わたしはかもめ2023年鴎の便り(12月)

便

12月23日

[ロッテ]吉井理人監督が競馬場で開幕投手発表「変わるかもしれないですけど、今のところ小島」[ニッカン]

異例の競馬場で開幕投手を発表した。ロッテ吉井理人監督が中山競馬場で開催された「有馬記念前夜祭スペシャルトークショー」にプロ雀士でモデルの岡田紗佳(29)と登場した。

トークショー終盤で観客から来年の開幕投手を問われると「変わるかもしれないですけど、今のところ小島」とまさかの発表。今季も開幕投手を務め、10勝を挙げた左腕に託す。その後の取材で「今シーズン1番頑張ったのは小島だったので、現時点では競馬新聞風に言うと◎」と本命の理由を話した。さらに「対抗はもちろん種市、3番手は朗希です」と投手陣の構想を明かした。

今年の総決算となる有馬記念については本命をタスティエーラ、対抗をタイトルホルダーに決めた。ここで勢いをつけ来年の開幕ダッシュを決め、先行逃げ切りで優勝するイメージは出来ている。

ページトップ

[ロッテ]TEAM26会員向けのブース新設、スタジアム内でも会員向けサービスの提供が可能に[ニッカン]

ロッテは23日、ZOZOマリンの球場内に球団公式ファンクラブTEAM26(チームニジュウロク)会員向けのブースが新設されることを発表した。

今季までは、球場外周のみに常設されていたTEAM26ブースが、球場コンコース(1塁側203通路付近)にも開設される。新設に伴い、開場後はスタジアム内でも会員向けサービスの提供が可能となる。

TEAM26ブースでは、ファンクラブ会員制度や限定特典の案内、ファンクラブへの新規入会手続き、来場者向けのポイント交換サービスなどマリーンズをさらに楽しむためのサービスを提供する。オープン戦開催期間から営業開始を予定で、営業時間はスタジアム開場時間〜試合終了30分後(最大)。その他詳細は後日、球団公式サイトにて発表する。

ページトップ

ロッテ・吉井監督が来季の開幕投手を明かす、「現時点では小島で考えています」[サンスポ]

ロッテ・吉井理人監督(58)が23日、中山競馬場で行われた「有馬記念前夜祭スペシャルトークショー」に出演し、ファンから来季の開幕投手について質問されると「変わるかもしれないですけど、現時点では小島で考えています」と明かした。小島はプロ5年目の今季、初めて開幕投手を務め、種市と並びチーム最多の10勝(6敗)をマークした。

ページトップ

ロッテ、ZOZOマリン内に球団公式ファンクラブTEAM26ブースを新設[サンスポ]

ロッテは23日、ZOZOマリンスタジアム場内に球団公式ファンクラブTEAM26(チームニジュウロク)会員向けのブースを新設することを発表した。

2023シーズンまでは、球場外周のみにTEAM26ブースが常設されていたが、球場コンコース(1塁側203通路付近)にもオープンする。場内にTEAM26ブースが増設されることにより、開場後はスタジアム内でもTEAM26会員向けサービスを受けることができる。

TEAM26ブースでは、ファンクラブ会員制度や限定特典の案内、ファンクラブへの新規入会手続き、来場者向けのポイント交換サービスなどマリーンズを楽しむためのサービスを提供いたる。

オープン戦開催期間からの営業開始を予定。営業時間はスタジアム開場時間〜試合終了30分後(最大)となる。

ページトップ

ロッテ・吉井監督、来年の開幕投手は「現時点では小島です」と公表[スポニチ]

ロッテの吉井監督が中山競馬場での有馬記念前夜祭スペシャルトークショーに出演。来年の開幕投手について「変わるかもしれないですけど」と前置きした上で、「現時点では小島です」と公表した。

「今季1番頑張ったのが小島なので」と、チーム最多タイの10勝を評価。「競馬新聞風に言うと◎は小島、○が種市、▲は(佐々木)朗希」と続けた。有馬記念の予想では本命にタスティエーラ、対抗にタイトルホルダーを挙げた。

ページトップ

ロッテ来年の開幕投手は小島!?吉井監督が有馬記念トークショーで公表「ナイショに…」[スポニチ]

