をすることはあったが、昨季までは試合でセーフティバントを試みる機会が少なかった。

「ずっと練習していましたけど、試合でどんどんやっていけと言われたら、今年特に言われていますね」。

「コーチからもセーフティバントを増やしていこうと言われていますし、1番は塁に出ないといけない。塁に出る手段としてですね」。

今季は1軍でセーフティバントを5回決めた。

◇プロ初本塁打

7月29日のソフトバンク戦では、「とにかく塁に出ようと思ってバットを振りました」と、先発・大関友久が1ストライクから投じた2球目の144キロストレートを振り抜き、ライトホームランテラスに飛び込む嬉しいプロ初本塁打を放った。ちなみに、7月下旬から軽いバットに戻した。

途中出場した8月20日の楽天戦、3−3の9回に守護神・松井裕樹が2ボール1ストライクから投じた3球目の148キロストレートを振り抜き右中間に二塁打。このチャンスメイクをきっかけに、荻野貴司の決勝打に繋げた。

特にこの二塁打は和田が今年よく口にしていた「コンパクトなスイング」ができ、取り組んできた成果を発揮できた打席にも見えた。「今までの僕だったら、甘い球が来たと思って力んでブンブン振っていたと思うんですけど、今年の練習を活かすことができたのかなと思います」と振り返る。

ライト前の安打を武器である足を活かして二塁打にしたように見えたが、「打った瞬間、右中間だったので二塁打というより三塁へいく気持ちで走っていました」と、三塁を狙っていたそうだ。

◇勝負の9月は代走メイン

勝負の9月に入ってからは代走での出場がメインになった。9月18日の西武戦では、0−1の9回、先頭のポランコがクリスキーからライト前に安打を放つと、和田はポランコの代走で出場。続く角中勝也の1ボールからの2球目に二塁盗塁を決めた。

今季は20盗塁中19盗塁が5球目以内での盗塁だったが、「今年は何球以内というのはあんまり考えていないです」とのこと。盗塁成功率の高さについても「今年は去年ほど思いつめずに気楽に。去年は代走で出て行って、いかなくちゃいけないという感じだったので、今年はそういうのをなくして、別にいかなくてもいいやという感じで走っています」と明かす。そういった考えに至った理由について「大塚さんからも今年は積極的じゃなくて、行ける時に行こうという感じと話していたので、そういうところかなと思います」と教えてくれた。

その和田が二塁へ進むと、角中が空振り三振、山口航輝が左飛で2アウトとなったが、安田尚憲が、クリスキーのストレートをライト前に弾き返す。浅い打球だったが、二塁走者の和田はスピードを緩めることなく三塁ベースを蹴り、ヘッドスライディングで生還した。和田は「まずはチームのために1点を取るというのが第一なので、しっかり1点を取れるような走塁をやっていきたい」と9月14日の取材で話していたが、まさに有言実行の走塁で同点に追いついた。

◇シーズン最終盤、バットでも存在感

「変わらずにバッティング練習をしっかり。なかなか打席に立てないと、バッティング練習でホームランを狙ったり、大振りになっちゃうんですけど、そこはいつスタメンで行ってもいいようにしっかりバッティング練習でもライナーを打つようにしています」。

代走での出場が多く、打席数が少なくなったが、準備はしていた。その準備を発揮したのが、9月最初のスタメンとなった24日のソフトバンク戦だ。ZOZOマリンスタジアムで初本塁打を放つなど、プロ入り後初となる1試合4安打。25日のソフトバンク戦でも和田毅の外角のスライダーに体勢を崩しながらもライト前に運べば、27日の日本ハム戦では2点適時打を含む2安打。そして10月1日の西武戦では、0−0の3回2死走者なしの第1打席、隅田知一郎が投じた初球のストレートをマリーンズファンの待つライトラグーン席へ先制の第3号ソロ、1−1の5回2死一塁の第2打席はセカンドへの内野安打、1−2の7回2死一塁の第3打席は隅田のチェンジアップに泳ぎながらもうまく合わせてライト前に運び、猛打賞を達成した。

「4安打打った時の最初のライト線とかこの間の日ハム戦の一塁線もそうですけど、大きい打球を打たなくても、低くて速い打球、間を抜けて二塁打、三塁打になるので、そういう打球を打てるように意識しています」。

昨季までの3年間、126打席立って本塁打は1本もなかったが、今季は113打席でプロ初本塁打を含む3本のアーチを描いた。コンパクトなスイングでも、しっかりと飛距離が出ている。

「全然(ホームランを)狙っていないんですけど、狙っていなくてもコンパクトなスイングをすれば当たれば飛んでいくので、そういうのを今はいい感じなのかなと思います」。

与えられた機会で、シーズン終盤バットで結果を残したのは非常に良かった。レギュラーを奪うためにも、継続性が大事になってくる。

「バッティングはまだまだなので、しっかり来年は最初からスタメンで出られるようなバッティングをしていきたいと思います」。

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