コーイチ

'88年ドラフト3位でロッテに入団。期待されたが'98年は規定打席に達した7シーズンでは最も低い打率で終わった。天才肌のバッティングには早くから定評があり、'95年、'96年には2年連続3割をマークしている。さらなる飛躍が期待された今年、6月は月間打率3割7分5厘とレギュラーの中では最高の打率を残したが、夏場一時首位に立ってから、好調を維持できなかった。内野、外野と器用にこなすが、内野定着で、打撃の職人の復活を期待したい。

98年はもっぱら外野を守っていたが、99年はまた本来の二塁に戻って定着している。一時は打率が2割2分台にまでダウンしたが、辛抱強く打った甲斐があって打率は上昇。96、97年の連続3割台への復帰が期待される。

98年は六番と八番で本塁打を放ち、全打順本塁打を達成した。プロ野球史上、古屋英夫、松永浩美、田中幸雄（いずれもパ･リーグ）に次いで4人目の記録である。