ロッテの吉井理人監督(58)が23日、中山競馬場で開催された有馬記念前夜祭スペシャルトークショーにプロ雀士でグラビアタレントの岡田紗佳(29)とともに出演し、来年の開幕投手に小島和哉投手(27)を“指名”した。

トークショー終盤にスタンドのファンから開幕投手を問われた吉井監督は「変わるかもしれないですけど」と前置きした上で、「現時点では小島です」と公表。「ナイショにしといて下さい」と続けて会場を沸かせた。

今季の開幕投手を務めた小島は25試合に登板して10勝6敗、防御率3.47。楽天とのシーズン最終戦やソフトバンクとのCSファーストステージ最終戦でも好投した。指揮官は「今シーズン1番頑張ったのが小島だったので。競馬新聞風に言うと◎、○、▲とあるので現時点では本命は小島、対抗は種市、▲は朗希」と説明。種市篤暉投手(25)、佐々木朗希投手(22)も候補であると明かした。

競走馬をこよなく愛し、馬主でもある吉井監督は、有馬記念の予想で本命に今年のダービー馬である(13)タスティエーラ(牡3)、対抗に(4)タイトルホルダー(牡5)を挙げたが、先に予想を披露した岡田と丸かぶりとなり、苦笑いしていた。

ページトップ

ロッテ、ZOZOマリン場内に公式ファンクラブ「TEAM26」会員ブース新設[スポニチ]

ロッテは23日、本拠地のZOZOマリンスタジアムの場内に球団公式ファンクラブTEAM26(チームニジュウロク)会員向けのブースが新設されると発表した。

2023シーズンまでは、球場外周のみに常設されているTEAM26ブースが、球場コンコース(1塁側203通路付近)にもOPENする。

場内TEAM26ブースが増設されることにより、開場後はスタジアム内でもTEAM26会員向けサービスのご提供が可能となる。TEAM26ブースでは、ファンクラブ会員制度や限定特典のご案内やファンクラブへの新規入会手続き、来場者向けのポイント交換サービスなどのサービスが提供される。

オープン戦開催期間から営業開始を予定。営業時間はスタジアム開場時間〜試合終了30分後となる。その他詳細は後日、球団公式サイトで発表される。

ページトップ

[ロッテ]吉井理人監督、開幕投手レースは「本命の◎が小島、対抗の○が種市、▲が朗希」、パドックで発表[報知]

ロッテの吉井理人監督(58)が23日、中山競馬場で「有馬記念前夜祭スペシャルトークショー」に登場。まさかのパドックで、来季の開幕投手に小島和哉投手(27)を指名した。

競馬好きで馬主でもある指揮官の思わぬ発表にパドック中から拍手が湧き起こった。トークショーの最後。スタンドのファンから「ロッテの開幕投手はー?」と叫ばれた指揮官は、何のためらいもなく「変わるかもしれないですけど、現時点では小島。今年先発として1番頑張ったので。でも、内緒にしといてください」とジョーク交じりに明かした。小島は今季自己最多タイの10勝(6敗)をマークし、3年連続の規定投球回に到達。今季は石川歩の代役で開幕投手を務めたため、順調にいけば2年連続2度目となる。また、競馬新聞風に「本命の◎が小島、対抗の○が種市、▲が朗希」と2人も候補に入っていることも明かした。

好きな競馬の決まり手は「逃げ(切り)」と明かし、来季は逃げ切りの展開を多くすることも目標。最後は「小島、種市、朗希をしっかり投げさせて優勝したいと思います」とファンに誓った。

ページトップ

[ロッテ]吉井理人監督がまさかのパドックで開幕投手発表「現時点では小島です」[報知]

ロッテの吉井理人監督が23日、中山競馬場で「有馬記念前夜祭スペシャルトークショー」に出演。トークショーの最後に、来季の開幕投手が小島和哉投手であることをまさかのパドックで衝撃告白した。

最後にファンからの質問を募集すると、スタンドのほうから「ロッテの開幕投手ー!」とファンからド直球の質問が投げかけられた。すると吉井監督は「変わるかもしれないですけど、現時点では小島で考えています。小島は今年先発として1番頑張ったので。でも内緒にしといてください」とジョーク交じりに話した。

ページトップ

ロッテ・吉井監督、来季開幕投手を有馬イベントでサプライズ発表「現時点では小島」、「○は種市▲は朗希です」[デイリー]

ロッテの吉井理人監督(58)が23日、中山競馬場のパドックで開催された「有馬記念前夜祭スペシャルトークショー」に出演。来季の開幕投手の“本命”として小島和哉投手(27)を指名した。

まさかのサプライズ発表だった。トークショーの最後に司会者が質問を募ると、「ロッテの開幕投手〜!」とファン。吉井監督は「変わるかも知れないけど…」と前置きした上で「現時点では小島と思っています」と答え、パドックは驚きに包まれた。

小島は今季、初の開幕投手を務め、25試合に先発し10勝6敗、防御率3.47。3年連続で規定投球回を達成した。指揮官は「今シーズン1番頑張ったのは小島。競馬新聞風に言うと◎」と評価した。

さらに「○、▲とあるのでまだ変わるかも知れない。対抗馬はもちろん種市。▲は朗希です」と続け、種市や佐々木朗も候補であることも明かした。

また、有馬記念の予想では、本命に「ジョッキーのムーアがわざわざ来てくれた。1番うまいし、信頼している」と、タスティエーラ。対抗馬にタイトルホルダーを選択。「有馬記念なので好きな馬を買いたいなと思っています」と、大一番のレースを心待ちにした。

ページトップ

ロッテ・吉井監督、中山競馬場で来季の開幕投手をサプライズ発表「現時点では小島。競馬新聞風にいうと◎」も「○は種市、▲は朗希です」[デイリー]

ロッテの吉井理人監督(58)が23日、中山競馬場で「有馬記念前夜祭スペシャルトークショー」に出演し、パドックでまさかの来季の開幕投手を“発表”。小島和哉投手を1番手に指名した。

トークショーの最後に、司会者がファンに質問を募ると、「ロッテの開幕投手〜〜!」とファン。指揮官は「変わるかも知れないけど…」と前置きした上で「現時点では小島と思っています」とし、パドックでトークショーを見ていた観客は驚きに包まれた。

小島は今季も開幕投手を務め、25試合に登板し10勝6敗、防御率3.47。吉井監督は「今シーズン1番頑張ったのは小島だったので。そういう意味で現時点では、競馬新聞風にいうと◎。対抗馬は種市。▲は朗希です」と説明した。

ページトップ

「上手くても選べない」選手とは、プロへの登竜門…NPBジュニアになるための“大前提”[Full-Count]

◇2010年以来のV目指すマリーンズJr.…小林宏之監督が語る選考ポイント

「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CAP 2023」が、26日から神宮球場と横浜スタジアムを舞台に行われる。プロへの“登竜門”と呼ばれるジュニアチームは、6月から選考が数回行われ、勝ち抜いた16選手が集まる。千葉ロッテマリーンズジュニアを率いる小林宏之監督は、選手を選ぶ際のポイントを2つ挙げた。

ソフトバンク・近藤健介外野手、ヤクルト・木澤尚文投手、ロッテ・池田来翔内野手らを輩出したマリーンズジュニアには、今年度は750人の応募があり、最終的に16人の精鋭が選ばれた。2次選考まではキャッチボール、打撃練習などで基礎的なスキルを見定め、最終選考では実戦形式で能力を見極める。

ロッテ、阪神などでプレーした小林監督は、「何よりも基本が大事」と語る。「バッティングは個性もありますし、最近は色んな打ち方がありますが、投げるのと捕るのは基本がベースにありますから」。選考会では、まずキャッチボールとボール回しを重点的に見るという。

もう1つの重要なポイントとして挙げるのは、“思いやり”だ。ボール回しにしても、捕球する選手が捕りやすいところに投げることで、相手のスムーズな送球にも繋がる。「捕りやすい所に投げるのも重要な能力だと思います」。ただ肩が強く、長い距離を投げられるだけでは駄目なのだ。

◇「上手くても選べない」と語るもう1つのポイント

プロ野球の舞台と同じく、NPBジュニアのセレクションも少ないチャンスで結果を残し、生き残らなければならない。実力のある選手でも、落とすこともあるという。「やっぱり、目立たないと、選考している側としては取ろうとは思わない。そういう気持ちが選考会で出ている選手を選びます」。

“目立つ”という面で、評価しているのが「声」だ。「上手くても、その中で声が出ていないとなると選べないかなと」。マリーンズジュニアでは、第一に大きな声、積極的に声を出すことをチームの選手に求めている。

キャプテンに選ばれた田辺一心選手(夏見台アタックス)も、セレクションで声をアピールした選手の1人。「めちゃくちゃ声を出すし、人に厳しく言える子。チームを盛り上げてくれる。そういう姿が見えるから選びました」。田辺くんは試合中もポジションの外野から、投手やベンチに向かって声を張り上げ、チームを盛り上げる存在だ。

大会に向けて田辺くんは「家でもお父さんと鳥かごでずっとバッティングしてきました。アピールポイントは声です。みんなで声を出して優勝したい」と意気込む。

元々所属するチームではレギュラーとして活躍する選手ばかりだが、NPBジュニアでは控えとなる選手もいる。小林監督は「レギュラーは9人なので、どうしても試合に出られない選手はいる。そういう時に声を出して味方を応援してくれる選手じゃないと、チームとしては成り立たない。声が出せるということは、人の応援もできる。そういう意味でも重要視しています」。

能力に関わらず、誰にでも意識できる“大前提”の部分を、選手達には求めている。

ページトップ

ロッテ・佐藤都志也「納得いくシーズンではなかった」…シーズン最終戦は攻守で勝利に貢献「良い選択ができたのはあの試合」[BASEBALL KING]

「納得いくシーズンではなかったなと思いますね。結果2位だったんですけど、すごい連敗も続いたり夏場以降失速したところがあったので、そこをどう埋めていくのか、体力のなさだったりとか怪我とかもあったりしたので、フルで戦える体力が必要だと痛感した1年でしたね」。

ロッテ・佐藤都志也は今年1年をこのように振り返った。昨季盗塁阻止率リーグトップの.361を記録した佐藤は、今季に向けて「シンプルに基礎的なところをしっかりやるくらいですかね。キャッチング、スローイングを絶対に自分のものにして、ピッチャーのコミュニケーションでやりたい。自分のことで“ああしなきゃ”、“こうしなきゃ”としたくないので、基礎的なところは十分にできるくらいに本当ですね」と語っていた。

そして、正捕手になるために「打つことだと思います。シンプルに打つこと。打つことが試合に出られる条件だと僕は思っています」と、意気込み4年目のシーズンを迎えた。

開幕してからまず光ったのは守備だった。3月31日のソフトバンクとの開幕戦、0−4の8回1死一塁で中村晃の打席中、1ボール2ストライクから坂本光士郎が投じた5球目のストレート、盗塁を試みた周東佑京を二塁で刺すと、4月4日の日本ハム戦で、五十幡の盗塁を刺した後にはガッツポーズを見せた。その理由について佐藤は「特にはないですが、バッテリーとしてピッチャーを助けられたというところじゃないですかね」と振り返った。

4月25日の西武戦では1−5の8回からマスクを被り、無死一塁で唐川侑己が愛斗に投じた初球、二塁盗塁を試みた一塁走者の金子侑司を刺すと、さらに同イニングの2死二塁で外崎修汰の初球に三塁盗塁を狙った二塁走者・愛斗を刺し、1イニングで2つの盗塁を刺して唐川を“肩”で助けた。

「下半身を軸にして動けているところが、強い球を投げられている理由かなと思います。盗塁阻止というところでも実際に走ってこない、抑止になればいいと思いますし、そういったところが僕のストロングポイントでもある。その辺を含めてやれればいいかなと思います」。4月25日終了時点で盗塁阻止率は驚異の.833を記録した。

打撃は開幕直後の取材で「バッティングが自分の中でハマっている感じがない」と話していたが、4月21日のソフトバンク戦で11打席ぶりに安打を放つと、23日にのソフトバンク戦では今季初本塁打を含む2安打3打点、26日の西武戦では猛打賞と、3・4月は打率.275、1本塁打、7打点だった。

5月に入ってから盗塁阻止率が.857、.875と上昇していく中で、バットの方はパタリと辺りが止まる。5月21日の楽天戦、5月27日のソフトバンク戦と2試合連続で本塁打を放ったが、5月の月間打率は.114と低迷した。

6月3日の阪神戦で猛打賞、さらには5打席で30球投げさせた。8日のヤクルト戦、17日のDeNA戦でマルチ安打をマークしたが、5月に続きなかなか“H”のランプを灯すことができず、前半戦は打率.192と“打てる捕手”を目指している中で、寂しい打率だった。

佐藤は「前半は全然ダメだったので、特に後半はこの位置にいるので、優勝狙える位置というところにはいると思うので、半分ないですけど、1試合1試合自分にやれることをやっていければいいかなと思っています」と振り返った。

それでも、盗塁阻止率はリーグトップの.579。「それは共同作業なので意識しているところではないですけど、ピッチャーと話し合って配球、リードは共同作業としてやっているので。前半に比べて後半点取られることが多くなってきますし、特徴とか偏り方とかも色々あると思う。前半の振り返りを含めて後半は負けられない戦いが続いてくると思うので、そこはバッテリーでやっていきたいと思っています」。

◇後半戦

前半戦、白木や茶色のバットで打つことが多かったが、オールスター明けの7月23日のソフトバンク戦からオレンジ色のバットで打席に立つようになり、7月23日のソフトバンク戦では、「バットのおかげかどうかは分からないですけど、大学時代のイメージのようなバッティングができていたので、そこはすごい良かったなと思います」と、0−1の2回2死一、二塁の第1打席、先発・板東湧梧が1ボール1ストライクから投じた3球目の138キロフォークをライトライン際に鋭いライナーの一時逆転となる2点適時二塁打を放った。

オレンジバットの効果なのか、7月30日のソフトバンク戦では適時打を含む2安打、8月3日の日本ハム戦でも第4号ソロを含む2安打。8月12日の西武戦では8回の守備から途中出場し、1−2の9回1死二、三塁の場面で回ってきたこの日最初の打席で、守護神・増田達至が3ボール2ストライクから投じた150キロのストレートをセンター前に弾き返す貴重な同点適時打を放った。

3打数0安打に終わったが8月8日のオリックス戦では、第1打席がライナー性の左飛、第2打席も山本由伸のストレートを捉えるもライト正面の右飛、7回の第3打席も一、二塁間に速い打球を打つもセカンド・太田椋の好守備に阻まれたが、いずれも捉えた当たりだった。「いいピッチャーなのでどんどん振っていかなきゃなと、球数というよりも一発で仕留めなきゃいけないなという感じだったので、結果的にヒットになっていないですけど、嫌な打席、山本由伸くんに対して嫌な打席ができたらバッテリーも嫌だろうし、自分もキャッチャーなので、いいあたりされているからちょっと嫌だなというのもあると思うので、そこは一発で捉えるイメージはあの時はありました」。

またオールスター明けは左中間、右中間、ライナー性の強い当たりが増えてきた。「それが僕の持ち味というか、後半始まってから長打というかホームランを打たなくていいやくらいの気持ちで打席に入っているので、何とか追い込まれてから1本、追い込まれる前に1本打てない時にどうやって粘っていくかとか、なるべく球数を投げさせたいなとか、自分なりの工夫というか、後半はそういうイメージで入っています」。

8月は月間打率.333、1本塁打、3打点と状態を上げてきた。状態が上がった理由に「練習方法ですかね。今まであまり意識していなかったところを強く意識するようになったことが、バッティング、試合に対して入って行けるところもあると思うので、練習の意識が変わってきたのかなと思います」と説明した。

9月に入って再び当たりが止まった時期があったが、24日のソフトバンク戦では、5−7の7回無死走者なしの第4打席、藤井皓哉に対して2球で追い込まれるも4球連続で見逃し四球を選べば、10月6日のオリックス戦では7回に2点適時二塁打を放つなど3安打した。9・10月の打率は.182だった。

8月の状態が良くて、9月に調子を落とした原因について佐藤は「僕の性格の問題と思います」とキッパリ。

「良いのに変えようとしてしまう。いいあたりで正面アウトになったりして何かを変えなきゃいけないなと。それはいいと思うんですけど、なるべくそこは我慢してもっともっと我慢しなきゃいけないところで、打てていないから変えちゃうところがある。タイミングの取り方、構えとか、変えちゃったりするので、いい時の状態をキープじゃないですけど、それぐらい我慢強さ。オフシーズンやってきたことをそこで手放すのはどうなのかなと思うので、そこを我慢してやっていけたらいいかなと思います」。

◇大事な一戦で攻守に貢献

負けるとクライマックス・シリーズ進出が消滅する絶対に負けられない4位・楽天との10月10日のシーズン最終戦に『8番・捕手』で先発出場。

佐藤は打っては8回に2点適時二塁打、守っても先発・小島和哉を7回無失点に抑える好リードを見せるなど、攻守にわたって活躍し勝利に貢献。最終戦に勝利し、本拠地・ZOZOマリンスタジアム開催となる2位でCS進出を決めた。

「ああいう試合というのも正直言って初めてという感じがあった。CSとかもそうですけど、その中で勝たなければいけない、どうしなければいけない、やらなければいけないこと、ミスしてはいけない、色んな試合の中で出来事があったと思うんですけど、その中で1番良い選択ができたのはあの試合(10月10日の楽天戦)は良かったんじゃないかなと思います」。

投手との会話、コミュニケーションのレベルが一段上がったというのはあるのだろうか−。

「小島さんと後半組むことが多くなってからは幅が広がったり、“僕これでいいと思います”ということに対して小島さんも自信を持って、そういう風に行こうかという会話。今までとは違う会話になったりというのがすごく感じたんですね」。

捕手としての自覚も出てきた。

「去年試合いっぱい出させてもらって、今年というところでは田村さんと2人で基本的に被っていくことが多かったんですけど、田村さんから試合に出ていない時に話を聞いたり、僕が出ていて、田村さんが教えてくれたりとかしたので、そういう自分がもっと先輩に頼るんじゃなくて、今度は僕が感じたことをピッチャー、後輩に伝えなきゃいけない立場だと思っている。僕が教わるレベルも教えていくような立場になってくると思うので、もっともっと勉強していかないといけないなと思います」。

その一方で、後半戦は盗塁がなかなか刺せなくなり8月6日の楽天戦後には盗塁阻止率.400となり2位に後退し、最終的にはリーグ4位の盗塁阻止率.319でフィニッシュした。後半盗塁が刺せなかったことについて訊くと、佐藤は「前半戦の感覚がちょっと落ちた。怪我で出来なくなってしまったりとか、感覚がずれて戻すのがあったりしました」と話した。

◇秋季練習

シーズン終了後に行われた秋季練習では、室内練習場で行われた打撃練習が終わったあと、アナリストと30分近く身振り手振り会話する日もあった。

佐藤は「アナリストさんとの話の中で、僕のイメージと他の選手のイメージ、打撃のフォーム、スイング軌道を色々話しさせてもらいました」と説明。

「強い打球を打てているけど、ライナーでアウトだったり、強いゴロでも正面に飛ぶとか、ここ2、3年、そういうシーズンが続いていた。角度を上げるというところ。ゴロだったらアウトですけど、セカンドの頭を越えていけば長打になるじゃないですか。そこを本当に数ミリですけど変えていければ、もっと率も上がってくるんじゃないかなと。今シーズン、去年とやってきた中で、自分の中で踏ん切りがつけられたりしていなかったところがあったので、映像のチェックとスイング軌道のチェックをしてというところですかね」。

佐藤はプロ入りから“打てる捕手”として期待されている。佐藤自身が考える“打てる捕手”としての数字の目安について「打てることに越したことはないですけど、2割5分以上は打ちたいなと」と、打率2割5分以上を挙げた。

また、打者・佐藤都志也はどういった打者を目指しているのだろうか−。

「目指すは勝負強いところ。打点、あとは長打、なんですけどホームランは延長でいいかなというくらいで、二塁打、ライナー性の打球で右中間、左中間というイメージではあります」。

来季は「優勝しか見えていないですし、打てないで負けた試合とかもあったので、キャッチャーは全体的に1割台、2割台前半しかいないので、何とかキャッチャーでピッチャーを助けられるように打っていかないと。繋ぐ、打てればもっと楽な展開になると思う。僕らがお荷物になっているような状態だったので、何とかお荷物にならないようにやっていきたいです」と打つことでの貢献を誓った。

ページトップ